植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

小田まゆみさんと出会う

2006年06月24日 21時22分43秒 | 自然療法・手当て法(ビワの葉温灸)
 WPPD二日目、曇り。太陽は出ず御山(富士山)の姿も見ることができない。早朝の山中湖湖畔に出てマリアを奏でる。既に釣りをするボートが出ていたのでうるさくないように小さめの音で弾く。それでもハープの音色は静かにどこまでも湖面に広がっていくようで気持ちよかった。

 その2時間後、嬉しいギフトがあった。アース○サークル主宰のきさらさんが小田まゆみさんに引き合わせてくれた。小田さんは小柄な女性でよくヨガをする方が着ているような白っぽい生成りの服をお召しになっていて、会った瞬間なんかとても透明な感じがした。

 きさらさんがぼくのことを治療師として紹介してくれたので小田さんの隣に座らせてもらってその線で話を始める。すると彼女もマクロビオティックや自然療法をしていてご自分の病気も時間をかけてご自分で治されてしまったという。なんでもハワイに広大なリトリートセンターをお持ちでヒーリングもしているとか。ぼくが里芋パスタをしていると言うと「私はタロイモを育てていて里芋より数倍効く」と仰る。タロイモはハワイのご自宅のパーマカルチャー農園で育てているという。それは効果がさぞ高いことだろう。

 ぼくが身体の治療を通して精神、魂のことに気付いて貰いたいと思っていることや治療師はきっかけに過ぎない、治すのは自分であること、誘導は必要だけどやりすぎは依存させてしまう、その辺がとても微妙で難しいと話すと強く同意をしてくださりぼくは我が意を得たりととても嬉しくなった。

 さらにぼくが前に白神山地のブナ林伐採反対運動や石垣島の白保のさんご礁保全運動、自然観察会活動をしていたことを話すと彼女もむかし反原発運動をしていたとのことで「人を癒すか大地を癒すかでそれは同じこと」と仰っていた。慧眼だと思う。

 小田さんからいろんなことを学びたいと思い、東京へ帰るバスでは隣でずっといろんな話をお聞かせ頂いた。瞑想やヨガのこと、それに関する読むといい本も教えて頂きとても有り難い。

 けっきょくお疲れのところを申し訳なくも新宿までお話させてもらって、さらに渋谷のギャラリーまであつかましくも付いていってしまった。そして本当の彼女の顔であるアーティストとしての小田まゆみの世界を知って驚くのである。

 そこは“女神の世界”であった。温かい雰囲気のする大きな乳と腰をした女神さまの絵がたくさん飾ってあった。ぼくは嬉しくなった。あ、けっして大きな乳をした女性の絵がたくさんあったからではありません、女神様の絵を探していてそれがあったからです。誤解しないでください(笑)。

 前に霊能者の方に見てもらったときにぼくの後には女性の神さまがついているようだと言われたこと(たぶん観音様)、観音様に関わる17という数字に誕生年、誕生日が共に縁があることなどから、治療院に観音様の絵を掛けたいと思っていた。そして小田さんの絵が飾ってあるギャラリーでこの白い多羅仏母(十一面観音)の絵を見つけたのだ。この絵はマウントシャスタが後に描かれていたりWPPDでコエン・エルカさんが語った物語に出てくる“黄金の大鹿”が描かれていたりしていろいろ意味があったのだと思う。(けっきょくこの絵のシルクスクリーンプリントを次の日に買いに再度ギャラリーに行き、素敵なプリントが今、治療院に来ている)

 ギャラリーで小田さんの著書を一冊買い、さらにハワイのジンジャーヒルの素晴らしさをお聞きし、ワークショップのお誘いも受けてしまった。おおくのことを教えてもらったのでささやかな恩返しとしてマリアでSong1を弾いて感謝申し上げた。地下のギャラリーでは残響音でいつものマリアの声とは違うけれども喜んでもらえて良かった。

 WPPDでは多くの学びがあったけれども小田さんと知り合えたことが一番の収穫だったかもしれない。出会いの重さに軽重はないと言われているけれども今の僕はそう思う。動いてよかった。治療院を休んででもWPPDに行ってよかった。人と会ってよかった。“今”を生きてよかった。

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2 コメント

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よかったですね! (元気!MaryAnne)
2006-06-25 04:42:08
小田まゆみさん、いらしたことありますよ。

ここの母屋の2階に飾ってある、緑の女神の絵は、彼女から贈られたものだそうです。Taraと書いてあるので、多羅母の絵かなあ、と思っています。

数年前にワークショップも開かれました。



聡哲さんもよくよくご縁がありますね。
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それそれ、それですよ! (聡哲)
2006-06-25 19:19:33
>Taraと書いてあるので、多羅母の絵かなあ、と思っています

 

 まさにその絵ですね。それは“グリーン多羅”というやつでしょう。小田さんの説明では多羅仏母にもいろいろグレード(階級)があって白多羅が最も界層が高いとか。

 緑の多羅は人間界を救うために蓮華座からわざわざ片足を下に降ろしている→この世に下りて来られているとお聞きしました。



 そうですか、1年半前に母屋の二階でワークショップがあった時には目に入ってこなかったなぁ。今度行くときを楽しみにしています。

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