lizardbrain

だらだらぼちぼち

黄金のリクエスト・ドンドン

2010年11月07日 12時06分08秒 | 無駄話


そう、これが、あの、
言わずと知れた、ドンドンバッグ(Don Don Bag)である。
早とちりしないでもらいたいが、あくまでもドンドンバッグ(Don Don Bag)であって、決して、ロンドン・バッグ(London Bag)ではない。

はるか過去を振り返ってみると、

中学生の頃、WBS和歌山放送の強力番組『リクエストドンドン』の第2回放送のプレゼント抽選に勝ち上がって、見事ゲットしたドンドンバッグである。
リクエストドンドンは週末の放送で、番組に寄せられた葉書の中から、毎週2名に厳選なる抽選のうえプレゼントされた賞品である。
ドンドンバッグのプレゼントは第2回目の放送から始まったので、ドンドンバッグプレゼント企画の、ワタクシが栄えある初代当選者のうちの1人となったわけである。

部分的に何やら黒ずんだ箇所があるのは、焼き討ちにあったためで、我がドンドン・バッグは直接焼かれる事は無かったものの、火災時に家の中に充満していたであろう煤煙でこのように一部が黒ずんでしまったのだ。
一応、洗濯してみたものの、黒ずみは消えなかった。

このバッグを手にして以来、遠足の時には、他の生徒達がリュックサック(当時はデイバッグなどというしゃれた呼び名ではなかった)をかついで来るのに対抗して、弁当や菓子類を、この赤いドンドンバッグに詰めて担いでいったものであった。
弁当と菓子類だけを収納するには、このバッグは大き過ぎて、現地ではかなり邪魔な存在であったが、他人と同じ事をするのがイヤだったワタクシには、絶好の自己主張の場を与えてくれたドンドンバッグであった。
社会人になっても、しばらくは、泊り込みの外出時には、このドンドンバッグを大いに活用したものであった。

しかし、大いに活用しすぎたらしく、バッグの裏側で紐を留める金具が破損して以来、修理を怠って使わなくなってしまった。

このドンドン・バッグは、ご覧のように、ごわごわした赤いデニム生地のずん胴のバッグで、底面だけがビニール系統の素材を使っている。
周囲ぐるっと裏地の無いデニム生地なので、雨にはめっぽう弱い。
だから、普段使いではなくて旅行の時には、中に入れる物はビニール袋に入れてからドンドン・バッグに入れたほうが良い。
内部には、ポケットは全く無いので、普段使いの時にはとても使いにくい。
バッグのサイズは計ったことは無いが、上の写真は100ccのスクーターのハンドルにぶら下げて撮ったものなので、スクーターのサイズを想像していただければ、ドンドン・バッグのサイズも想像できると思う。

デイバッグであったりショルダーバッグであったり、バッグの形状は別として、最近のワタクシのバッグに対するこだわりというのは、

こだわりその
 外出中に悲しい雨に打たれても大丈夫なように、適度な防水性がある事。
こだわりその
 最近ケータイとかデジカメとかiPodとか、サイズは小さいが重要な携行品が増えてきたので、それらをいつでも取り出しやすいように、バッグの内部に小さめのポケットがいくつかある事。
こだわりその
 肩紐部分の、ワタクシのか弱い肩に接触するあたりには、ぜひともクッション性のある素材が使われている事。

となっている。

つまり、このドンドンバッグは、現在の保安基準を全く満たしていない

しかし、押入れに放り込んでいたままとはいえ、40年近く処分できずに保管していたドンドンバッグである。
コーナンあたりへ行けば、留め金具の交換部品が手に入るのではないか、と考え出した今日この頃である。

何を思ったかつい先日、このドンドンバッグの写真を、リクエストドンドンのパーソナリティーだった小林睦郎さんに送ってみたら、ワタクシのつたない便りを読んでいただけるだけでも幸いだというのに、あろうことか丁重なる手書きの返信を賜った。

睦郎さんには、感謝の思いでいっぱいである。

ところで、このドンドンバッグは、毎週2名ずつの当選者にプレゼントされたものであるからして、ワタクシの他にもドンドンバッグの保有者がいるはずである。
どなたか、ドンドンバッグに見覚えのある方がいたらば、ご連絡をお待ちしている次第である