ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

鷲ヶ峰の眺望に満足 八島ヶ原湿原を歩く

2013年05月06日 | ウマさんの気ままなウォーキング
2013年5月6日(月)


前夜(5月5日)駒ヶ根市名物の”ソースかつ丼”を食べ、近くの道の駅「花の里いいじま」に泊まった。
この日朝、道の駅から雪に覆われている中央アルプス駒ヶ岳方面を見て、ビックリ。
5月と言えども中央アルプスはまだ冬シーズンそのものなのだ。
千畳敷カールへ登るのはあっさりと断念することに。


『「るるぶ」を見て捜した』というかみさんの計画では、『千畳敷カールに行ってみたい』と考えていたようだが、
RWを利用するにしても、冬の装備なしでは3,000m近い千畳敷カールにはとても行けそうにない。
急遽予定を変更して、霧ヶ峰高原の八島ヶ原湿原へ向かうことにした。


9時45分、八島ヶ原湿原の駐車場に到着。
駐車場は思いの外空いていた。
この時は未だ、正面に見えるのが鷲が峰だとばかり思っていた。


「八島ビジターセンター」で情報(有料の地図など)を入手し、


県道194号線をくぐって湿原へ。


七島八島の看板には、霧ヶ峰湿原植物群落は天然記念物に指定されていることが明記されれいる。


看板辺りから八島ヶ原湿原の全体が見渡せる。
まだ冬の景色のまんまである。緑の景色は全く見当たらない。
湿原が青々とした緑に覆われるのは、6月に入ってからなのだ。


兎に角湿原を一周することにした。
木製の歩道で歩き易くなっている。


湿原の八島ヶ池
前方の小高い山は車山(1,925m)だ。


車山のところどころには、まだ雪が残っている。


途中の鬼ヶ泉水は八島ヶ原湿原の中では最も小さい池である。


木製の遊歩道が続く。


八島ヶ原湿原のなかで最も大きい鎌ヶ池
ビジターセンターで購入したガイドブックによると、約10,000年前は、湿原全体が池だったそうで、
次第に藻などが増殖して中央付近が草原のようになっていったとのこと。
1年に1mm退席する、とのこと。


八島ヶ原湿原全体が大きな浮島のような形になっているのである。
写真では分かり難いが、右の草地が少し盛り上がっている。
今後何百年後かには池はなくなり、湿原全体が草原のようになってしまうのかもしれない。


ビジターセンターの対岸に無人の小屋があった。
かつては、休憩所を兼ねた店が営業していたような感じであった。


ビジターセンターの対岸から見た鷲ヶ峰(1,798m)


対岸付近は砂利道になっている。


この柵は、貴重な天然記念物の湿原をニホンジカによる踏み荒らしと、
食圧から守るために設けられた防護柵である。
柵の外にあるカラマツの林には、鹿がかじったと見られる傷跡があちこちに見られた。


車山肩方面の分岐点
大きなリュックを背負って車山方面を目指す山ガールも多い。


水無の沢
大雨などで湿原の水が溢れるとこの沢も水が流れるのだろう。


休憩所が営業中だったが、オリジナル珈琲が500円は、ちょっと遠慮しておこう。


この辺りは遊歩道が少し上りになっている。


歩道の途中から振り返って見たところ。


湿原の風景
青々とした頃にもう一度来てみたい。


鷲ヶ峰方面を望む。
白樺の木がところどころにポツンと生えている。
今の時期回りは大した変化がないので、白樺1本でも嬉しいものだ。


半寄生植物とされるヤドリギ(宿木)だ。


ヤドリギ(宿木)だけが緑である。


ベンチがあったので、一休みしていくことに。
ほぼ1周し終わって、ゴール地点を目の前にしてようやく空いているベンチを見つけた、ということである。
もう少しベンチを配置しても良いのでは、と思う。


湿原を一周し終わった。
ゆっくりと歩いたので、1時間40分を要した。
ガイドブックにはゆっくりで90分とあるので、まあまあの測度か。


万歩計を見ると、まだ8,000歩ほどしか歩いていない。
少し物足りないので、鷲ヶ峰(1,798m)に登ってみることにした。
かみさんは、一足先に車に戻って待つという。


11時32分、鷲ヶ峰・和田峠方面への登山口を出発!


最初は緩やかな坂道が続く。


途中、山道になり、熊笹に覆われて道が分かり難い場所があった。
雪などで道が覆われると、道に迷うだろう。


200mほど進むと、瓦礫の坂道になる。
鷲ヶ峰まで1.8Kmの表示


目の前が鷲ヶ峰だと思っていたが、どうやらまだ先のようだ。


坂道の途中から見た八島ヶ原駐車場


愛車が見える。
多分、かみさんからもこちらが見えていることだろう。


山腹にケルンが積んであった。


八島ヶ原全体が見渡せる。絶景である。
ほぼ正面に車山(1,925m)、左の一段高い山は蓼科山(2,530m)だろうか?


鷲ヶ峰の頂上を目指すが、頂上に木が生えていない正面の方かな?


それとも、こっちだろうか?


最初に見えた頂上に辿り着いてみたが、山頂を示す標識は見当たらない。
御嶽神社と刻まれた石が置いてあるだけだ。
残念ながら、ここは鷲ヶ峰の山頂ではなかった。


鷲ヶ峰はやはりこの前方だった。
しかし、ここで引き返す訳にはいかない。
ここまで来たら鷲ヶ峰を目指そう。


次第に鷲ヶ峰が近付いてきた。
道は思ったよりきつくない。


鷲ヶ峰への途中、登って来た方向を振り返って見たところ。
なかなか素晴らしい眺めである。


12時14分、
登山口から歩くこと約40分、鷲ヶ峰の頂上(1,798m)に到着した。


山頂からの眺望は素晴らしいの一言。
中央に見えるのは、蓼科山(2,530m)と思われる。


ぼんやりと霞んで見えるのは諏訪湖か?
360度の眺望が望めるが、南アルプス方面はあいにく霞んでいた。


動画で見たところ


後は下山するだけである。
途中のケルンから見た八島ヶ原湿原


駐車場が見えてきた。


12時54分、八島ヶ原駐車場に到着。


八島ヶ原湿原のウォーキングでは少し物足りなかったが、鷲が峰ハイキングを追加して満足した。
ハイキングを終えた後の弁当は実に美味かったことは言うまでもない。

ビジターセンターの標高が既に約1,640mだから、鷲が峰(1,798m)は大した高さではない。
せっかくなのだから、鷲ヶ峰からの眺望を味わった方が良いに決まっているのだが・・・
かみさんと一緒に登りたかったが、山登りなど大の苦手とする彼女を説得??
・・・やはり止めておこう。


ウマさんの気ままなウォーキングの目次”へ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする