2014年11月15日(土)
毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成26年度第25回(2014年第35回)、「奥久慈篭岩ハイキング」に参加した。
この日のコース地図
水郡線西金(さいがね)駅を出発し、湯沢温泉方面へ進み、本覚寺前から不動滝へ向かう。
不動滝を観た後は、いったん林道まで引き返し、つつじヶ丘の登山口から篭岩展望台を目指す。
篭岩展望台からの眺めを味わった後は、再びつつじヶ丘へ戻り、
本覚寺を経由して西金駅に戻るという、全長約10Kmのコースである。
水戸駅7時27分発、水郡線郡山行き車内は、参加者13名がゆったりと座れる状態だ。
8時34分、西金駅に到着
駅に直行していた1名(Fさん)と合せて、結局参加者は14名となった。
同じ列車で降りた我々とほぼ同数の他グループ(写真左)は、一足先に出発した。
駅に残ったのは我々一行だけだ。
参加者の一人が弁当を買いに、約200m先と案内されていたコンビニへ行ってしまったのだ。
(実際には300m以上はあると記憶している)
ここは待つしかない。
先に準備体操だけでもしておこう。
9時1分、全員揃ったところでようやく出発だ。
国道118号を横断し、県道322号を湯沢温泉方面へ進む。
県道322号は、まだ工事中で一部狭いところがある。
”まだ”としたのは2年前(2012年10月21日)に下見で来た時にも工事中だったからだ。
工事はあまり進捗していないように見える。何時頃完成するのだろうか?
「まゆみの会」に所属しているD子さんが、急遽参加することに。
最近あまり山に登ってないので、適度な運動を兼ねての参加、が理由らしい。
9時20分、湯沢温泉分岐点に到着。
右に折れて篭岩・不動滝方面へ向かう。
2つ目の分岐点。
「入湯沢・篭岩」方面を示す標識が右方向を示しているように見えた。
『右? いや、それとも左だったかな?』
2年前の記憶が定かでないが、それにしても 紛らわしい標識である。
たまたま歩いていた地元の人に道を訊ねたところ、
左の道が正しいことが分かった。
右は「三太の湯」方面で方向違いだった。
左の道を進んでいるうちに、見覚えのある景色に2年前の記憶が蘇ってきた。
10時ちょうど、本覚寺・つつじヶ丘分岐点に到着。
不動滝は、真直ぐに進むことになる。
西金駅を出発してちょうど1時間が経過していた。
ここで一息入れよう。
不動滝方面へ向かう。
『あれが篭岩なのかねぇ?』
正面に篭岩らしき岩山が見える。
田んぼの中に数本の杉木立がある。
石灯籠の横に「沼野山八大竜王大権現」と書かれた木柱があったが、
どのような神様なのかは、分からない。
さらに田んぼの中の細い道を進むと、
10時16分、湯沢峡ハイキングコース入口に到着した。
不動滝は、この先400mほどだ。
民家の前を通り抜け、不動滝を目指す。
コース入口から6分ほど進むと、大きな岩があり、その岩の先に・・・
「不動滝」の鳥居が現れた。
鳥居を通して小さな滝が見える。ここでは滝が祭神となっている。
『これが不動滝かぁ』
『ちょっと水が少ないけど これでも一応滝なんだっ』
正直、滝と言うより雫が流れ落ちている、と言った方が正しいかも?
