走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

子どもたちを絶対に見捨てない

2008年08月11日 22時44分55秒 | その他
 ベイスボールチームの誕生

 今夜、粟井公民館に行ってきました。
 この公民館では、子どもたちと真正面からぶつかっています。
というのも、実は子どもたちの居場所づくりの対象は大方が小学生で、中・高校生までは手が回らないのが現実です。

 そうした中、少しだけ遠回りをしている中学生に対し、公民館活動を通して居場所づくりに取り組み成果をあげています。
学校や家庭だけで受けとめられなかった子どもたちを地域が加わりしっかりと受けとめたのです。
 子どもたちがみるみる変わったといいます。

 粟井公民館の樋野公民館長は、「子どもたちは何も悪くない。」と言い切ります。
 そして続けて、「悪いのは子どもたちの周りにいる大人たちだ。」とも。
樋野公民館長のその姿勢が、周りの大人たちの心を動かしています。

 「子どもたちを絶対に見捨てない」

その強い信念こそが子どもたちに伝わるからこそ、子どもたちも信頼するのでしょう。

 そして、今日、ある高校生2人が野球部を退部したことをきっかけに、このままでいいのだろうかという問題提起をした大人たちがあえて「野球(硬式)」という手段で彼らに夢に再チャレンジする大事さを教えようと「ベイス(作為的にこのように表記)ボールチーム」を立ち上げることになりました。

 構成は、最年少は15歳、最年長は43歳。
 すごい。
 こんな年齢幅のあるチームは聞いたことがない。
 
[子どもたちを交え今後の取り組みを協議するメンバー]

 でも、野球チームを子どもの居場所として位置づけした粟井公民館のユニークな活動を応援したいと思っています。
大人たちは、単に子どもたちと遊ぶだけではなく、野球を通して規律やチームプレイの中で社会の中の人としてのあるべき姿を教えたいと思っているのでしょう。

 元気な公民館は、このように簡単だけど楽しめる方法で出来上がるんだということを学ばさせていただきました。

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