ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

小町の心に触れられたかな? しずく石~三ツ石~東城寺

2023年05月26日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2023年5月26日(金)

隔週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
令和5年度(2023年度)第4回、令和5年(2023年)第10回、「小町の館~しずく石・三ツ石~東城寺
ハイキングに参加した。

この日の例会は、当初は5月19日(金)に実施することになっていたが、その日は昼頃から
雨の予報だったこともあり、無理はせずに1週間延期しようということになった次第。

この日、第一集合場所の乙戸沼公園に集まったのは、何とたったの5名!!
これまでで最も少ない人数に愕然といったところ。
気を取り直して車2台に乗り合わせ、


小町の里の第2駐車場へ行ってみると・・・既にそこそこの人数が集まっていた。
結局この日の参加者は20名、まあまあの参加者と言ったところだろうか。
大げさかもしれないが、胸を撫で下ろした。


いったん第2駐車場から小町の館前へ移動。
第2駐車場もほぼ満車に近い状態だった。


第1駐車場もご覧のように満車状態だ。
平日のこの時間(9時40分頃)、第1駐車場でも数台の空きスペースが見られるのだが・・・


TK会長の挨拶の後、


9時54分、いつものように元気なTK会長を先頭に、小町山しずく石を目指して、出発!


後に続く皆さん
当会最高齢のKKさん(89)の元気な顔が見える。


いつも会話が絶えない二人である。


朝日峠&小町山ハイキングコースを進み、


突き当りを左に曲がり、小町山ハイキングコースへ。


小町山登山口を上り・・・


ホッとした表情で後続を待つTK会長。


この間、この日の無事を願って「山の神」に手を合わせる人と、


寸暇を見て一休みする人が。


全員揃ったのを確認して、本格的なハイキング開始だ!!


いつもは左側の沢コースを進むのだが、この日は尾根コースの方へ。


『私はどっちも初めてなのよっ』


尾根コースは別名「長生きコース」と名付けられており、”18歳と81歳の違い”の表示があるのが
特徴である。
恋に溺れるのが 18歳   風呂で溺れるのが 81歳
10時10分、一合目を通過。


沢コースとは一味違う坂径が続く。


『二合目はどんな違いなんだろうねっ?』
早くも”18歳と81歳の違い”に興味を示す人も。src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/91/c968cf34a550a2823ed50287aec4bd15.jpg" border="0">

10時15分、二合目を通過。
道路を爆走するのが 18歳   逆走するのが 81歳
『なるほどねっ』

 
大木の中を進んで行くと・・・


10時18分、三合目を通過。
心がもろいのが 18歳   骨がもろいのが 81歳
『そうなんだよねっ』 皆さん納得の様子


大木に続いて杉木立の間を進んで行くと・・・


10時21分、四合目を通過。
ドキドキが止まらないのが 18歳   動悸が止まらないのが 81歳
『今じゃぁ しょっちゅう動悸でドキドキだよっ』


平坦になった径を進んで行くと・・・


1本の桜の木があった。
コース地図で示されている”一本桜”だ。


10時25分、”一本桜”の五合目に到着。
恋で胸詰まらせる 18歳   餅を喉に詰まらせる 81歳


五合目で一休みしよう。


『けっこう汗かいてきちゃったわっ』


後続の人も到着した。


軽いお茶タイム。
『ごちそうさま~っ』
『喉に詰まらせないでねっ』 『それはそれは御親切に』と言ったかどうか・・・


沢コースとの合流点を目指す。


谷あいの細い径を進む。


10時42分、六合目を通過
偏差値が気になる 18歳   血圧、血糖値が気になる 81歳
『身に覚えがあるよっ』


沢に架かる丸太の橋を渡り、


10時46分、七合目を通過
まだ何も知らない 18歳   もう何も覚えていない 81歳


急坂を上り、沢コースとの合流点を目指す。


10時49分、八合目を通過
自分探しをしている 18歳   皆が自分を探している 81歳
『こうはなりたくないよねっ』


眼下に沢コースとの合流点が見えた。


10時51分、沢コースとの合流点に到着し、ベンチで一休み


『いやぁ 最後はちょっと疲れたよねっ』


一息入れた後、しずく石へ。


沢コースを下って行くと・・・


11時2分、しずく石に到着。


ここから「うたのみち」を経て三ツ石へ向かうことになる。


小野小町のうたが続く。
「おもひつつぬれはやひとのみえつらむ ゆめとしりせはさめさらましを」
「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」
あの人のことを思いながら寝たから夢で逢えたのだろか?
夢とわかっていればそのまま目覚めなかったのに…


「うたたねにこいしきひとをみてしより ゆめてふものはたのみそめてき」
「うたたねに恋しき人を見てしより 夢てふ物はたのみそめてき」
うたたねに愛しい人を見ていらい、夢というものを当てにするようになってしまった…


「いとせめてこいしきときはむはたまの よるのころもをかえしてそきる」
「いとせめて恋しき時はむばたまの 夜の衣を返してぞきる」
昔は衣(服)を裏返して寝ると、夢で愛しい人に逢えると言われていました。


小野小町のうたを読みながら、三ツ石を目指す。


「うつつにはさもこそあらめゆめにさへ ひとめをよくとみるかわひしさ」
「現にはさもこそあらめ夢にさへ 人めをよくと見るかわびしさ」
そりゃ現実で冷たくされるのはしょうがないわよ、でも夢の中でさえ避けなんて… 


「ゆめちにはあしもやすめすかよへとも うつつにひとめみしことはあらす」
「夢路には足も休めず通へども うつつにひとめ見しことはあらず」
夢の中では毎日通ってくれるけど、現実は全く来ないってどういうこと?


「あきのよもなのみなりけりあふといへは ことそともなくあけぬるものを」
「秋の夜も名のみなりけり逢ふといへば 事そともなく明ぬるものを」
秋の夜長、何て言うけど名前だけね。
愛しいあなたと一緒にいればあっという間に朝になってしまうわ… 


「はなのいろはうつりにけりないたつらに わかみよにふるなかめせしまに」
「花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」
老いという抗えない運命に身をやつす女…


「うたのみち」の案内板
三ツ石まで続いているようだ。


「おろかなるなみたそそてにたまはなす われはせきあへすたきつせなれは」
「おろかなる涙ぞ袖に玉はなす 我はせきあへずたぎつ瀬なれは」
泣くと言ったってあなたの涙は「玉」程度かもしれないけど、私は「滝」よ!


「いまはとてわかみしくれにふりぬれは ことのはさへにうつろひにけり」
「今はとてわか身時雨にふりぬれば 事のはさへにうつろひにけり」
もうお別れだ、といって私が年をとったら、あなたの言葉も色あせてしまったわ。


前方に三ツ石の一つが見えて来た。


「いろみえてうつろふものはよなかの ひとのこころのはなにそありける」
「色見えでうつろふ物は世中の 人の心の花にぞ有りける」
色が見えないで変わってしまうものは、人の心の花だったのね。


11時12分、「うたのみち」終点に到着した。
小野小町のうた十首を並んでいた順に紹介したが、他にもうたはあった。
興味のある方はこの径を一度歩いてみては・・・


三ツ石最大の石


大石の前で一休みしよう。
『うたを読みながら歩いていたら、いつの間にか着いちゃったって感じだねっ』


軽いお茶タイムを過ごして・・・


11時20分、次の目的地の東城寺を目指して出発!


”子宝”を通り過ぎて、山を下る。


細い山径を下る。
『径が細いから気を付けてねっ』


しばらく下ると幾分なだらかになった。


11時29分、左小町・天の川コースと右東城寺・宝篋山の分岐点に到着した。
ここを右に曲がって、


東城寺を目指す。


東城寺へ


東城寺へ


東城寺まであともう少しだ。


「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」の文字が
お薬師様の真言(仏の働きを表す呪文)は「オン コロコロ センダリマトウギソワカ」です。
おおよそ「帰依し奉る、病魔を除きたまえ払いたまえ、センダリやマトーギの福の神を
動かしたまえ、薬師仏よ」となる、そうである。


11時46分、東城寺本堂裏に到着した。
分岐点から17分経過したことになる。


東城寺本堂
山号は朝望山、院号は東光院で真言宗の寺院。
創建は延暦十五年(796年)と旧い。
ご本尊は薬師如来である。


薬師堂にお参りするNKさん。
「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」・・・


少し遅れて後続Gが到着した。
元気いっぱいである。


最後尾で一緒に歩いていたKKさんの下山を見届けたと言うIW子さんだが少し遅れて到着した。
『それにしてもIW子さんって足早いのねっ』
『当会随一の健脚だねっ』


KKさんを除く全員が揃ったところで、東城寺を後にすることに・・・
急で段差の異なる石段を下る。
危険な石段を避けて車道を下る人も何人か。


『気を付けて~っ』
細心の注意を払い、超スローペースで石段を下る。


石段を下り切ったところで車道を降りて来るメンバーと合流した。
『それでもやっぱり石段の方が早かったんだっ』


山門が見えて来た。


山門の仁王像(阿像)
とても力強い感じがする。


東城寺の山門を後にして、


ゴールの小町の里を目指す。


前方に見える一段高い所が朝日峠展望公園辺りだろうか。


小町の館を目指す。


『ゴールはもう直ぐだねっ』


小町の里の第1駐車場が見えて来た。


12時34分、ゴールの小町の館に到着した。


次回のバスハイクの説明などをして、この日はここで解散することにした。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


皆さん、それぞれお気に入りの蕎麦店などを目指したようだ。
自身は車の同乗者2名と「小町庵」に向かった。


「小町庵」はほぼ満席だったが、5分ほどで席に案内された。


3人全員が天もり蕎麦(1,100円)を注文した。
蕎麦は冷たく冷やされていて、とても美味しかった。


1週間延期していた、小町の館~しずく石・三ツ石・東城寺ハイキングが無事終了した。
地元に近いということだったが、参加者は20名とややもの足りなさを感じた。
山歩きということが敬遠されたのかも知れない。
歳を取っての山歩きは足腰の衰えを防ぐには効果があるのは確実ということなので、これからも
続けたいと思っている。
また、例会だけでなく個人的にでも機会を見つけて近くの山歩きをしようと思っている。
この日は小野小町の「うたのみち」を歩き、彼女の心のほんの一部に触れたような気がした。

この日の万歩計は、10,000歩を計測していた。

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