雫石鉄也の
とつぜんブログ
とつぜん対談 第103回 嫁と姑の対談
きょうのゲストはお二人です。このお二人あまり良好な関係ではありません。険悪です。倶に天を戴かずです。この問題はどこのご家庭にも当てはまる永遠のテーマといえるでしょう。ほんとうは、お二人で直に話し合って解決すればいいのですが、このお二人、お互い顔を見るのもいや、口をきくのなんて、めっそうもないとおっしゃいます。ですからきょうは私が入って、3人で話し合っていこうということです。
姑
あら、雫石さん、ヨメ子さんはまだですか。
雫石
もう、お見えになるでしょう。
姑
あの人、お化粧に時間がかかるから。○夫ちゃんはいま、単身赴任だから、化粧してだれに見せるつもなんでしょ。
嫁
すみません。出かけに宅急便が来て。
雫石
はい。お二人、おそろいになりましたので、お話ください。
姑
聞いてください。孫の進学のことなんです。私は私学に進めたいのですが、ヨメが反対で。
雫石
お姑さん。なぜ私学がいいのですか。
姑
公立の学校はアホな子が行く学校ですわ。ウチの孫をそんな学校に入れるとアホがうつります。
雫石
お嫁さん。なぜ私学は反対なんですか。
嫁
確かに私学はカシコな子ばかりです。公立はアホもいればカシコもいます。世の中に出ればアホな人とも、カシコな人ともつきあって行かなければなりません。世の中、いろんな人がいる。これが本当の勉強なんではないでしょうか。
雫石
なるほど。
姑
雫石さん。納得してもらったら困ります。こないだ私、コープに買いものに行きました。ちょっと大きなモノ買ったんです。コープを出ると、ヨメ子さんがおりました。呼んだんですが知らん顔されました。重いモノ持って帰って腰を痛めましたわ。
嫁
あ~ら。すみませんねお義母さん。気がつきませんでしたわ。
姑
あんなに大きな声で呼んだのに。耳だいじょうぶ。勝手つんぼじゃないですか。
嫁
勝手つんぼはお義母さんじゃありませんか。
雫石
まあまあ。そんなこと水掛け論です。お二人は同居じゃないんですか。
姑
息子はいっしょに住もうといってくれるのですが。
雫石
お嫁さん。なぜ同居しないんですか。
嫁
同居しましたよ。結婚当初は。
姑
ああ、確かに同居しました。ちょっと雫石さん。これ見てください。
雫石
なんですか。1週間ぶんのメニューですね。なになに。
日曜 鶏の唐揚げ。デザート 手作りアイスクリーム
月曜 天ぷら 手作りプリン
火曜 エビフライ 手作りショートケーキ
水曜 コロッケ 手作りアップルパイ
木曜 アジフライ 手作りチーズケーキ
金曜 とんかつ 手作りシャーベット
土曜 スペアリブの竜田揚げ 手作りババロア
これがどうかしましたか。
姑
揚げもんばかりでしょ。それに、やたら手作りのお菓子ばかり食べさせられて。わたしみたいな老人には、毎日揚げ物はきつい。それにわたし糖尿です。こんな食事ばっかり食べさせて、ヨメ子さん、わたしを殺そうとしてたんだ。
嫁
揚げ物は○夫さんの好物で、それにこれは彼が単身赴任に出発直前の1週間だけのメニューです。それに、お菓子も彼のリクエストです。
お義母さん。老人で腰が痛いとおっしゃいますが、老人会の手踊りの会で、この前の神戸祭りのパレードに出てたでしょう。私、サンテレビで観てました。どこが腰が痛いのでしょう。
姑
メンバーが足らないからどうしてもと頼まれたのよ。
雫石
はいはい。結局、いまは同居してないんですね。どっちが出て行ったのですか。それにしても、あの、素人のばあさんの手踊り、だれに見せるんでしょう。見て喜ぶ人がいるでしょうか?