『この先行けるのかしらねっ?』
大岩の先は不動滝の真上を通り抜けて、湯沢峡の沢伝いに岩を上ることになるが、
数日前に大子観光協会に問い合わせたところ、一部崩落により篭岩手前に危険場所があるため、
通行止めにしている、とのこと。
また、鎖場の杭の修理は未だとのことだった。
2年前に下見した時のことを考えると、ここは、引き返す方が賢明と判断。
湯沢峡ハイキングコース入口まで引き返し、林道をつつじヶ丘方面へ向かう。
右手に男体山・篭岩山系のパノラマを見ながら、
急坂の林道を上ること約10分、
10時50分、篭岩への登山口に到着。
一息ついて、篭岩展望台を目指して上り開始。
杉木立の山道を進む。
次第に坂道が急になり、息が上がる。
『けっこう長い坂道だよなぁ』
瓦礫石の坂道を上ること20分余り、ようやく平な雑木林に出た。
少し進むと、今度は、右側が急斜面な場所に出た。
バランスを崩さないように、身体を左に傾けて進む。
『いやぁ これは歩き難いわぃ』
『ゆっくりっ ゆっくりっ』
細心の注意が必要だ。
ここに至る途中、常陸大田警察署の行方不明者の捜索写真を見掛けた。
昨年9月3日の奥久慈トレイルマラソンで行方不明になった、とのことである。
11時25分、篭岩展望台近くの農家の前に出た。
ここで、Oさんが急に体調を崩してやや遅れていることが分かり、しばらく待つことに。
圏外のためなかなか連絡が取れ難かったが、何とか後に続いているとの連絡が入り一安心。
篭岩展望台まであと少しだ。
左側の細い道が篭岩展望台方面である。
展望台から不動滝までの間に崩落場所があるため、「通行注意」の注意書きが。
展望台までなら問題なさそうである。
11時40分、篭岩展望台に到着
『いやぁ なかなかきれいだねぇ』 『来て良かったぁ』
ほどなくOさんも到着。
篭岩展望台からの眺め(1)
篭岩展望台からの眺め(2)
せっかくだから篭岩まで行ってみよう!
篭岩の如来像へ礼拝
他にもいくつかの石像が並んでいる。
梯子がある。
前回下見の時には、「関係者以外立入禁止」札が梯子を塞いでいたため、上らなかった。
現在、その札は梯子を塞ぐような状態ではない。
『ちょっと上って観て来るねっ』
(この後、ザックを下ろして再び上って行った)
『私も上ってみることにするわっ』
女のD子さんまでも上って行ったのを、ただじっと眺めているだけでは男として恥ずかしい。
是非とも上の景色を見て、皆さんに伝えなければ、ということで、後を追った。
『ここからの景色の方が素晴らしいわねっ』
篭岩展望台の梯子の上からの眺め(左側)
篭岩展望台の梯子の上からの眺め(中央)
篭岩展望台の梯子の上からの眺め(右側)
動画で見た景色
天井部分は、岩が穴だらけの状態になっている。
『これが篭岩かぁ 何となく名前が分かる気がするねっ』
海底火山が隆起して出来たと云われる集塊岩の岸壁には、風化によって篭の目のような穴がたくさん出来ている。
篭岩と呼ばれる由縁だ。
梯子を下る(上る)際には、周りの小石には触らないようにしたい。
ちょっとでも触るとバラバラと落ちて、下の人に当ると危険である。
12時6分、展望台横の東屋で昼食だ。
12時31分、つつじヶ丘へ引き返す。
不動滝から湯沢峡経由で登ってきた人が『何とか行けるよ』と言っていたが、
来た道を引き返す方が無難だろう。
つつじヶ丘経由で西金駅を目指す。
上山(うやま)集落ののどかな風景。
案内板に従ってつつじヶ丘へ
『楽しいわぁ こんな道歩くのって』
里山は、童心に還ったような気分にさせてくれる。
思わずはしゃぎたくなるから不思議だ。
上ってきた山道を今度は下る。
瓦礫の山道を下る。
敷き詰めてある石が動くため、歩き難い。
13時9分、つつじヶ丘の登山口に到着。
水戸行き列車は14時5分発、あと55分だ。
急いで歩いて間に合わせるか、ゆっくりと歩いて次の列車(15時52分)にするか・・・
迷った末、1時間50分も待たされるのは面白くないので、とにかく急ぐことにした。
右手に奥久慈男体山や
篭岩山のパノラマ風景を観ながら西金駅へ急いだ。
つつじヶ丘駐車場付近を通過。
素晴らしいパノラマ風景だ。
(ゆっくりと眺めている余裕はないのだが、ついカメラを向けたくなる)
廃れ果てている本覚寺別院
本覚寺本堂?横を通過
扉は開いたままの状態になっている。
荒れ放題だ。
『ほっとくとこんなになっちゃうんだねぇ』
西金駅へ(1)
西金駅へ(2)
西金駅へ(3)
13時52分、湯沢温泉分岐点を通過。
あと13分、果たして列車に間に合うだろうか? 少々不安になってきた。
国道118号が見えてきたが、時計は14時4分を差していて、もう時間がない。
14時5分発の列車には間に合いそうにない。
『あとは列車が遅れることを祈るしかないねっ』
こうなったら、あとは神頼みである。
国道118号を渡って直ぐ、無情にも目の前を水戸行き列車が通過して行く。
篭岩を出発して一度も休憩せずに歩き続けた甲斐もなく、列車に乗り遅れてしまった。
14時11分、西金駅へ到着
『ちょっと無理だったかぁ あと5分早ければ間に合ったなぁ』
このままここで次の列車(15時52分)を待っていてもしょうがない。
急遽『大子町の「もみじ寺」へ行こうっ』と云うことになった。
「ときわ路パス」利用なので料金はかからない。
下り列車(14時16分発)が間もなく来る頃だが、用足し中のTさんが間に合いそうにない。
列車に待ってもらう訳にもいかない。
14時37分、奥久慈大子駅に到着
数分後、Fさんの車が大子駅に到着し、無事Tさんと合流したのには、皆さんびっくり。
(実は、Fさんが帰った直後に、携帯で事情を説明し、Tさんを車で送ってもらうよう頼んでおいたのだ)
Tさんを大子駅まで送っていただいたFさんには丁重に礼を言い、ここで分かれた。
残り13名が「もみじ寺」で名高い永源寺へ向かった。
水郡線に沿って永源寺へ。
押川に架かる長岡橋を渡り、
14時55分、永源寺に到着。
六地蔵がお出迎えだ。
もみじ寺(永源寺)の紅葉
日陰のため、色合いが今一つだが、寺全体がもみじに覆われている。
いろんなもみじがある。
ひときわ真っ赤なもみじ
これほど赤いもみじは見たことがない。
山門までもみじのトンネルが続く。
陽の当る午前中にでもかみさんと訪れてみたい。
永源寺の山門
本堂へお参りを済ませる。
境内にはたくさんの石像が置かれている。
これも六地蔵だそうだ。
こんなところにも”クマもん”が。
永源寺境内から、大子駅方面を望む。
帰りにもう一度紅葉を楽しんで、
永源寺を後にした。
『来て良かったねっ』
駅前の酒屋で缶ビールを、コンビニでつまみを買い、
常陸大子駅へ行ってみると、水戸行きホ-ムは既に大勢の客が電車を待っていた。
ゆっくり座ってビールでも飲みながら、なんて思っていたのが、甘かった。
結局水戸駅までの約1時間ずっと立ちっ放し、数人だけが座れたようだ。
疲れ倍増である。
水戸駅で常磐線に乗り替え、
常磐線で、ようやく座ることができ、笑顔が戻った。
『いやぁ 今日はけっこう歩いたよねっ』
『今日はハプニングもあったけど楽しかったよねっ』
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ~』
この日は「奥久慈篭岩ハイキング」ということで、篭岩展望台からの景色を堪能した。
また、つつじヶ丘からの男体山・篭岩山系のパノラマは、素晴らしかった。
