ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

桜満開は今一歩 羽村堰から玉川上水を歩く

2019年03月30日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2019年3月30日(土)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成30年度第40回(2019年第12回)、「羽村堰から玉川上水(羽村・福生)を歩く」ウォーキングに参加した。
平成30年度最後の例会である。

この日は、青梅線小作駅をスタートして羽村堰から青梅線の福生駅までを歩くコースである。
平日の通勤時間帯に電車を乗り継ぎ、2時間半以上もかけてスタート地まで行くのは大変だ。
また運賃も片道1,900円以上かかるため、休日お出かけパス(2,670円)が利用可能な
土曜日にしたという次第。

荒川沖駅7時21分発の電車を待つ。
少し肌寒い感じである。


東京駅で中央線快速に乗り替える。


始発のため全員ゆったりと座って行けるのが嬉しい。
この日の参加者は15名だ。
スタート地の羽村市の天気予報は、曇りで気温も13度ほどとそれほど高くない。
この天気予報が敬遠されたのかもしれない。


国分寺駅で青梅行き普通電車に乗り替え、


10時22分、この日のスタート地、小作駅に到着。
国分寺駅で青梅線への乗替えに手間取り、予定より20分ほど遅れてしまった。


小作駅西口


小作駅ロータリーの記念樹の楠ノ木
『きれいに剪定されてるって感じだよねっ』
『自然だったら、あんなに整ってないよねっ』


数名が小作駅西口のコンビニで弁当を買い求め、10時31分、出発!


小作駅西口正面の道路を直進する。


羽村小作台郵便局前を通り、加美緑地方面へ。


小作台小学校のコブシの花が満開だ。


一方桜は、
『全然満開じゃないねっ』
『まだ二三分咲きって感じだねっ』
都内は今週末が満開だそうだが、この辺りは気温が低いのだろうか。


小作台小学校の突き当たりを左に折れ、右手に加美緑地を見ながら進む。


交差点の50m先に階段があったので下ると・・・


10時44分、グリーントリム公園があった。


グリーントリム公園の中を進む。
いろんなアスレチック遊具が並んでいた。


『子供には楽しい公園だよねっ』


グリーントリム公園内を進む。


公園の端に周辺の地図があったので確認して進んで行くと、


小さな広場があり、満開の枝垂れ桜が咲いていた。
『いやぁ 見事な枝垂れ桜だね~っ』


道路沿いにはチューリップが植えられていた。
『まだちょっと早そうだねっ』


所々にもうすぐ開花を迎えようとする花も。


満開の桜の脇を通過
『これも凄くきれいだなぁ~』


羽村市消防署第五分団詰所前を通過


『これはヒヤシンスの仲間のようねっ』


『こっちはスイセンのようだけど初めて見る種類だねっ』


住宅地の真ん中に野菜の無人販売所があった。
キャベツ・大根・ネギ・小松菜全て100円とある。
印象としてはそれほど安くはないように思う。


墓地に面して三角形のロータリーがあった。


墓地に沿って右(宮路街道)へ進む。


墓地のお堂にはお地蔵さまが祀られていた。


都道29号(奥多摩街道)を横断して住宅地を進むと、


阿蘇神社の看板が現れた。
『道は間違ってなかったねっ』


各家の可愛らしい花壇には季節の花々が植えられている。
『どこもきちんと丁寧に植えてるよねっ』


阿蘇神社の看板に従って進むと・・・


11時9分、阿蘇神社に到着した。


鳥居を潜って、右手の本殿へ。


阿蘇神社に参拝!
多摩川の左岸崖上にある阿蘇神社は、社記によると推古天皇九年(601)の創建
と伝えられる羽村最古の社である。
その後、承平年間(931~938)に平将門が造営し、藤原秀郷も造営したと云われている。


東京都指定天然記念物の椎の大木
樹高18.18m、幹周り6.2m(平成7年)で、姥ヶ淵と呼ばれる多摩川畔に
大きく懸崖している大枝が特徴の老樹である。
平将門を討った藤原秀郷が天慶三年(940)に社殿を造営した際に、
手植えをしたという言い伝えがあります。
(東京都教育委員会)


11時20分、阿蘇神社を後にして、


次の目的地一峰院(いっぽういん)を目指す。


11時26分、一峰院に到着した。


楼門と鐘楼を兼ねた山門(鐘楼門)だ。
堂々とした造りである。
かつて大水が出るとこの鐘が鳴らされたと云う。


境内から見た鐘楼門
江戸時代末期の建立で、均整のとれた外観と細かな彫刻のバランスが美しい。


本堂にお参り
一峰院は、臨済宗建長寺派の寺院で龍珠山と号する。
平将門の末裔という三田雅楽助平将定が開基となり、玉英賢韜を開山に迎えて、
応永三十一年(1424)に創建、江戸期には寺領13石の御朱印状を拝領した。
本尊は、十一面観音菩薩で市指定重要文化財となっている。


半僧坊大権現の扁額があるお堂


鐘楼門の横にサンシュユの大木があり、ちょうど花が咲いていた。
『マンサクに似てるわねっ』


11時32分、一峰院を後にして羽村堰を目指す。


『チューリップのようだねっ』


チューリップ畑が広がっていた。
根搦み(ねがらみ)前水田には、毎年約60種類約40万球のチューリップが咲く、とのこと。
また、根搦み前水田は夏から秋は米を作り、農閑期の秋から春はチューリップを栽培している、そうだ。


チューリップ公園とある。
『公園の中を歩いてみようかっ』


田んぼのように見えたのは睡蓮植栽地だった。
景観植物の保全と花を鑑賞するために植栽している、とあった。
8月には大賀ハスが見られる、そうだ。


チューリップ公園を歩く。


周りは全てチューリップ畑だ。


4月には40万球のチューリップが色とりどりに咲き誇る、そうだ。
『4月になったらまた来なくちゃいけないわねっ』


『今にも咲きそうなのもあるけどねっ』


チューリップ公園の脇には、カフェもある。
散歩の途中に立寄るのも良さそう・・・


チューリップ公園(パノラマ)
根搦み前水田は、面積約59,000㎡、東京ドームの1.26倍あるそうだ。


みんなで覗き込んでるのは・・・


鯉だった。


11時45分、多摩川の堤防に到着


多摩川の景色
まだ全く緑は見られない。冬景色の状態である。


土手上の桜はまだ三分咲きといったところか。


『ちょっと満開には早すぎたようねっ』


土手の上を進んで行くと、満開の枝垂れ桜が咲き誇っていた。
「三春の滝桜」 ”贈 羽村市福島県人会 羽村市市制10周年記念 平成13年11月26日”
と刻まれた碑があった。
『いやぁ さすがに「三春の滝桜」だけに見応えがあるねぇ』
『やっぱり素晴らしいよね~っ』


この先 模擬店・休憩所の標識が。


標識に従って休憩所方面へ。


羽村堰第1水門手前に休憩所らしき場所はあったが・・・


模擬店の直ぐ先に羽村堰に通じる入口があり、係の人が案内していた。
土日のみ通行可とのことなので、羽村堰の第1水門の上を通り、羽村堰へ。


第1水門から羽村堰で堰き止められた多摩川を望む。


小吐水門の上を進む。


『こんな所を通れるとは思ってなかったよねっ』
ラッキーである。


小吐水門の上から第2水門を望む。


羽村取水堰
玉川上水の出発点である。
承応二年(1653)に羽村から新宿区四谷大木戸までの43Kmが開削された。
洪水などのときには投渡木といわれる材木を横に渡したものを取り払い、
堰が流されないように工夫されている。
設置当時の投渡しの技術が現在まで継承されている貴重な施設であることが評価され、
平成26年に土木学会選奨土木遺産に認定されている。


小吐水門から余分な水を多摩川に戻しているところ。


多摩川の原水の流れ図
『こんな形で堰止めて取水してるんだぁ』


牛枠(川倉水性)
川の勢いを弱め、堤防が壊れるのを防ぐ「川倉」という治水技術の一つ。
形が馬の背中に似ていることから「川鞍」と名付けられ、後に「川倉」と呼ぶようになった。
さまざまな種類があるが、最も一般的なものは「牛枠」と言われている。


椅子が並べられ、イベント会場が準備されていた。


イベント会場奥に玉川兄弟像が建てられていた。
幕府から命を受けた庄右衛門・清右衛門兄弟の陣頭指揮により、承応二年(1653)2月に着工、
同年11月には完成させるというスピード工事で開削された。
上水完成後、兄弟はその功労により苗字帯刀を許され、上水と同じ「玉川姓」を与えられた。
手前が弟の清右衛門、後ろが兄の庄右衛門。