姑
老人会のお仲間が喜んでくれましたよ。
嫁
わたしが息子を連れて出て行きました。夫は単身赴任。わたしと息子とお義母さんの3人の暮らしは考えられませんわ。だいいち息子の教育に悪いですわ。お義母さんは、息子が欲しがったらなんでも買い与える。こんなんじゃわがままな大人になります。それに夫は九州に単身赴任してますが、九州支社長に出生したんですの。私も九州出身ですし、夫とも相談したんですがいいずれ九州に永住するつもりで、賃貸マンションに引っ越しました。
姑
ほんとはスープの冷めない距離なんていいますが、私は東灘、ヨメ子さんと孫は北区なんです。よそのヨメは、ちょっとお義母さん、おいもさん、炊いたから、とおかずのおすそわけを持って来てくれるんですが。
嫁
一度、持って行ったじゃないですか。ヨメ子さんの味付けは濃いといって食べなかったじゃないですか。
私、北区へ引っ越してせいせいしてるんです。東灘ですと、お義母さんの手の者が、私のことを逐一、お義母さんに報告してますので。
姑
それだけ、わたしがヨメ子さんのこと気にかけてるんでしょう。
嫁
気にかけてるんじゃなくて、あれこれ嫁いびりのネタを探してるんだわ。
姑
なにをいうんです。このバカ嫁。
嫁
なにお。この鬼姑。
雫石
まあまあ。こりゃダメだわ。
姑
あら、雫石さん、ヨメ子さんはまだですか。
雫石
もう、お見えになるでしょう。
姑
あの人、お化粧に時間がかかるから。○夫ちゃんはいま、単身赴任だから、化粧してだれに見せるつもなんでしょ。
嫁
すみません。出かけに宅急便が来て。
雫石
はい。お二人、おそろいになりましたので、お話ください。
姑
聞いてください。孫の進学のことなんです。私は私学に進めたいのですが、ヨメが反対で。
雫石
お姑さん。なぜ私学がいいのですか。
姑
公立の学校はアホな子が行く学校ですわ。ウチの孫をそんな学校に入れるとアホがうつります。
雫石
お嫁さん。なぜ私学は反対なんですか。
嫁
確かに私学はカシコな子ばかりです。公立はアホもいればカシコもいます。世の中に出ればアホな人とも、カシコな人ともつきあって行かなければなりません。世の中、いろんな人がいる。これが本当の勉強なんではないでしょうか。
雫石
なるほど。
姑
雫石さん。納得してもらったら困ります。こないだ私、コープに買いものに行きました。ちょっと大きなモノ買ったんです。コープを出ると、ヨメ子さんがおりました。呼んだんですが知らん顔されました。重いモノ持って帰って腰を痛めましたわ。
嫁
あ~ら。すみませんねお義母さん。気がつきませんでしたわ。
姑
あんなに大きな声で呼んだのに。耳だいじょうぶ。勝手つんぼじゃないですか。
嫁
勝手つんぼはお義母さんじゃありませんか。
雫石
まあまあ。そんなこと水掛け論です。お二人は同居じゃないんですか。
姑
息子はいっしょに住もうといってくれるのですが。
雫石
お嫁さん。なぜ同居しないんですか。
嫁
同居しましたよ。結婚当初は。
姑
ああ、確かに同居しました。ちょっと雫石さん。これ見てください。
雫石
なんですか。1週間ぶんのメニューですね。なになに。
日曜 鶏の唐揚げ。デザート 手作りアイスクリーム
月曜 天ぷら 手作りプリン
火曜 エビフライ 手作りショートケーキ
水曜 コロッケ 手作りアップルパイ
木曜 アジフライ 手作りチーズケーキ
金曜 とんかつ 手作りシャーベット
土曜 スペアリブの竜田揚げ 手作りババロア
これがどうかしましたか。
姑
揚げもんばかりでしょ。それに、やたら手作りのお菓子ばかり食べさせられて。わたしみたいな老人には、毎日揚げ物はきつい。それにわたし糖尿です。こんな食事ばっかり食べさせて、ヨメ子さん、わたしを殺そうとしてたんだ。
嫁
揚げ物は○夫さんの好物で、それにこれは彼が単身赴任に出発直前の1週間だけのメニューです。それに、お菓子も彼のリクエストです。
お義母さん。老人で腰が痛いとおっしゃいますが、老人会の手踊りの会で、この前の神戸祭りのパレードに出てたでしょう。私、サンテレビで観てました。どこが腰が痛いのでしょう。
姑
メンバーが足らないからどうしてもと頼まれたのよ。
雫石
はいはい。結局、いまは同居してないんですね。どっちが出て行ったのですか。それにしても、あの、素人のばあさんの手踊り、だれに見せるんでしょう。見て喜ぶ人がいるでしょうか?
姑
老人会のお仲間が喜んでくれましたよ。
嫁
わたしが息子を連れて出て行きました。夫は単身赴任。わたしと息子とお義母さんの3人の暮らしは考えられませんわ。だいいち息子の教育に悪いですわ。お義母さんは、息子が欲しがったらなんでも買い与える。こんなんじゃわがままな大人になります。それに夫は九州に単身赴任してますが、九州支社長に出生したんですの。私も九州出身ですし、夫とも相談したんですがいいずれ九州に永住するつもりで、賃貸マンションに引っ越しました。
姑
ほんとはスープの冷めない距離なんていいますが、私は東灘、ヨメ子さんと孫は北区なんです。よそのヨメは、ちょっとお義母さん、おいもさん、炊いたから、とおかずのおすそわけを持って来てくれるんですが。
嫁
一度、持って行ったじゃないですか。ヨメ子さんの味付けは濃いといって食べなかったじゃないですか。
私、北区へ引っ越してせいせいしてるんです。東灘ですと、お義母さんの手の者が、私のことを逐一、お義母さんに報告してますので。
姑
それだけ、わたしがヨメ子さんのこと気にかけてるんでしょう。
嫁
気にかけてるんじゃなくて、あれこれ嫁いびりのネタを探してるんだわ。
姑
なにをいうんです。このバカ嫁。
嫁
なにお。この鬼姑。
雫石
まあまあ。こりゃダメだわ。
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トラキチ酒場せんべろ屋 第46回
「秋山、久しぶりやな」
「そや。心配しとったけど杞憂やったな」
「立ち上がり3回パーフェクト。これ以上ない立ち上がりやったな」
「四球なし。あいかわらずけっこうなコントロールやな」
「投げるだけやないで」
「伊予ゴジラの本領発揮のホームランやったな」
「両軍あわせて6本のホームラン乱れ飛んだ乱打戦ゆうのかな」
「ま、中日相手やったら、これぐらいの勝ち方せなあかんな」
「そや。心配しとったけど杞憂やったな」
「立ち上がり3回パーフェクト。これ以上ない立ち上がりやったな」
「四球なし。あいかわらずけっこうなコントロールやな」
「投げるだけやないで」
「伊予ゴジラの本領発揮のホームランやったな」
「両軍あわせて6本のホームラン乱れ飛んだ乱打戦ゆうのかな」
「ま、中日相手やったら、これぐらいの勝ち方せなあかんな」
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