ぼくと空港と本

新刊が出てすぐに購入したハードカバーの本を今まで読んでいなかったので「今日読んでみようかな」っと思った。

さて、どこでこの本を読もうか？と思ったぼくは空港に行くことにした。

僕はよく本を購入してはすぐに読まず、しばらく経ってから読むくせがありハードカバーを買っておきながら、文庫本を買ってそれを読むということもしてしまう。
本を読む方で今まで文庫本は買ってもハードカバーを買ったことがないという方もいるというのに・・・。

今日、そのハードカバーを読みたいと思い成田空港まで来た。
旅をするために空港に来たわけではなく、本を読むために空港へ。

沢木耕太郎さんの「旅する力」。
旅に関する本は旅先やそれに関連した場所で読むと気持ちよく読める。
とても興味深く、周りのこれから旅をしようとする人々の会話をＢＧＭに時間を忘れ、この本を読んだ。

僕が初めて海外に行った場所はハワイ。
叔父家族に同伴させて貰い初めて行ったのだが、従姉妹は思春期だったせいか僕は完全に“しかと”される存在だった。
そんな従姉妹とも今では一緒に食事をするようになり、海外の話をする仲に。

そのハワイから最近はよく東南アジアを中心にシンガポールや韓国によく行くようになった。
東南アジアを旅するようになったのはやはり沢木耕太郎さんや東南アジアを旅した人々の本の影響が強い。
しかし、この本にも記されているように旅は病だと思えることもある。

空港に来て思うことは、そこは必ずしも旅をするために行くところではなく、普通にデパートや百貨店に行くようなところのようにぼくには思えるということ。
ちょっと入るのに検問があるけれど・・・。

この本を空港で読んでいるとまた旅がしたくなってしまった。

Book Storeでひといき 2009 夏

ビルディングの街を歩いて、横断歩道を渡るとガラス張りの三角形のようなビルディングがぼくの目の前に見えた。

そのビルディングの大きなガラスドアを開けると、そこの１ＦはBook Storeだった。

中に入ると様々な本の色がぼくに刺激をくれる・・・。
このBook Storeは片側がガラス張りなので外の景色も見え、光が入って心地良い。

いくつもの本棚に、いくつものジャンルの本が置いてあり、本を探しに、あるいは購入するために来る人たちでこのBook Storeは混んでいた。

ぼくは本を手にとる。

写真をふんだんに使用している厚い本を手に取る。
料理の本や街の本、植物や風景の本など・・・。

中の文字が英語だったりして、読めなかったりする本でも見ているだけで楽しかった。

本棚から本棚へ
楽しい本はないものか？と探しながらこのBook Storeを歩いているだけで楽しかった。

本を探しながら、ここで本を読んでいる人たちを見ているのもまた楽しかった。
椅子に座って本を読んでいる人もいれば、絨毯になっている床に座って本を読んでいる人達もいる・・・。

ぼくはこのBook Storeが相変わらず好きだった。

マリンスタジアムで試合観戦 09.7

今日、高速に乗ってiPodからしおりさんの「僕らの海」や「スポットライト」、大野靖之さんの「心のノート」にYum!Yum!ORANGEの「Clover」、カラーボトルの「メッセージ」にAvril Lavigneの「Girlfriend」などの曲を流して夏の高校野球気分全開でマリンスタジアムに向かいました。

晴天に時々曇り空を覗かせる野球日和のマリンスタジアムは高校野球ファンで一杯でしたね。

昨年同様にこのスタジアムで母校を応援出来れば嬉しかったのですが、それは来年期待したいと思います。

県野球場とは違いマリンスタジアムは広く開放感があるため、ブラスバンドや声援が響きとても雰囲気がいいです。

出来ることならブラスバンドにも定評のある強豪校同士の対戦となる県野球場での第１試合も観戦したかったのですが、身体が一つしかないので今年初めてとなるマリンスタジアムでの試合を観戦することにしました。

