lizardbrain

だらだらぼちぼち

オープニング・アクトにブッ飛ばされた夜 / あらふねライヴ(1)

2006年11月19日 22時44分51秒 | 音楽



いやぁ~、参った、参った。

なんといっても、オープニングアクトで3曲だけ唄った代田幸子(だいたさちこ)。
失礼ながらワタクシにとっては名前すら聞いた事もなかったシンガーで、この苗字をいったいどう読むのかさえも知らなかった。
オープニングアクトというから、てっきり地元のアマチュアが出てくるんだろうと思い込んでいたのだ。
代田と書いてだいた、、、、、、そう、そう、だいたひかるとかいうピン芸人がいたなあ。
あの人の本名も代田だった。

しかし、最近、TVのお笑いシーンではピン芸人とやらが売れているそうだが、ヤツらの一体どこが面白いのかがワタクシにはサッパリわからない。
ヒロシは認めよう、ともかく。
ヒロシはともかくとして、あの一世を風靡した感のあったギター侍のどこが面白かったんだ?
当時は、渡辺美里までもが、ライヴ中のMCで、「ギター侍に斬られてみたい」などとのたまっていたというのに、何処へ行っちゃったんだろうか?
今は?
ギター侍ったって、ギター下手クソだったし、、、、、、、
あんなの一人くらい消えてしまったって、大勢には影響が無い。
あっ、ギター侍よ、すまん。まだ生き残っているんなら、笑って許してくれ。
その上、陣内ってのもサッパリわからん。
なんで、ヤツが藤原紀香となのだ
もっとも、ワタクシは藤原紀香になんぞ興味はないがね、、、、、、、、
ともかく、ヒロシは、別だ、ヒロシは。例えどんな風に姿形を変えてでも、なんとしてでも第一線で生き残って欲しいものだ。

かように、ピン芸人の芸風にはなじめないワタクシだが、代田幸子この人の唄には、ホントに参った、、、、、、
危うい所で、オープニングアクトの3曲目で、ボロボロに泣かされてしまう寸前だった
1曲目にYou've Got A Friendを唄っている間は、「この日本語の歌詞は、この人が書いたんやろうか?」「やはり、女の子は、JTじゃなくてキャロル・キングの You've Got A Friend から入るんやろうねぇ。」「そうか、そうか、キャロル・キングの方がオリジナルだったんや。」などと、聴いているワタクシにもまだ心の余裕があった。
2曲目は、間奏でピアノを弾きながらカズーを吹いていたちょっと軽快な唄。
そして、問題の3曲目がおばあちゃんの唄。「近くの老人福祉施設で暮らしている、私のお婆ちゃんの事を唄った唄です。」と、前置きがあって唄いだしたこの唄の内容はというと、

ウチ(関西の女性が自分の事を指す時の一人称)の髪の毛が、どうして(流行の)茶色や赤い色にならないのかという訳を、少しだけお話します。
ウチのお婆ちゃんは、ウチの名前もわかりません。
だから、髪の毛の色が変えてしまってウチが変わってしまったら、お婆ちゃんには、余計にウチの事がわからなくなります。
ウチが会いに行っても、この子どこの子やろ?っていう顔でウチを見ています。
でも、時々、ウチを見て笑ってくれます。
ずっとずっと長生きして下さい。
ずっとずっとそばにいて下さい。
ずっとずっとここにいます。
ずっとずっとそばにいて下さい。

著作権問題に気をまわしたわけではないが、しょせん、ワタクシの記憶力などこんな物だ、今となっては正確な歌詞を再現できない。
もっと本格的な大阪弁の歌詞だったが、だいたいこういった意味の唄だった。
もちろん、静かなバラードだ。
2コーラス目は、ウチがどうしてあまりお化粧をしないのか、少しだけお話します。
という表現で始まり、やはりお化粧をしてウチが変わってしまったら、お婆ちゃんには、余計にウチの事がわからなくなります。
というふうにつながっていく。
なんという事だ、1コーラス目のサビの部分あたりで、グッときてしまった。
ワタクシの周囲の客席でも、誰かが泣いている気配がしていた。
その気配につられまいと、我慢した。
2コーラス目のサビをリフレインする頃には、ワタクシは、一生懸命に天井を見上げて、ひたすら泣かないようにうんとうんと我慢しなければならなかった。
2コーラスとサビのリフレインから成る曲だったが、もしもこの曲に3コーラス目があったとしたら、もしもあと1分20秒くらい長く唄われていたとしたら、完璧にボロボロにされていた事だろう。
前置きのトークで、
「お婆ちゃんと離れて暮らすようになってからの方が、家族なんだなぁというつながりを感じるようになった。」
と言っていた理由がわかるなぁ、、、、、、、
この人の場合は、孫とお婆ちゃんの関係だが、ワタクシの経験からも。
ピン芸人とオープニングアクトに文字数を費やしてしまったので、茶木みやこと桑名正博、メインのお二人については、次回に