A Daily Life Diary

日常や思い出を綴ったblog

海の向こうで暮らしてみれば in Hawaii ―録画シリーズ―

2005-10-14 | TV
「海の向こうで暮らしてみれば」と題して1995年10月から1996年5月までTBSの毎週日曜日AM11:00-11:30に放送されていた番組を久しぶりに観てみました。

海の向こうで暮らす女性達にスポットをあて、海外での暮らしぶりをTVで紹介した番組。とても楽しく自分もいつか海外で生活してみたいと憧れを抱いてこの番組を観ていました。

今回紹介する方は96年2月11日に取り上げられた「田中利枝子さん」のハワイでの生活ぶりを紹介したいと思います。

ナレーター磯部弘さんはこう彼女を紹介しています。
“常連客からのアウトコール。ハワイの乾いた風をいっぱいに吸い込みながら彼女は高級住宅街の一角へと車を走らせた。フリーランスのマッサージセラピスト。それが、田中利枝子さんの本業だ。電話一本で客の家へ出向くこともあれば、自分の家に招くこともある。
専用のマッサージ台(少し大きめだが、肩にかけられる折り畳み式)さえあればいつでも、どこでも仕事が出来る。もともと好きで始めたマッサージ。友人に好評だったので学校へ通い資格をとり、今はそれを仕事にしている。

利枝子さんはアウトコールによる仕事だけでなく、総合的なリラクゼーションを目的としているスパとも契約している。多い時は1日7人まる7時間休みなしにマッサージをし続けることもよくあるという。

利枝子さんの住まいは運河を挟んだワイキキの反対側にある。アティラ(愛娘)ちゃんと愛鳥のヒメ。そして利枝子さん。2人と一羽の暮らすこのアパートは、大きなテラスの付いた1LDK。家賃は$1,000。日本円にして約105,000円(96年当時)。部屋に飾られた思い出を綴る写真。その中にニューヨークやパリにいた頃の利枝子さんの写真(水着を着ている)があった。実は彼女はかつて世界の第一線で活躍するファッションモデルだったのだ。そして今、ハワイにいてもモデルの仕事が舞い込んでくる。

昔から星占いやタロットカードが好きでそれに関する本にいつも注目していた。神秘的な宇宙へ誘ってくれる本もまた、彼女の心をリラックスさせる上で欠かせない小道具なのである。とくに10年前から蓄えた始めたタロットカードに関する知識はすでに専門家の域に達している。そこにもう1つの彼女の顔がある。タロットカードによる占い師である。よく当たるとの評判を聞きつけた客が彼女を訪ねてくる。彼女の占いに真剣に誰もが耳を傾け、中には自分の進むべき道を変えた人も何人かいたという。
本業はマッサージセラピスト。今日もマッサージ台を抱えて客の家に行く。この世にストレスがあるかぎり彼女を必要とする人間は後を絶たない。自分を必要としている人がいるかぎりこの仕事を続けていく。離婚を乗り越え、娘の選んだ土地で2人で暮らし始めた母がその心にいつも抱いていることは何なんだろうか?”

女性のパワーにただただ驚くばかりで、もちろん男性でもいくつもの顔をもつスーパーマンはたくさんいるけど、精神的に強いのは女性ではないだろうか?とふと、思ってしまうのはuchiだけでしょうか?

彼女はこの番組のインタビューでこう答えていました。

「どんなに忙しくても、マッサージのお客さん、7日間仕事してお休みがなくて、例えば子供と、と言われても私にしてみれば、誰かが私にマッサージをしてほしいっていうことは、感謝するべきことであって。
で、実際学校通って、私がアメリカ行って資格を取ってそういう結果を得れたのも、感謝してるし、自分で。
それ以上どんなに忙しくても子供がいなければ良かったか?と言えば子供がいたからこそ一生懸命頑張って生きようと。
それこそ私にやる気をもたらしてくれたのは私が彼女を生んだっていうことと、そして一緒にやっていこうっていうことで。
だから物は考えようで、いつも感謝を忘れなければ、物事はきちんと整っていけるんじゃないかなって・・・。」

今頃はいいパートナー見つけてアティラちゃんとエンジョイした生活を育んでいるかもしれないね。

時々、心のドリンク剤としてこの録画を観たりします。そしてあまりにも凄すぎる「利枝子さん」の生活ぶりを観て、弛んでいる自分自身に“渇”を入れるのでした。

おしまい。


【補記】
「海の向こうで暮らしてみれば」という番組が双葉社より本にもなっています。今も発売されているかは「?」ですけど・・・。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする