朝刊と夕刊を取っている日本経済新聞が値上げで、対策を考えて単純に購読を止める選択肢は無かった。その理由の第一が高齢の柴犬が時差なく粗相をするので購読後の新聞を敷き詰めて、夜間は落ち着いて寝ることが出来ていた。もちろん折り込み広告は必要で近所の情報入手となる。
年取ると睡眠時間が不規則なりさらに仕事で起きなければならない用事が激減する。さらにコロナ下での生活が変化し、無理して座れない時間に公共交通機関に乘る必要性が消えた。今新聞は朝刊が6時半、夕刊が5時台後半に届く。築地で働いていた時は朝刊が5時過ぎ、夕刊が午後3時半についていた。これを電子新聞に変えると午前3時過ぎには読める。とりあえず見出しだけ読んで、気になるところを拡大しれ読む。夕刊は適当に読むが物足りない。
電子新聞は前はひと月10本だけ読めていて、何か新聞社の工夫が足りないと思っている。読者の住所がわかっていて、さらに仕事上の関心の記事だけ配信する仕組みがあればもう少し値上げが出来る気がする。
まだ経営上の問題が残っていてタコつぼ記事で横断的な思考が無いように見える。さらに動画を入れることを念頭に入れて取材していない。何度かTV取材を受けたことがあるが機器が小さくなり、編集の問題が今後の課題だろう。ユ-チュ-ブの動画の機材は小さく、録音もあるので今後は取材した記事の画像から様々な展開が出来る。チャットGTPから記者はAIを超える取材をしないといずれ業界から消える。ただ話すだけのアナウンサ-がとっさの反応と感情を出さないといけない時代が来た気がする。
ロシアの反乱で中国の検閲が政府の見解確立のすき間で、自由報道となってしまった事例があった。土日のため政府見解が出なかったようだ。少人数の見解の出る時間が過去なら許されたのが今は情報が洩れる。
中国のコロナ対策で大転換となったのがワールドカップ中継でスタジアムの観客がマスクなしで見ていたことから来ていると言われている。真実はどうなのだろう。隔離政策が終わって中国の映像を見ているとマスク姿はほぼ消えている。かえって日本の地下鉄内はまだ60%近くはマスク着用。
今年の7月は暑そうだ。新聞に期待するのはウソのニュースでない。事件の検証である。ネットの情報は意図的に自動配信させることが出来る。それゆえ嘘記事で世論を誘導するが時間が経てば真実が見える。
今でも豊洲市場の地下から汚染水が東京都中央卸売市場のHPで見ることが出来る。それでも都民が豊洲市場経由の食材で健康被害が出ていない。どこに世論誘導の誤りがあったか検証をする時が来たようだ。
砂糖の業界の政治圧力が歴史で証明できる。江戸時代の日本は金や銅を貿易決済の資金としていた。鉱物の生産が落ちると中国船の積み荷の砂糖を制限する政策となった。明治の初めの富国強兵の時、外貨が不足し、輸入物資で問題となっていたのが砂糖の輸入となっていた。綿花は輸入の一番だったが加工し輸出していたので問題化はされていなかった。砂糖の消費が日本で拡大したのは茶の湯文化で茶の湯の御菓子から砂糖消費が生活習慣となった。その前の平安時代の甘味を取る食材は少なかった。
日本の食文化が大変化したのが室町の動乱時期だった。