年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

中国の隠語的な言葉の入門書

2023年01月13日 | 宅老のグチ
自分の好きな本を読んでばかりいると世間の常識から外れることから、ネットで出てきた本を予約し、一月後に読むことになった。当初の予約段階では3人待ちだったが今日の段階では予約者が20人近くなっている。福神漬の謎解きをしていると明治政府の言論弾圧は今の習中国より酷い弾圧で、さらに明治日本は欧米からの監視も甘く、好き放題で薩長政権が日本を欧州の都合の良い制度を日本へ導入しようとしていた。そこにビジネスチャンスと見ている人たちによって資本の蓄積と政府の失敗した工業化政策を恣意的に安く払い下げて政争の具とした時もあった。そんな印象の中で福神漬の命名に関して学者が誰も研究していなくて、福島県郡山の石井研堂という人が缶詰の始まりという文で福神漬に言及しているが、このことに対して日本缶詰協会の歴史本ではコラム扱いで長崎の松田雅典が日本人による缶詰製造の始まりという。確かに石井の記述に関して誤りの部分が多すぎて学者が検証する必要がないくらい酷い物であった。しかし他の石井の明治事物起源に関する記述が多くの学者が引用しているのにこの差はどこから来ているのか謎だった。もう十年以上福神漬の命名に関して調べているがやはり戊辰戦争・箱館戦争の部分が意図的に入れてあって、後々言論弾圧の対象から外れるようにしたのではないのだろうかと考え始めている。

ふしぎな中国(講談社現代新書 2680)
著者 近藤 大介
 今の中国の流行りというか辞書と離れた言語の解説本で政府の建前用語と離れた若者の隠語的な発想は日本の女子高生の使う言葉と似ている。仲間内だけ通用し、すぐに使えない言葉となる。せっかくコロナ明けで感染爆発が中国で起こっているが日本より安価に免疫を獲得しそうだ。ただ多くの病死者が一時的に増えている様だ。日本へのビザ問題でどうも日本政府とマスコミの分析が遺憾発言だけで済んでいる。本当は中国から日本の企業が離れる口実を造っている様だ。中国の本音は中国人の仕事とか観光を名目にして日本の弱小企業を購入し、日本国籍を得る人を制限している政策と見たい。やはりアリババの関係者が日本で匿われているのを気にしている様だ。共同富裕は中国勝ち組にとって逃げたい気分だろう。習体制がある限り、金持ちは幕末の日本商人と似ていていつ御用金の要請が来るか恐れ始めている。
 中国は日本の税制を研究していて、固定資産税から富裕税、さらに都市住民の不公平感を抑えるため相続税もあると予想される。始まれば日本と違ってスピ-ドが早い。それゆえ中国富裕層が日本に一時的に避難し始めていると感じる。経営の苦しい日本の中小企業を中国人に買収されてもまだ嫌われてない。
 欧米の下層民は中国人を職を奪う人と見ていて、平気でアジア系住民に危害を与える。昔のニュ-ヨークの青果物等の市場を支配していたのがイタリア系の人だったが今は韓国系が増え、その結果日本野菜も韓国系の人が栽培指導しアメリカ産が増えた。統一教会騒動で判明した日本の食品輸出商社は日本魚のアメリカ向けの大手となっている。
 日本国籍を得ればパスポ-トでビザなしで行く国が最多ということが中国人にも知れたようだ。彼らは日本人になりたいのでなく、日本を利用したいので勘違いしてはいけない。忖度の日本は馴染むに時間がかかる。
コメント
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