年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

十二歳の戊辰戦争

2011年11月12日 | 福神漬
十二歳の戊辰戦争 林洋海著
福神漬命名の経緯を追ってゆくとどうしても幕末福島二本松藩のことを調べることとなる。この本の著者によると戊辰戦争は鳥羽伏見の戦いで始まるのではなく、白河戦争からだという。戦国時代の刀による戦いから銃器を中心した戦争に変化したのが東北の戦争かもしれない。しかし刀の力で組織された旧幕府軍では実際に戦闘に参加したのは下士だという。飯盛山で戦死した白虎隊の殆どは下士の子弟で上士の子弟の白虎隊員は鶴ヶ城内にこもって西軍の砲撃で死んだという。
ドン五里という言葉を初めてこの本で知った。白河戦争で西軍の砲声きいた仙台藩兵士はすぐに五里離れた郡山まで逃げたと言われた。火縄銃の時代から新しい銃器に変わっても武士階級が変わらなかったということかもしれない。刀は武士の象徴である。なた豆は漢字で書くと「刃豆」となり武士の象徴を意味するものかもしれない。福神漬には初期の試作品からなた豆が入っていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする