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だらだらぼちぼち

茶木みやこ & 桑名正博 / あらふねライヴ(2)

2006年11月23日 20時57分56秒 | 音楽



終演後、帰路を急ぐあまりにオープニングアクトで演奏した代田幸子のCDを買いそびれてしまった事を、やや反省中

その後、この日のメインの二人、茶木みやこと桑名正博が登場。

茶木みやこはは、女性フォークデュオ、ピンクピクルスの元メンバー。
結婚して子育て・主婦業に専念していたようだが、最近音楽活動を再開した模様。
ピンクピクルスと言えば、何よりもワタクシにとって衝撃的だったのが、『一人の道』と言う曲だった。
東京オリンピックのマラソンで銅メダルを取った悲劇のランナー、故・円谷幸吉を唄った曲で、始めて聴いたのは、ワタクシが中学生の時。
ラジオから流れてきたこの曲は、東京オリンピックのマラソン中継の音声から始まっていた。
最後の国立競技場のトラック勝負、42.195キロのマラソン競技もいよいよクライマックス、2位で国立競技場に入ってきた円谷幸吉のすぐ後ろに、3位のランナーが迫っているという緊迫した場面のNHKアナウンサーの実況中継に続いて歌が始まるという構成(これはシングル盤だけの演出だったのかもしれないが)も子供心に意外だったが、その後、円谷幸吉が自らの命を絶っていたという事も知っていただけに、さらに強烈な印象を与えてくれた曲だった。

円谷幸吉メモリアルホールのオープニングセレモニーでは、茶木みやこが一人の道を唄ったのだそうだ。

休憩をはさんで、桑名正博の登場。
ガットギターとスティール弦ギターを使い分けながらの弾き語り。
ファニーカンパニーの時は、カッコ良かったし、ギターも唄も上手かったなぁ。
今でも唄は上手いけど、ヴォーカルの節回しに独特のイントネーションと言うかクセがあって、そのあたりはあまり変わっていないかも。

しかし、ふた昔ほど前、芸能レポーターに追い掛け回されてはキレまくっていたというイメージが未だにワタクシの頭から抜けない。
まずい事に、桑名正博の演奏中にちょっとしたPAトラブルが発生して、桑名正博がいつキレまくるのかとハラハラしたのだが、終始、温和な笑顔を浮かべながら落ち着いていたので安心、安心。
茶木みやこと桑名正博とのパッケージングでのライヴ活動の機会も多いようで、第2部の終盤には、再び茶木みやこも登場してのデュオ演奏となった。
この日は、桑名正博の次男が同行していて、途中でこの次男が1曲唄った。
さらにアンコールのセクシャル・バイオレット・ナンバー・ワンの途中からも、再度、桑名次男がワイヤレスマイクを手に、唄いながら客席を回っていくと言う、なんというか高嶋ファミリー勢ぞろいディナーショーを連想させるような演出もあり、ちょっと親バカぶりが目に付いたが、まあ、アコギ弾き語りの月の明かりを聴けただけでも大満足だった

ところで、この夜、茶木みやこのライヴ中のトークから、ワタクシにとってはちょっと意外な真実が語られていたので、その件は次回に