走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

時代が求める人、時代を切り拓く人

2006年02月11日 19時39分08秒 | その他
私には役所に入った時から可愛がってくれているN野さんという先輩がいる。N野さんとの出会いは、昭和54年に入所した選挙管理委員会事務局から始まる。すぐの先輩、N野さんは大変厳しい人で、仕事で少しでも手を抜くと、すぐ怒られた。
同日選挙が始めて行われた後、こっぴどく怒られた。指示待ち族であった私は、自ら進んで仕事をしていなかった。そのことを見逃さなかった。私はN野さんの前でポロポロ泣いた。自分の不甲斐なさが悔しくて泣いた。
その後、選挙事務の電算化を一任された。その時に、事務分析をする中で、どうしても従前の事務処理では電算化するのに、不具合が生まれる。そこで、N野さんに相談した。「そうか、わかった。なら、改めよう。」と言ったと思うと、皆を集めて、「電算化するには、従来のやり方ではうまくいかなくなる可能性があるので、これこれこうする。」、鶴の一声だった。
また、私に「乱読、寸読、積ん読、でもいいから、本を読め。」と教えてくれたのもN野さんだった。「選管というところは専門知識には秀でるが、世間から疎くなる。お前は行政マンだから、いろんな知識をもっておけ。」と言われた。
そんなN野さんが認めてくれ始めたのが、電算化を行い、開票担当としても独り立ちしはじめたくらいだったろうか。「お前、好きにやってみろ。」と言ってくれた。
今も、公私共にお世話になっているのだが、N野さんはいつしか部長、私も課長という年齢になった。
最近、私の良からぬ噂をどこかで聞いたのだろう、心配してお茶を誘ってくれた。
「お前なあ、『時代が求める人』がいるて言うが、『時代を切り拓く人』だからこそ、時代が求めるてこと知ってる?お前さあ、自分で『時代が求める人』だと勘違いしてない。時代を切り拓いていかないかぎり、時代は求めないんだよ。お前は、時代を切り拓いてきたと俺は思ってる。多分、社会もそう思ってる。くじけるなよ。お前の良さは、不器用でも必死で時代を切り拓く姿だよ。その姿に、みんな感動してるんだよ。」
久しぶりの、先輩のきついお言葉でしたが、いつもながら優しい言葉でした。
そうだ、俺が時代を切り拓くんだ。がんばるぞー!!

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