今日と同じ気持ちの時があったことを思い出しました。
あれは確か今から７年前の2002夏のベスト８。
休日だった僕は父を誘いマリンスタジアムへ。
県野球場での試合も観戦したかったのですが、普段観戦することの出来ないマリンスタジアムで観戦することにしたのでした。
朝、曇り空で小雨が降っていた記憶があります。
この年の母校は３回戦でこの年の県大会準優勝校となったチームに0-8のコールド負けでした。

そんなことを思い出しながら約１年振りとなるマリンスタジアムで選手権県大会を堪能。

試合を２試合観戦したのですが、やはり他校の試合ということもあり気持ちも楽に観戦することが出来ます。
母校の接戦の試合を観ていると胃が痛くなってきますが、他校の試合ですとベスト16で行われた延長再試合のような接戦を期待してしまうのですから勝手なものです。
観戦している方としては、一方的な試合より接戦の試合の方が確かに面白いですよね。

全力で白球を追っている高校球児やそれを懸命に応援している応援団を見ているのは気持ちのいいものです。

晴天の日にのんびりと高校野球観戦をした１日でした。


【補記】
ベスト８からはマリンスタジアムで全チーム試合になるといいと思うんですが
好カード揃いですしどうなんでしょう？
選手や応援団もきっとマリンスタジアムでプレーすることを夢見ているはず・・・。
1日で４試合すると8:00～20：00までと2006年大会のようになってしまうかも知れませんが、選手や応援団の方々はどうなんだろ？
２日に分けるのも日程的にキツいのかな？
観戦する僕としてはやはり年１度ですので休日さえ合えばマリンスタジアムで観戦したいですね。
秋の大会もマリンで観戦したいなあ～。
ファンとしてはそう思うのですが・・・。
今年は仕事の為これが最後のマリンスタジアムでの観戦となりました。

男の感 2009・・・夏

梅雨も明け、いよいよ夏本番。
昨年より５日早く例年より６日早い梅雨明け
これから夏も本番だというのに、僕と友人の夏は今日、終わってしまいました。

第91回全国高校野球選手権千葉県大会３回戦
成田大谷津球場で行われた第２試合
この日の天候は今年の開会式のような強風。
選手や審判、報道関係者や観客の方々にとってはとてもキツい天候。
砂埃が舞い、何度もタオルで顔を覆うほどの試合観戦でした。



昨年秋、今年の春とあまりいい結果を残していない母校の“夏”の試合でしたのでこの日もなぜか不安な面もちで球場に向かいました。
これがきっと女の感ほど鋭くはない男の感なのかも知れません。

昨年の夏以来となる母校の試合観戦。



不安な面もちはありますが、勝ってほしいという気持ちに変わりはありません。
しかし、その気持ちとは裏腹に先制されてしまいます。

チャンスを生かせない母校は８回裏だめ押しの３点を奪われ１－６でこの夏を終わりました。

負け試合は悲しいものです。
出来れば観戦したくはないもの。
しかし、誰も負けたくて試合をしているわけではない。
出来れば勝ちたい
勝って雄叫びを上げたい
そう思っているはずですし
僕達もその感動を少しでも長く味わいたいと思って
応援に向かいます。
しかし現実はそう上手くは行きません。

この日の試合で残念だったことは、晴天の風のないコンディションで選手に試合をさせて上げたかったこと。

母校には今年の“秋”に期待したいと思います。

【補記】
今日の強風の中で試合に携わった関係者の方々お疲れさまでした。
そして、選手のみんなお疲れ様でした！
僕は母校１試合観戦だったのですが、鼻の中や耳の中まで砂埃で真っ黒になり、服の襟も汗と砂で真っ黒になってしまいました。
友人とはサイゼリアでキリンフリー（アルコール0.00%）を飲みながら残念会をしました。
ぜひ“秋”も応援に行きたいな。
頑張れ！

ターミナル３は綺麗だ！