『弁当に適した場所はないかなぁ?』
『河原はちょっと殺風景だしねぇ』


それを聞いていたイベント会場の担当者が、14時頃までなら、とイベント会場横の
屋根付の東屋を薦めてくれた。
『いやぁ これは助かるね~っ』


『貸し切り状態で、ほんと最高だね~っ』


『弁当が美味いねぇ 最高の席だよねっ』


めいめい持参したワインとお酒が殊の外美味かった。


女性陣は東屋のベンチで弁当だ。


『ちょうど空いてて良かったわねっ』


12時37分、弁当タイムが終り、玉川上水の桜並木を歩くことにした。


露店に混じって足湯のサービスとは珍しい。


玉川上水


両側に露店が並ぶ


大阪焼き せいろ蒸し じゃがバターとある。
『大阪焼きって食べたことないなぁ』


タイ料理にインド料理
『弁当持って来なくても良かったようだねぇ』


焼き鳥・もつ煮もある。


こちらはお猿のショーだ。
”戦豆の猿まわし”の幟が。
戦豆とは、戦国時代の携帯非常食、栄養価が高く一粒食べれば元気になれる豆のこと、だそうだ。


露店を通り過ぎると、花見客が桜並木の両側にずらり。


『いやぁ こんなに賑やかとは思わなかったね~っ』


羽村導水ポンプ所を通過し、


12時52分、羽村大橋下を潜る。


まだまだ玉川上水に沿った桜並木は続いていたが、人が少なくなった。


しかし、持参のテントを張っての花見客や、


大きなブルーシートを敷いたグループで花見の宴は盛り上がっていた。


左側には玉川上水が流れているが、流れは緩やかだ。


桜並木を進む。


『根っこから桜の花が咲いてるぅ~っ』
『こんなの初めて見るわよね~っ』
まさに”ど根性桜”である。


『この桜は満開に近そうだねっ』


五~六分咲きといったところか?
あと数日で満開になるだろう。


上水植物園


『右の方へ行ってみようっ』
そのうちこの先どこかで合流するだろう。


少しだけ坂道を上り、小高い丘の上を進むと、


直ぐに下りになって、元の道に合流した。
『もうちょっと長いかと思ったんだけどなぁ』


玉川上水


福生加美上水公園
玉川上水沿いには小さな公園がたくさんある。


左に玉川上水、右に福生加美上水公園を見ながら緑道を進む。


”犬探してます”の貼り紙が


右手に”富士山の見える丘”が。
『今日は何も見えないでしょっ』
ということで、誰も丘には行こうとはしなかった。


門前に祥顕山 妙源院と刻まれた石が。
『お寺のようには見えないけどねぇ』


福生駅を目指す。


道路突き当たりに長徳寺の駐車場があり、右手の建物には煙突が見える。
文政五年(1822)創業の田村酒造場ではないかと思われる。


”清酒 嘉泉 醸造元 田村酒造場”と画かれた大きな看板が。
敷地内に湧く名水で仕込むまぼろしの酒と云われる”嘉泉”だそうだ。
予約すれば酒造見学も出来るそうだが、予約していなかったので、酒蔵見学は諦めることにした。


13時19分、玉川上水に架かる宮本橋を渡り、


歩道橋を渡って、


都道29号(奥多摩街道)を横断


奥多摩街道を横断した所に小さなお堂があった。


お堂前で一休み
『もうすぐ福生駅だよねっ』


お堂でしばし最後の休憩を取って、


13時29分、住宅地の中を福生神明社へ。


小さな公園のような所に”神明通り”の文字が見えた。
福生神明社への道である。


13時334分、福生神明社の鳥居下に到着。
石段を上ると、


右横に稲荷神社があった。
長沢稲荷大明神と染め抜かれた真っ赤な幟が立ち並ぶ。


先ずは稲荷神社にお参りして、


福生神明社の狛犬を横目に見て、


福生神明社拝殿へ。


福生神明社に参拝!


拝殿の脇に田村酒造の「嘉泉」の菰樽が積み上げられていた。
『地元だからねっ』


境内に松尾芭蕉の句碑があった。
春もやや けしきととのふ 月と梅


福生神明社を後にして、福生駅を目指す。
13時41分、福生消防署前を通過


都道29号(新奥多摩街道)を進んで行くと、福生駅の表示が見えて来た。


新奥多摩街道の福生駅西交差点を左折して、都道165号を福生駅へ。


13時50分、福生駅に到着した。


14時1分発の快速はパスして、14時16分発の青梅特快に乗ることにした。
青梅特快の方が東京駅には先に着くそうだ。


ホームで電車を待つ。
『そろそろ来る頃じゃないっ?』


14時16分発の東京行き青梅特快が到着した。
何とか全員無事座れて、東京駅へ向かった。

東京駅から常磐線に乗り換え、帰路に就いた。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』

平成30年度最後の例会「羽村堰から玉川上水」を歩き終えた。
1週間ほど前から雨マークが入った予報が気になっていたが、何とか雨には降られずに
済んだのは幸運だった。
東京都内はこの週末には桜が満開を迎えると言うので、羽村・福生でも満開の桜が見られるかも
と期待していたが、二~三分、あるいは五~六分咲きだったのは、少し残念だった。

平成30年度は44回の実施予定だったが、雨で中止が4回あり、40回実施したことになる。
例年以上の実施回数となったことは天気に恵まれた結果であり、本当に運が良かった、と思っている。
次週からはまた新たな例会が始まるが、良い天気に恵まれることを願うばかりである。

この日の万歩計は、13,000歩を少し超えていた。

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