lizardbrain

だらだらぼちぼち

綾戸智絵 ツアー2006 京都会館第一ホール

2006年10月27日 22時06分18秒 | 音楽



10月21日(土) 京都会館第一ホール

ワタクシが、初めてアヤド姉さんのライヴを観戦したのが、2000年11月。
以来、この京都会館第一ホールへも4~5回は来ているはずだ。
例年ならば4月下旬の京都会館でのライヴを聴いて、そのついでに美術館や博物館へ回るというパターンが恒例となっているのだが、今年は、新年早々に思いがけない地元でのライヴがあったため、4月の京都会館公演をパスしていたのだ。

10月のこの季節に京都へやってきたのは初めてで、この日が時代祭の前日などという事は夢にも思っていなかった。
京都会館の近くの平安神宮へと続く道沿いでは、時代祭の準備万端いつでも来いという空気で充満していた。
勝手知ったる京都会館第一ホール、、、、、、、、のつもりでホールのロビーに入り、ベンチに腰掛けてノンビリしていたら、ホールの入り口とは反対側の裏側のドア越しに、SHOGO HAMADAという文字がワタクシの目に飛び込んできた。
白地にペイントされた浜田省吾のツアートラックが3台、京都会館裏側の道路沿いに停められていたのだ。

          

まだ、浜田省吾の現物にはお目にかかった事が無いので、トラックだけでも近寄って見ておきたくなった。
だが、この裏側のドアは出入りできないようにロックされていたため、外に出るには、先ほど入ってきた入り口から出るしかない。
「外に出たいのだが」と、チケットもぎりのスタッフに声をかけると、外出証というカードを持たされた。
まるで、入院患者のような気分になりながら、外に出て、コソコソとホール横の狭いスペースを通って裏側の道路に向かった。
浜田省吾のツアートラックがこの場所に駐車していたということは、この翌日あたりにハマショーが京都会館でライヴをやったのだ、と、ワタクシはにらんでいる。
よくよく考えてみると、京都会館(第一ホール、第2ホールを含めて)ではアヤド姉さんのライヴしか聴いた事が無いので、他のシンガーも聴いてみたいのだが、浜田省吾もまた、1曲目からオールスタンディングになるのだろうなぁ?と考えただけで腰が引けてきた。

          

浜田省吾のツアートラックをカメラに収めた後、ホール側を振り向くと、通りを隔てたそこにはアヤド姉さんのツアートラックが横付けされていた。
このツアートラックの存在については、かねがねウワサに聞いていたし、画像でも確認した事があるのだが、派手な装飾こそされていないものの、ピアノを弾いているアヤド姉さんのイラストが強烈なインパクトを持って迫ってくる。
さらに、トラック後部のまいど!!の文字が全てを表現している。
もしかすると他の場所にも別のクルマを置いていたのかも知れないが、浜田省吾のツアートラックは3台、アヤド姉さんのツアートラックは1台。
やはり、楽器、照明、PAなどの使用機材の量はロックとジャズとではこれだけ違うのだ。
山崎まさよしのツアートラックは、確か、2台だった。
アヤド姉さんのツアートラックをバックに記念写真を撮っている人たちを横目にして、先ほどの外出証を入り口で手渡し、再度、ホールに入って開演を待つ事にした。

ここで、この先、この京都会館へ初めて行かれる方に心しておいて欲しい事がある。
それは、座席列番号の表示についてだ。
一体どういうわけなのか、このホールの横方向の座席列の番号は一般的な座席列番号とは逆になっているのだ。
ホールによっては、座席列表示が数字であったり、アルファベットであったり、50音順であったり、中にはイロハ順の座席列表示の所まであって驚かされたりするのだが、たいていのホールでは、一番ステージに近い座席列が一番若い数字やアルファベット等の表示がされる。
例えば、「A列10番席」の後ろには、当然、「B列10番席」があり、「か列20番席」の後ろには「き列20番席」がある。
だが、ここ京都会館の座席列表示は、1列の座席が一番後ろ、33列の座席が一番前、と全く逆になっているのだなので、チケットを手に入れて券面に表示されている座席番号を見て、30列だとか31列だとかの、一般的には後ろの方の座席に付けられる大きな列番号だからといってガッカリしないで欲しい。
その逆に、1列だとか2列だとかの、一般的にはステージに近い若い列番号だったとしても、糠喜びしない方が良い。
お疑いの方は、どうかこの座席表で確認していただきたい。

さてさて、ライヴの中身だが、共演者として、今回はワタクシにとっては久々に宮野弘紀のギターを聴くことが出来たのが大収穫だった。
オベーションのガットギターを抱え、この人が全力で弾くピアニシモ、あるいはミニマムボリュームで弾くフォルテシモのフレーズの絶妙さ加減は本当に素晴らしい。
いつの日かきっと、宮野弘紀単独のライヴを鑑賞したいのだが、未だにそのチャンスは訪れていない。
もうひとりの共演者として、いつものアヤドライヴでおなじみのゲルシーではなく、中村真というピアニストが登場した。
この中村真というピアニストは、アヤド姉さんがメジャーデビュー前にライヴハウスで共演していたのだそうだ。
その頃、中村真は大学生(もしくは大学をやめた頃)で、アヤド姉さんは、その頃、単に唄を唄えるオバサンだったそうだ。

京都から帰ったら、ちょっとしたニュースが届いた。
今年の満員御礼に気を良くしたのだろう、来年の春、ワタクシの地元にまたもやアヤド姉さんがやってくるという情報が入ったのだ。

と言う事情で、近頃のワタクシは、地元ライヴでのチケット手配に奔走・暗躍するのに忙しいため、今回は、MCなどのネタバレをさせている暇は無い。



終演後にロビーに張り出される、恒例のセットリスト。
ライヴ中にあれだけシャベクリ倒して、尚、15曲も歌っていたとは、、、、、



終演後、ホール外側から見たロビー内の様子が写ってしまった。
老若男女の善男善女が群がっているのは、CD・DVD売り場。
ニューアルバムは、まだ発売されていない模様。
今回もまた、アヤドバッグやアヤド飴などのツアーグッズは販売されずに、CD・DVD販売に特化していた