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総務産業常任委員会の視察

2024-07-16 06:07:36 | 市議会活動

 7月10日(水)11日(木)の2日間、私の所属する総務産業常任委員会では香川県坂出市と愛媛県西条市へ視察に行ってきました。視察目的は、現在特定所管事務調査事件として調査している『土地利用計画の見直し(区域区分の廃止)』についてでした。

 西脇市では、戦後まもなく策定された都市計画に基づき、市街地と市街化調整区域に分けられました。中畑町・住吉町と旧黒田庄町は都市計画区域外(白地)です。西脇市内で大きな割合を占める市街化調整区域は、市街地の環境を守るために住居や工場等を建てることはできません。そのため、自分の土地でありながら家が建てられない、工場誘致が進まない等の不満の声が上がっていました。一方、市街地では都市計画税を長年払っているのに、市街地がよくならない、特に平成16年台風23号以降の市街地の地価の下落や空洞化に危機感も持たれていました。

 昨年、兵庫県は都市計画のマスタープランの見直しを行い、現在、区域区分を廃止するか存続させるかについて市町の意向を確認しています。西脇市が入る東播都市計画区域では、加西市が廃止の方向、小野市が存続の報告、三木市・加東市・西脇市は検討中です。

 西脇市議会としても、方向性を出すべく特定所管として調査を行っています。今回、事前に坂出市・西条市へ質問事項を提出した上で、視察に伺いました。

『見直し時期での課題』では、①区域区分見直し時や見直し後の事務量や人員について②区域区分見直し時における人員派遣等の県の協力体制について③区域区分廃止前における住民への説明会の開催状況と住民の意見は。『見直し20年後の現状』では、①区域区分見直し前と後のメリットとデメリットについて②都市計画税や固定資産税、地価の変動・変更はありましたか。何らかの対策をしましたか ③区域区分見直し後の住民の評価はどうでしたか。④区域区分見直し後の人口移動の状況、中心市街地から旧市街化調整区域への人口移動の状況はどうでしたか。(スプロール現象)⑤区域区分の廃止を実施する中で、想定外のことはありましたか。⑥もし、区域区分の見直しを実施していなければどうなっていたと想定できますか。⑦当初の目標は達成できましたか。(当初の目標と20年後の現状)

 両市とも、質問事項に丁寧に応えていただき、中身の濃い視察だったと思います。西脇市においても、市民に説明をしっかりと行い、土地利用計画の見直し、区域区分の廃止の方向で検討するべきだと考えます。

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