さらに、永源寺(もみじ寺)の紅葉を愛でることができたのは、幸運だったと言う外ない。
「もみじ寺」へ足を延ばさせた一因は、帰りの列車に乗り遅れたことに始まる。
終わり良ければ全て良し、ということで、めでたしめでたしである。
帰りの途中に呼び戻され、Tさんを西金駅から常陸大子駅まで快く送って下さったFさんには、
重ねてお礼を言います。『どうもありがとうございましたぁ』
”ウマさんの「健康ウォーキングの会」の目次”へ戻る。
毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成26年度第25回(2014年第35回)、「奥久慈篭岩ハイキング」に参加した。
この日のコース地図
水郡線西金(さいがね)駅を出発し、湯沢温泉方面へ進み、本覚寺前から不動滝へ向かう。
不動滝を観た後は、いったん林道まで引き返し、つつじヶ丘の登山口から篭岩展望台を目指す。
篭岩展望台からの眺めを味わった後は、再びつつじヶ丘へ戻り、
本覚寺を経由して西金駅に戻るという、全長約10Kmのコースである。
水戸駅7時27分発、水郡線郡山行き車内は、参加者13名がゆったりと座れる状態だ。
8時34分、西金駅に到着
駅に直行していた1名(Fさん)と合せて、結局参加者は14名となった。
同じ列車で降りた我々とほぼ同数の他グループ(写真左)は、一足先に出発した。
駅に残ったのは我々一行だけだ。
参加者の一人が弁当を買いに、約200m先と案内されていたコンビニへ行ってしまったのだ。
(実際には300m以上はあると記憶している)
ここは待つしかない。
先に準備体操だけでもしておこう。
9時1分、全員揃ったところでようやく出発だ。
国道118号を横断し、県道322号を湯沢温泉方面へ進む。
県道322号は、まだ工事中で一部狭いところがある。
”まだ”としたのは2年前(2012年10月21日)に下見で来た時にも工事中だったからだ。
工事はあまり進捗していないように見える。何時頃完成するのだろうか?
「まゆみの会」に所属しているD子さんが、急遽参加することに。
最近あまり山に登ってないので、適度な運動を兼ねての参加、が理由らしい。
9時20分、湯沢温泉分岐点に到着。
右に折れて篭岩・不動滝方面へ向かう。
2つ目の分岐点。
「入湯沢・篭岩」方面を示す標識が右方向を示しているように見えた。
『右? いや、それとも左だったかな?』
2年前の記憶が定かでないが、それにしても 紛らわしい標識である。
たまたま歩いていた地元の人に道を訊ねたところ、
左の道が正しいことが分かった。
右は「三太の湯」方面で方向違いだった。
左の道を進んでいるうちに、見覚えのある景色に2年前の記憶が蘇ってきた。
10時ちょうど、本覚寺・つつじヶ丘分岐点に到着。
不動滝は、真直ぐに進むことになる。
西金駅を出発してちょうど1時間が経過していた。
ここで一息入れよう。
不動滝方面へ向かう。
『あれが篭岩なのかねぇ?』
正面に篭岩らしき岩山が見える。
田んぼの中に数本の杉木立がある。
石灯籠の横に「沼野山八大竜王大権現」と書かれた木柱があったが、
どのような神様なのかは、分からない。
さらに田んぼの中の細い道を進むと、
10時16分、湯沢峡ハイキングコース入口に到着した。
不動滝は、この先400mほどだ。
民家の前を通り抜け、不動滝を目指す。
コース入口から6分ほど進むと、大きな岩があり、その岩の先に・・・
「不動滝」の鳥居が現れた。
鳥居を通して小さな滝が見える。ここでは滝が祭神となっている。
『これが不動滝かぁ』
『ちょっと水が少ないけど これでも一応滝なんだっ』
正直、滝と言うより雫が流れ落ちている、と言った方が正しいかも?
