A Daily Life Diary

日常や思い出を綴ったblog

A memory travel diary ―first day―

2005-10-03 | 旅・タイランド、マレーシア
僕は以前、病気をしてしばらく会社を休んだことがあった。

病気をしているとはいっても、「しばらくの間、かなり重い物を持たないように」との診断書が出ていただけで、普段生活するには問題がなかった。身体は動かせるので毎日が暇だった。病状がだいぶ良くなったとき久しぶりに旅をしてみようと思い立ち、旅行会社で予約したエアーチケットを片手に空港へ向かった。

23:00少し過ぎにドンムアン空港に到着すると、ムッとした熱帯特有の空気に包まれた。税関を抜け、両替所で日本円をBahtに両替し、客待ちをしている現地旅行会社の視線を浴びながら、エアポートバスの受付へと向かった。エアポートバス乗り場は深夜だというのに込んでいた。

これから僕と同じようにカオサンに向かおうとしている人たちで・・・。 バスがハイウェイに乗るとバンコクのネオンが見えてきた。タイランドでトゥールウェイと言われるハイウェイから久しぶりのバンコクのネオンを見たとき「着いたんだな」となぜか故郷にでも戻って来たかのような安堵感が湧いてきた。

この時間カオサンに行くと、2、3件は訪ねないと宿が見つからないと覚悟していたが、常宿としている安宿へ行くと珍しくシングルルームが空いていると言われた。この時間ツインルームでも空いていればラッキーだというのにシングルルームが空いているというのは運がよかった。

バーミーナムを食べたくなったので外に出掛けた。こんな深夜の時間だというのにカオサンは賑やかだ。カオサンロードのメインストリートから細い路地に入っていく。すると、ランブトリーロードへと抜け出る。しばらく歩くとバーミーナムの屋台が出ていた。バーミー麺を指差し、注文した。

ラーメンに似たその麺を僕は好んで食べた。

衛生的には決していいとは言い難いが、現地の人々が食べているのでさして気にならない。そんなところがB型らしいと言われれば、そのとおりなのかもしれない。

運ばれてきた20Baht(約60円)のバーミーナムにナンプラーと砂糖、唐辛子を少々入れ、かき混ぜたその麺を頬張るとやっとバンコクに溶け込んだ感じがした。

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