老人のパソコン日記

高齢者のパソコンの楽しみ方について、日々の記録を書いてみます。

コマンド(8)

2008-09-08 | パソコン関係
前回紹介した dir コマンドのように、ファイル操作を行うためのコマンドは沢山あります。「copy」はファイルを複製するとき、「del」は削除するときに使うコマンドです。 「help」というコマンドを使うと、コマンドの一覧表リストが表示されます。下記の画面はその一部ですが、A~C までだけでも、こんなに沢山です。


また、「help」の後に半角を一字空けてコマンド名を入力すると、そのコマンドの操作方法について解説が表示されます。例えば、ファイル名を変える「ren」を入れてみます。



「ファイルの名前を変更します」という表示ですが、その下に、使い方の説明があります。「rename」というコマンドも同じですが、コマンドの後に1字空けて、元のファイルの「ドライブ名」「パス」「ファイル名」を入力、1字空けて変更予定ファイル名、のように入力するということです。


コマンド(7)

2008-09-07 | パソコン関係
1つ下のフォルダに移動させるには「cd」コマンドの後にフォルダ名を入力しますが、逆に1つ上のフォルダに移すときは、「cd」と空白に続けてピリオドを2つ入力して「Enter」を押します。

このようにして、操作対象のフォルダに移動させますが、離れたフォルダの場合は、そのフォルダの「パス」を入力します。しかし、パスの入力は手数がかかるので、「cd」と空白の後に、移動先のフォルダをドラッグしても可能です。

また dir コマンドの後に「/b」を付けると、ファイル名だけが表示されます。このように「/」に続けて特定の文字を入れて追加する機能を「オプション」と云います。 ここでは、「ソフト」というフォルダの dir に /b のオプションを付けて表示すると、下のように表示されます。




コマンド(6)

2008-09-06 | パソコン関係
今回は、コマンドプロンプトに、実際に命令をしてみましょう。最も簡単なコマンドとして、ファイル一覧を表示する「dir」という文字を入れます。 「>」の後に dir を入力して「Enter」を押します。

画面が変って、操作対象のフォルダ内にあるファイルやフォルダの名前や更新日時が一覧で表示されます。

最後の方に、5個のファイルと6個のディレクトリというような纏めが出て、その合計サイズが表示されます。ディレクトリというのは、フォルダのことです。

次に、操作対象のフォルダを切り替えるには、「cd」というコマンドを使います。「cd My Documents」と入力して「Enter」を押すと、対象が「My Documents」に変ります。
ここでまた「dir」を入れれば、マイドキュメントの中身が一覧表示されます。 最後にこの黒い画面を閉じるには、右上の×をクリックします。




コマンド(5)

2008-09-05 | パソコン関係
いよいよ、これからが本格的なコマンドの学習です。コマンドを使ってパソコンを操作するには「コマンドプロンプト」(略してプロンプト)という機能を使います。即ち、命令をキーボードから入力してパソコンに伝える仲介のようなものがプロンプト(prompt)です。次の方法で起動します。

「スタート」から「すべてのプログラム」を開き、「アクセサリ」の中の「コマンドプロンプト」をクリックします。

黒地に白文字の画面が現れますが、これが入力画面です。これからは、この画面でいろいろ文字を記入し、操作します。 前回までに使った「ファイル名を指定して実行」画面に「cmd」と入力する方法でも、同じ画面になります。

上の画面で、1行目と2行目にはウィンドウズのバージョンなどが表示されています。 一行空いた3行目の右端にある「>」の右から、コマンドを入力します。なお、この>符号をプロンプトと云います。 このプロンプトの左側には、「C:\Documents and Settings\ ~」というような文字列が表示されています。

この文字列が「パス」という形式で、現在コマンドプロンプトが操作の対象としているフォルダの道筋を示しています。ドライブ名の次に「:¥」があり、以下辿っていくフォルダ名を「¥」で区切って表示します。フォルダの「アドレスバー」に表示される文字列と同じです。(¥が逆スラッシュで出る場合がありますが、同じです)


コマンド(4)

2008-09-04 | パソコン関係
「ファイル名を指定して実行」にコマンドを入力して、ソフトを素早く起動させることが出来ますが、それだけではありません。同じ方法でコマンドは、一部のフォルダを開くことにも使えます。
たとえば「送る」メニューの設定や変更に使う「SendTo」フォルダも、「sendto」というコマンドの入力により、一発で開くことが出来ます。このフォルダには、よく使うソフトのショートカットをドラッグして入れておくと便利です。ファイルを右クリックして「送る」から、そのソフトで開くことが出来ます。

もう一つ、一例として「デスクトップ」と入力すると、「C:\Documents and Settingsmarks\デスクトップ」のデスクトップフォルダが開きます。フォルダ以外にプログラムが起動する場合もありますので、使うことのあるコマンドを、以下に纏めます。



コマンド(3)

2008-09-03 | パソコン関係
コマンドの一番簡単な機能は、ソフトをコマンドで呼び出す方法です。これにも msconfig のときと同じ「ファイル名を指定して実行」を使います。ソフトの起動にコマンドを使うメリットは、一つにはキーボードから手を離さずに実行できること。もう一つは、何処にソフトがあるか知らなくても起動できることです。

「ファイル名を指定して実行」を呼び出すには「スタート」から入ってもよいのですが、「ウインドウズ」キーを押しながら「R」キーを押しても出来ます。続けてコマンドを入力するので、この方が効率的でしょう


表示された画面に、ソフトのコマンドを入力します。例えば「mspaint」と入力して「Enter」を押すと、「ペイント」が起動します。ほかにも、次のソフトがコマンドから起動可能です。




コマンド(2)

2008-09-02 | パソコン関係
まず最初に、私が日常使っているコマンドとして msconfig の使い方を出しておきます。「スタート」から「ファイル名を指定して実行」をクリックし、新しく表示されるウィンドウの入力欄に「msconfig」を入力します。

「システム構成ユーティリティ」という画面になりますが、ここでは「スタートアップ」タブを開きます。そこで出てくる一覧が常駐ソフトですから、その中から不要なソフトを選んでチェックを外すと、常駐を解除できます。


ただし、この一覧の中には常駐を外すと支障のあるものがありますから、注意を要します。一般的には、あまり推奨するものではありません。コマンドの使い方の一つとして、私が実際に使っている一例を披露したものです。



コマンド(1)

2008-09-01 | パソコン関係
夏休みも終わり、そろそろ又パソコンの勉強を始めたいと思います。でも、差しあたり取り上げるテーマがありません。 そこで、予てより知りたかった「コマンド」について、一度学習してみようかと思います。私のブログの読者には、こんなテーマは多分不要だし、関心も無いでしょう。 全く私の個人的な興味ですから、この連載は、どうぞ見逃してください。

コマンド(command)というのは、「キーボードなどで特定の文字列を入力して、コンピュータに与える『命令』のこと」と定義されています。現在のパソコンは、アイコンをクリックすることでパソコンに命令をしていますが、キーボードからショートカットで代行することも出来ます。 これらの基本は『命令』だし、これをコマンドで行っていた時代もあります。

Windows の前の「MS-DOS」の時代には、マウスが使えなかったので、ファイルの作成、コピー、移動、名前の変更、パソコンの終了などすべての操作を、コマンドで実行していました。現在の Windows も、一応 MS-DOS の後継OSとして、コマンドが残っている、ということに興味を持ちました。そして、現在のコマンドの使い方には、意外に便利なこともあるので、少しづつこれを連載していきます。