東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

香川県坂出市への視察

2024-07-13 06:15:01 | 市議会活動

 坂出市は、香川県の中央部に位置し、昭和63年瀬戸大橋の架橋により、四国の玄関口になっています。ただ、瀬戸大橋の架橋によって市の活性化・人口増の期待をされたようですが、架橋により人口の流失がさらに大きくなったようです。平成22年国調55,621人⇒平成27年国調53,164人⇒令和2年国調50,624人⇒令和6年4月1日48,441人。ただ、港湾工業都市として大企業が存在し、財政力指数は0.80です。ちなみに西脇市の財政力指数は、約0.45です。

 坂出市においては、市街化調整区域が75%と多く、市外への人口流失が大きくなっていました。そのため、香川県の都市計画の見直し(区域区分をするかしないかを市町の判断で行う)の方向を受け、坂出市でも、『独自のまちづくりを目指してー都市計画における線引き問題-』と題した特集を組み、議論をされてきました。結果、平成16年5月に区域区分の見直しを行うことに決定されました。

 区域区分の見直し後、人口減少の流れを止めるまでに入っていませんが、市街化調整区域内での人口減少が緩やかになってきています。市街地に住まわれている方が、市街化調整区域に住居を建てられるようになったようです。

 区域区分の見直しによって、市街化調整区域に何でも建てられるかというとそうではなく、特定用途制限地域を設けて、ホテル・パチンコ店等に対する制限を設けています。

 また、坂出市は、従前から都市計画税を徴収していなかったため、区域区分の見直しによって混乱は生じなかったとのことです。ただ、市街地内の農地課税が低くなったため、固定資産税の収入が少し減少したとのことでした。

 坂出市役所の説明を聞き、区域区分の見直しに関して、香川県の方向付けの下、丁寧な資料提供や住民説明が行われ、スムーズに移行されたように思いました。

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総務産業常任委員会の視察

2024-07-13 06:13:36 | 市議会活動

 7月10日(水)11日(木)の2日間、私の所属する総務産業常任委員会では香川県坂出市と愛媛県西条市へ視察に行ってきました。視察目的は、現在特定所管事務調査事件として調査している『土地利用計画の見直し(区域区分の廃止)』についてでした。

 西脇市では、戦後まもなく策定された都市計画に基づき、市街地と市街化調整区域に分けられました。中畑町・住吉町と旧黒田庄町は都市計画区域外(白地)です。西脇市内で大きな割合を占める市街化調整区域は、市街地の環境を守るために住居や工場等を建てることはできません。そのため、自分の土地でありながら家が建てられない、工場誘致が進まない等の不満の声が上がっていました。一方、市街地では都市計画税を長年払っているのに、市街地がよくならない、特に平成16年台風23号以降の市街地の地価の下落や空洞化に危機感も持たれていました。

 昨年、兵庫県は都市計画のマスタープランの見直しを行い、現在、区域区分を廃止するか存続させるかについて市町の意向を確認しています。西脇市が入る東播都市計画区域では、加西市が廃止の方向、小野市が存続の報告、三木市・加東市・西脇市は検討中です。

 西脇市議会としても、方向性を出すべく特定所管として調査を行っています。今回、事前に坂出市・西条市へ質問事項を提出した上で、視察に伺いました。

『見直し時期での課題』では、①区域区分見直し時や見直し後の事務量や人員について②区域区分見直し時における人員派遣等の県の協力体制について③区域区分廃止前における住民への説明会の開催状況と住民の意見は。『見直し20年後の現状』では、①区域区分見直し前と後のメリットとデメリットについて②都市計画税や固定資産税、地価の変動・変更はありましたか。何らかの対策をしましたか ③区域区分見直し後の住民の評価はどうでしたか。④区域区分見直し後の人口移動の状況、中心市街地から旧市街化調整区域への人口移動の状況はどうでしたか。(スプロール現象)⑤区域区分の廃止を実施する中で、想定外のことはありましたか。⑥もし、区域区分の見直しを実施していなければどうなっていたと想定できますか。⑦当初の目標は達成できましたか。(当初の目標と20年後の現状)

 両市とも、質問事項に丁寧に応えていただき、中身の濃い視察だったと思います。西脇市においても、市民に説明をしっかりと行い、土地利用計画の見直し、区域区分の廃止の方向で検討するべきだと考えます。

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7月の総務産業常任委員会

2024-07-13 06:11:40 | 市議会活動

 7月4日(木)、私が所属する7月の総務産業常任委員会でした。議会休会中の第1木曜日に総務産業常任委員会を、第1火曜日に文教民生常任委員会を原則として開催することになっています。