『この先行けるのかしらねっ?』
大岩の先は不動滝の真上を通り抜けて、湯沢峡の沢伝いに岩を上ることになるが、
数日前に大子観光協会に問い合わせたところ、一部崩落により篭岩手前に危険場所があるため、
通行止めにしている、とのこと。
また、鎖場の杭の修理は未だとのことだった。
2年前に下見した時のことを考えると、ここは、引き返す方が賢明と判断。
湯沢峡ハイキングコース入口まで引き返し、林道をつつじヶ丘方面へ向かう。
右手に男体山・篭岩山系のパノラマを見ながら、
急坂の林道を上ること約10分、
10時50分、篭岩への登山口に到着。
一息ついて、篭岩展望台を目指して上り開始。
杉木立の山道を進む。
次第に坂道が急になり、息が上がる。
『けっこう長い坂道だよなぁ』
瓦礫石の坂道を上ること20分余り、ようやく平な雑木林に出た。
少し進むと、今度は、右側が急斜面な場所に出た。
バランスを崩さないように、身体を左に傾けて進む。
『いやぁ これは歩き難いわぃ』
『ゆっくりっ ゆっくりっ』
細心の注意が必要だ。
ここに至る途中、常陸大田警察署の行方不明者の捜索写真を見掛けた。
昨年9月3日の奥久慈トレイルマラソンで行方不明になった、とのことである。
11時25分、篭岩展望台近くの農家の前に出た。
ここで、Oさんが急に体調を崩してやや遅れていることが分かり、しばらく待つことに。
圏外のためなかなか連絡が取れ難かったが、何とか後に続いているとの連絡が入り一安心。
篭岩展望台まであと少しだ。
左側の細い道が篭岩展望台方面である。
展望台から不動滝までの間に崩落場所があるため、「通行注意」の注意書きが。
展望台までなら問題なさそうである。
11時40分、篭岩展望台に到着
『いやぁ なかなかきれいだねぇ』 『来て良かったぁ』
ほどなくOさんも到着。
篭岩展望台からの眺め(1)
篭岩展望台からの眺め(2)
せっかくだから篭岩まで行ってみよう!
篭岩の如来像へ礼拝
他にもいくつかの石像が並んでいる。
梯子がある。
前回下見の時には、「関係者以外立入禁止」札が梯子を塞いでいたため、上らなかった。
現在、その札は梯子を塞ぐような状態ではない。
『ちょっと上って観て来るねっ』
(この後、ザックを下ろして再び上って行った)
『私も上ってみることにするわっ』
女のD子さんまでも上って行ったのを、ただじっと眺めているだけでは男として恥ずかしい。
是非とも上の景色を見て、皆さんに伝えなければ、ということで、後を追った。
『ここからの景色の方が素晴らしいわねっ』
篭岩展望台の梯子の上からの眺め(左側)
篭岩展望台の梯子の上からの眺め(中央)
篭岩展望台の梯子の上からの眺め(右側)
動画で見た景色
天井部分は、岩が穴だらけの状態になっている。
『これが篭岩かぁ 何となく名前が分かる気がするねっ』
海底火山が隆起して出来たと云われる集塊岩の岸壁には、風化によって篭の目のような穴がたくさん出来ている。
篭岩と呼ばれる由縁だ。
梯子を下る(上る)際には、周りの小石には触らないようにしたい。
ちょっとでも触るとバラバラと落ちて、下の人に当ると危険である。
12時6分、展望台横の東屋で昼食だ。
12時31分、つつじヶ丘へ引き返す。
不動滝から湯沢峡経由で登ってきた人が『何とか行けるよ』と言っていたが、
来た道を引き返す方が無難だろう。
つつじヶ丘経由で西金駅を目指す。
上山(うやま)集落ののどかな風景。
案内板に従ってつつじヶ丘へ
『楽しいわぁ こんな道歩くのって』
里山は、童心に還ったような気分にさせてくれる。
思わずはしゃぎたくなるから不思議だ。
上ってきた山道を今度は下る。
瓦礫の山道を下る。
敷き詰めてある石が動くため、歩き難い。
13時9分、つつじヶ丘の登山口に到着。
水戸行き列車は14時5分発、あと55分だ。
急いで歩いて間に合わせるか、ゆっくりと歩いて次の列車(15時52分)にするか・・・
迷った末、1時間50分も待たされるのは面白くないので、とにかく急ぐことにした。
