東野としひろ活動NEWS

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社会福祉法人『三翠会』(その1)

2012-03-05 08:09:13 | 福祉・医療
 黒田庄地区文化祭で講演いただいた東前弥生さんが施設長を務めておられる介護老人福祉施設『さんすい園』を、3月2日訪問してきました。



 感動的なお話が一杯だった『さんすい園』は、どのような施設なのか?様々な施設を運営している社会福祉法人『三翠会』はどのようにして設立され、拡大していったのか?この2点を知りたいと思い、東前施設長にご無理を言って、視察させていただきました。



 社会福祉法人『三翠会』は、昭和63年、当時三田市議会議員を務められていた東前さんの義父が社会福祉法人の認可を受け、特別養護老人ホーム『さんすい園』50床、ショートスティ4床、ディサービス20人でスタートしました。『三翠会』とは、三田市の青磁は翠(みどり)が美しいことから名づけられたそうです。
 平成7年、90名定員の『あいの保育園』を設立されます。高齢者と保育園児の交流を図ることで、心優しい子どもたちの育成と高齢者の生きがいづくりが願いでした。当時、先進的な取り組みとして全国的に注目されました。
 平成10年、定員20名のケアハウス『ブルーさんすい』を設立し、特別養護老人ホームも50床から100床に増床しました。ケアハウスとは、自立した生活がいとなめる方が入所できる施設で、特別養護老人ホームに入所される前の方を受け入れます。設立当時、三田市外の方が多かった施設ですが、やがて地域にしっかり根ざし、入所希望者が増え、100床に増床されました。



 平成11年、翌年介護保険制度が導入されるのを受け、24時間対応の訪問介護(ホームヘルプサービス)、在宅介護支援センターを立ち上げます。
 平成16年、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)『薬師のさと』を2ユニット(18名)を建設されました。
 平成19年、『三翠会』設立20周年記念を迎え、特別養護老人ホーム100床のうち、50床をユニット形式に改築されました。国の方針でもありますが、ユニット形式をとることで、『さんすい』で看取りができ、家族の方も宿泊することができるようになりました。三田高原病院との連携も取れるようになり、医師の派遣も受けるようになりました。
 平成23年には、『さんすいクリニック』(在宅介護支援診療所)が敷地内に建設されました。
 社会福祉法人『三翠会』は、地域社会や時代の要請に応え、新しい施設を建設し、規模を拡大していきました。それを支えたのは、東前さんたちが、施設で働く職員を大切にしてきたからだろうと思いました。しんどい仕事をしているからこそ、人権研修を大切にしてきたこと、本音の言える職員の人間関係を大切にしてきました。施設運営の無駄を削り、職員の給料を少しでも上げられるように頑張ってこられたそうです。
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