 総務産業常任委員会の協議事項は、令和5年度事務事業対象事業として取り組んできた『地区からのまちづくり事業』の最終評価をどうするかについてでした。8人の委員が評価項目(妥当性・有効性・効率性)ごとに事前に評価したシートをもとに、委員会として最終のまとめを行いました。委員によって評価内容の解釈が異なっていたため、意見を出し合う中で調整しました。『地区からのまちづくり事業』の今後の方向性『拡充』として、予算の増額を求めるのではなく、お茶代等にも活用できるように付帯意見を付けることになりました。

 私の総合評価は、5段階の4を付けました。理由は、「地区からのまちづくり事業には、地域自治一括交付金と地区まちづくり実践補助金がある。地域自治一括交付金については、使い勝手が良いとの評価を4地域自治協議会から聞いている。残りの4地区に対し、地域自治協議会の創設に向けて、早急に取り組むべきと考える。その際、重春・野村地区の扱いには一考を要する。地区まちづくり補助金については、飲食に一切使ってはいけないとの規定があるが、イベント等での参加者への炊き出しやお茶代等は考慮すべきと考える。各地区の住民組織が、より活用しやすい補助金にすべきと考える。」と書きました。

 続いて、政策等形成過程についての今後の取り扱い、7月10日・11日の行政視察について説明がありました。香川県坂出市・愛媛県西条市へ『地域区分の見直し』を調査テーマに、行政視察を行います。事前に両市へ提出している質問事項は、『見直し時期での課題』では、①区域区分見直し時や見直し後の事務量や人員について②区域区分見直し時における人員派遣等の県の協力体制について③区域区分廃止前における住民への説明会の開催状況と住民の意見は。『見直し20年後の現状』では、①区域区分見直し前と後のメリットとデメリットについて②都市計画税や固定資産税、地価の変動・変更はありましたか。何らかの対 策をしましたか ③区域区分見直し後の住民の評価はどうでしたか。④区域区分見直し後の人口移動の状況、中心市街地から旧市街化調整区域への人口移動の状況はどうでしたか。(スプロール現象)⑤区域区分の廃止を実施する中で、想定外のことはありましたか。⑥もし、区域区分の見直しを実施していなければどうなっていたと想定できますか。⑦当初の目標は達成できましたか。(当初の目標と20年後の現状)

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加古川の堤防の草刈り

2024-07-13 06:07:40 | 地域行事

 7月7日(日)、河川愛護と呼ばれる私の集落の加古川の堤防の草刈りでした。田舎に住むためには、草刈り機と軽トラックが必需品のようになっています。

 日中が暑くなるので、早朝6時半作業開始です。6時15分に自宅を出発しました。加古川の堤防には、隣保ごとの草刈りをする範囲の杭が打たれていました。私の隣保は、若者が3人と私を含め高齢者が2名の5名で作業を行いました。傾斜のきつい堤防の草刈りですから、私を含め高齢者には大変な作業です。若者3人がよく頑張ってくれたので、比較的スムーズに完了させることができました。隣保担当に範囲の草刈りが終わったので、隣の隣保の手伝いをすることができました。

 河川愛護は、西脇市内全域に行われている行事です。年2回行っているところもあります。高齢化が進む中、河川愛護の継続が市全体の課題になっています。

 草刈りを業者委託している地区も出てきています。私の集落でも、担当している範囲の3分の1を地元の建設業者にお願いしています。そのため、隣保の担当範囲が少なくなっています。

 作業はスムーズに進み、2時間で終了できました。刈り終わった堤防を見ると、気持ちがいいです。やれやれです。

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7月定例の議員協議会

2024-07-13 06:06:31 | 市議会活動

 7月9日(火)、7月定例の議員協議会が開催されました。

 定例会休会中、全議員が集まり様々な課題を協議したり日程調整を行う議員協議会は、第2火曜日の午前中に行われます。議員協議会の協議事項は、議会運営委員長の報告、各委員会からの報告、議員研修報告でした。

 9月定例会は、8月23日告示、8月30日~9月26日までの28日間で開催されます。9月定例会は、令和5年度決算審査が主な内容です。また、6月定例会の反省として、一般質問の在り方について委員長から報告がありました。

 文教民生常任委員会からは事務事業評価対象事業(多文化共生事業)と調査事項(消防の在り方)、総務産業常任委員会からは事務事業評価対象事業(地区からのまちづくり事業)と7月10日・11日の視察について報告がありました。広報広聴特別委員会から、議会だよりの用紙の変更と一般質問の記事の在り方について報告がありました。

 議員研修報告では、5月22日~24日にJIAMで行われた「全国地域づくり人財塾」について私の方から報告しました。

 7月16日に臨時議会が招集されます。野間川に設置されている水尾井堰が5月27日・28日の豪雨により、取水施設が被災しました。国の補助を受けて、災害復旧工事を早急に行う必要があるため、補正予算が組まれることになりました。しっかりと議論ができればと考えています。

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