右手に奥久慈男体山や
篭岩山のパノラマ風景を観ながら西金駅へ急いだ。
つつじヶ丘駐車場付近を通過。
素晴らしいパノラマ風景だ。
(ゆっくりと眺めている余裕はないのだが、ついカメラを向けたくなる)
廃れ果てている本覚寺別院
本覚寺本堂?横を通過
扉は開いたままの状態になっている。
荒れ放題だ。
『ほっとくとこんなになっちゃうんだねぇ』
西金駅へ(1)
西金駅へ(2)
西金駅へ(3)
13時52分、湯沢温泉分岐点を通過。
あと13分、果たして列車に間に合うだろうか? 少々不安になってきた。
国道118号が見えてきたが、時計は14時4分を差していて、もう時間がない。
14時5分発の列車には間に合いそうにない。
『あとは列車が遅れることを祈るしかないねっ』
こうなったら、あとは神頼みである。
国道118号を渡って直ぐ、無情にも目の前を水戸行き列車が通過して行く。
篭岩を出発して一度も休憩せずに歩き続けた甲斐もなく、列車に乗り遅れてしまった。
14時11分、西金駅へ到着
『ちょっと無理だったかぁ あと5分早ければ間に合ったなぁ』
このままここで次の列車(15時52分)を待っていてもしょうがない。
急遽『大子町の「もみじ寺」へ行こうっ』と云うことになった。
「ときわ路パス」利用なので料金はかからない。
下り列車(14時16分発)が間もなく来る頃だが、用足し中のTさんが間に合いそうにない。
列車に待ってもらう訳にもいかない。
14時37分、奥久慈大子駅に到着
数分後、Fさんの車が大子駅に到着し、無事Tさんと合流したのには、皆さんびっくり。
(実は、Fさんが帰った直後に、携帯で事情を説明し、Tさんを車で送ってもらうよう頼んでおいたのだ)
Tさんを大子駅まで送っていただいたFさんには丁重に礼を言い、ここで分かれた。
残り13名が「もみじ寺」で名高い永源寺へ向かった。
水郡線に沿って永源寺へ。
押川に架かる長岡橋を渡り、
14時55分、永源寺に到着。
六地蔵がお出迎えだ。
もみじ寺(永源寺)の紅葉
日陰のため、色合いが今一つだが、寺全体がもみじに覆われている。
いろんなもみじがある。
ひときわ真っ赤なもみじ
これほど赤いもみじは見たことがない。
山門までもみじのトンネルが続く。
陽の当る午前中にでもかみさんと訪れてみたい。
永源寺の山門
本堂へお参りを済ませる。
境内にはたくさんの石像が置かれている。
これも六地蔵だそうだ。
こんなところにも”クマもん”が。
永源寺境内から、大子駅方面を望む。
帰りにもう一度紅葉を楽しんで、
永源寺を後にした。
『来て良かったねっ』
駅前の酒屋で缶ビールを、コンビニでつまみを買い、
常陸大子駅へ行ってみると、水戸行きホ-ムは既に大勢の客が電車を待っていた。
ゆっくり座ってビールでも飲みながら、なんて思っていたのが、甘かった。
結局水戸駅までの約1時間ずっと立ちっ放し、数人だけが座れたようだ。
疲れ倍増である。
水戸駅で常磐線に乗り替え、
常磐線で、ようやく座ることができ、笑顔が戻った。
『いやぁ 今日はけっこう歩いたよねっ』
『今日はハプニングもあったけど楽しかったよねっ』
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ~』
この日は「奥久慈篭岩ハイキング」ということで、篭岩展望台からの景色を堪能した。
また、つつじヶ丘からの男体山・篭岩山系のパノラマは、素晴らしかった。
さらに、永源寺(もみじ寺)の紅葉を愛でることができたのは、幸運だったと言う外ない。
「もみじ寺」へ足を延ばさせた一因は、帰りの列車に乗り遅れたことに始まる。
終わり良ければ全て良し、ということで、めでたしめでたしである。
帰りの途中に呼び戻され、Tさんを西金駅から常陸大子駅まで快く送って下さったFさんには、
重ねてお礼を言います。『どうもありがとうございましたぁ』
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