走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

放任と任せるとの違い

2014年02月17日 19時54分24秒 | つぶやき

私は「放任」という言葉があまり好きではない。

「放任」の意味は、「何らかの事態や人などの行動に関して、何も手を出さずに成り行きに任せること、またはその状態を指す。」だからだ。

これでは無責任ではないかということである。

部下に仕事を任せるということをこういう風にしている人たちが結構おられる。

今回、プロジェクトを立ち上げるにあたって、その中心となる部下といっぱい話をした。

こういう場合、私は上司も部下も関係なく、腹蔵なく話をすることにしている。

多少遠慮が見え隠れするが、ため口をたたかれようと気にしない。

むしろ、ため口をたたかれた方が相手の本音が聞けていいくらいだ。

この話し合いでは一切手を抜かない。

なぜなら、相手がどれだけの思いをもって、何をいつまでにしたいかをここで見極める必要がある。

だからといって詳細まで必要ない。

がんじがらめにしてしまうと柔軟性に欠ける可能性もある。

そして、本質を見極めていると感じたら、あとはお任せする。

ただ、ときどき折に触れ進捗状況を聞いてみる。

実はここが「放任」か「任せるか」の違いなのである。

大切なことは、ベクトルからずれていないかの確認をする。

そして、仮にずれ始めていたとするならば、早めに軌道修正をしなければならない。

早めの軌道修正は、傷を浅くするという効果がある。

危機管理上、とても必要なことだと思っている。

ただし頻繁に確認をすると嫌がられるし、何よりも自分に対する信頼度について疑問視する可能性がある。

この点は難しいと思うが、とことん話をすると、その時点でチェックポイントが見えてくるのである。

つまり、「いい頃合い」に尋ねるのである。

だから、プロジェクトリーダーになる人物に「上司と部下の役職は関係ない。違いがあるとすれば、それはそれぞれの役割である。私の役割は、いざという時に責任を取る。それだけである」と説明するようにしている。

実は、このことがモチベーションを上げさせることにつながり、「絶対に上司に責任を取らさせない」という思いを抱くことになるのである。

まあなんとずるい上司なのだろうか(笑)

そして、明日、新たなプロジェクトが立ち上がる!! 

 

 



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