雫石鉄也の
とつぜんブログ
「週刊ブックレビュー」の復活を要望する
NHK-BSの週間ブックレビューが終った。まことに残念なり。21年も続いた長寿番組だった。954回で終わり。切りのよい1000回目に何か特別番組をやるのかなと思っていたが、そこまで至らなかった。
あまりテレビをみない小生にとっては、毎週、必ず見ていた数少ない番組だった。録画しておいて、土曜日の夜、ウィスキーをちびちび飲みながらこの番組を観るのが、週末の大きな楽しみだった。
愚にもつかぬバカ番組が氾濫する中で、極めて貴重な知的な番組だった。視聴率が低かったのだろう。高視聴率なら継続していたのではないか。しかし、スポンサー頼りの民放なら視聴率を気にしつつ番組作りをしなければならないだろう。しかし、NHKはわれわれ視聴者が支払う受信料で賄っている放送局だ。民放ほど視聴率を気にしなくてもいいはずだ。極端なことをいえば、観ている人が1人であっても、その番組に社会的な存在意義があれば、NHKは番組作りを続ける義務があるのではないか。NHKとはそういうタチの放送局ではないのか。本格的なブックレビュー番組が他局で無い以上、NHKとしてはこの「週間ブックレビュー」を継続すべきだった。
小生個人としても痛い。SFはさすがに長年のSF者で、新刊のSFの評判は小生の耳に入って来る。ミステリーに関してもある程度のうわさも聞こえてくる。「SFマガジン」や「本の雑誌」も購読しているから、エンタティメント小説に関しての情報は入手できる。しかし、どうしても「偏り」が出る。その点、この番組は小生が張っているアンテナには絶対に引っかからない本を紹介してくれた。まことにありがたかった。また、番組後半の著者のインタビューも面白かった。著者インタビューは雑誌などの印刷媒体ではよく目にするが、やはり著者自ら映像で語るのは説得力がまったく違う。
番組の終わりにアナウンサーが希望を持たせるようなことを、チラッといっていたが、同様のブックレビュー番組の復活を強く要望する。
あまりテレビをみない小生にとっては、毎週、必ず見ていた数少ない番組だった。録画しておいて、土曜日の夜、ウィスキーをちびちび飲みながらこの番組を観るのが、週末の大きな楽しみだった。
愚にもつかぬバカ番組が氾濫する中で、極めて貴重な知的な番組だった。視聴率が低かったのだろう。高視聴率なら継続していたのではないか。しかし、スポンサー頼りの民放なら視聴率を気にしつつ番組作りをしなければならないだろう。しかし、NHKはわれわれ視聴者が支払う受信料で賄っている放送局だ。民放ほど視聴率を気にしなくてもいいはずだ。極端なことをいえば、観ている人が1人であっても、その番組に社会的な存在意義があれば、NHKは番組作りを続ける義務があるのではないか。NHKとはそういうタチの放送局ではないのか。本格的なブックレビュー番組が他局で無い以上、NHKとしてはこの「週間ブックレビュー」を継続すべきだった。
小生個人としても痛い。SFはさすがに長年のSF者で、新刊のSFの評判は小生の耳に入って来る。ミステリーに関してもある程度のうわさも聞こえてくる。「SFマガジン」や「本の雑誌」も購読しているから、エンタティメント小説に関しての情報は入手できる。しかし、どうしても「偏り」が出る。その点、この番組は小生が張っているアンテナには絶対に引っかからない本を紹介してくれた。まことにありがたかった。また、番組後半の著者のインタビューも面白かった。著者インタビューは雑誌などの印刷媒体ではよく目にするが、やはり著者自ら映像で語るのは説得力がまったく違う。
番組の終わりにアナウンサーが希望を持たせるようなことを、チラッといっていたが、同様のブックレビュー番組の復活を強く要望する。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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おっしゃるように思わぬ「掘出し物」に出会うこともありましたし
著者インタビューは作家の肉声が肌で感じられて大いに楽しみでした。
打ち切りの背景は視聴率ですが、最近の「活字離れ」とも無縁ではないでしょう。
今やNHKは民放以上に視聴率絶対の風潮で嘆かわしい限りですねえ。
際限のない「バラエティ化」ですっかり本来の「タチ」を忘れています。
ただ、ブックレビューは近いうちに復活するのではないでしょうか。
NHKは視聴率を気にしなくてもいいはずですが、やっぱりNHKといえども、視聴率が低ければ制作現場に圧力がかかるのでしょうかね。
「活字離れ」だからこそ、こういう番組に番場って欲しかったですね。
私も、なんらかなの形でブックレビュー番組は復活すると思っています。
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