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がんばれ№2、№3

 トヨタが揺れている。一時は世界1の自動車メーカーの座に着いたが、VWグループに抜かれてトップの座から転落。また、品質の問題で、頼りのアメリカ市場で販売・生産中止。トヨタの車に乗ると、踏み込んだアクセルペダルが戻らず暴走する。怖い怖い。
 トヨタは品質が売り物であった。その品質でミソを付けるとトヨタの車にはなんの魅力もない。造る車が100点満点、横綱でトヨタは世界の頂点に君臨してのではない。トヨタの80点主義といわれ、抜群に成績は良くないが、まあ、良くできる子。9勝6敗か8勝7敗を繰り返しながら大関を長く務める。そんな車ばかり造ってきたわけ。東大を目指す優等生や横綱はトヨタにはいない。
 こっちからあっちへ、安全に快適に移動する、こういう目的を達するにはトヨタ車はいいだろう。しかし、運転する楽しみ、単なる移動手段ではなく、移動になんらかの付加価値をもとめる人はトヨタ車には魅力を感じない。そのトヨタが売れていたのは、巧みなマーケティングと広告もさることながら、品質に負うところが大きい。その品質がこのていたらくではどうしようもない。
かんばん方式」という、非道な生産方式を編み出し、下請け、協力会社をいじめ、時間外のQC活動で従業員をただ働きさせて、膨大な利益を得てかってはトヨタ銀行などといわれた。そのおごり、傲慢がここに来て、ヤキがまわってきたというべきだ。
 他の自動車メーカーはこれを好機として、ぜひがんばってもらいたい。常勝軍団、無敵の横綱、他を圧するトップ、こんなもんをのさばらせておく、業界、スポーツ、ジャンルはろくなもんではない。切磋琢磨、群雄割拠してこそ成長があり、見ていても面白い。相撲は関脇が強い場所は面白いといわれる。№2、№3がもっとがんばらなくては。ホンダ、ニッサン、マツダの奮起を望む。ついでいうけど、阪神も。巨人を今年も優勝させてはいけない。
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コメント
 
 
 
お世話になります (だんな)
2010-01-28 21:00:40
トヨタ自体も奥田体制で踏み込んだアクセルが戻らなかったのですね。

それより、今日も私はトヨタでの会議に参加してきたのですが、
従業員の方々の危機感のなさ・・・。
「北米のリコールで来期も赤字、あっはっは!」と他人事なんです。
呆れたというより、この会社本当に大丈夫だろうかと心配に・・・。

ホンダも最近トヨタ化しているので、日産に期待ですね!
 
 
 
だんなさん (雫石鉄也)
2010-01-29 10:12:28
私は、本来はホンダファンなんですが、確かに最近のホンダはトヨタ化しつつあるかも知れません。
ニッサン、それもスカイライン、ハコスカといわれていたころのスカGの伝統をうけつぐスカイラインならば、大いに期待が持てますね。
それとマツダのロータリーは魅力です。
 
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