走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

遺跡の跡の夏祭り

2008年08月17日 23時53分16秒 | その他
 久米地区の来住廃寺(きしはいじ)祭

 ここの夏祭りは少し変わっていて、祭を活用して子どもたちを含めた若い人たちに地域の財産(ここでは「遺跡」です)を知ってもらい、地域に愛着を持ってもらおうというコンセプトをもって開催しています。

 他地域のそれが盆踊りの延長から来ていることを踏まえますと、祭を通して地域情報を発信することに力点を置いているのは本当に珍しく、またぶれない夏祭りになっていると思います。

 この日は、口数の少ない安永公民館長が少しだけ饒舌(じょうぜつ)になってくれ、これから取り組む地域と学校との連携体制について話をしてくれました。
 その中で、地域と学校がスクラムを組むためのコツを次のように教えてくれました。

 ①まず貸し借りの関係をつくります。
 ②そのためには学校からは来ないので、まず地域から学校へ
  飛び込む。
 ③難しいところから入るのではなく、簡単な手伝いから始める。
 ④この簡単な手伝いの実績を積み上げていく。
 ⑤学校から頼まれたことは全力で適える。
 ⑥そして、たまに学校にお願いする。
 ⑦そのためには、地域の方にコーディネーターの存在が必要。

 なるほどでありました。
 こういうことが勉強できるので、地域活動を観に行くのがやめられないのです。

編集後記:公民館主事の村山君、あまりの人の多さに君の写真を
     撮ることができませんでした。ごめんなさい。


 来住廃寺祭というだけあって、市教委・文化財課の情報提供コーナーのテントが出ています。


 なんとビックバンド・ジャズ・オーケストラの演奏がありました。


 「ここまで準備するのは大変でしょう?」という質問に対して、「地域の人たちがすべてやってくれるけん、楽よ。」と謙遜する安永公民館長です。

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