走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

失敗を恐れる君へ

2011年09月04日 00時12分02秒 | 悩める君へシリーズ
 若い仲間たちと話していると、無防備な発言を聞く機会が多い。
そして、その発言に対して根拠を求めていくと簡単に行き詰まってしまう。
その発言のほとんどが思いつきの場合が多いためか...

 後で後悔する。
なぜなら、その友人たちにとって私はただの陰険なオヤジとしか映らないからだ。

でも、怯(ひる)むつもりはない。
なぜなら、ものごとを詰めていく時にどういった手順で考えていくかは、自分自身が身をもって体感しないと身につかないと思っているからだ。
 しかし、最近、この手法では若い人たちにはダメージが大きいということがわかってきた。
なぜなら、その若者たちは指摘されることを恐れて、危険を冒さなくなってくるからだ。
そして、危険を冒さなくなると、「楽だ」と気づく。
余計に危険を冒さなくなる。

 不思議なものである。
危険を冒さないということは、新たな喜びが絶対にこないということを引き換えにしていることに気づいていないからだ。
こういう時、自分の失敗談をいっぱい話すことにしている。

 失敗したから今の自分があるということをわかってもらうために。
私はスーパーマンでもヒーローでもない。
失敗ばかり続けているただのオヤジであることをわかって欲しい。

 だからといって同じ失敗をして欲しいと思っているのではない。
むしろ、そういう失敗をひとつでも多く事前にクリアできれば、もっと有効な行動が取れるはず。

 そして、失敗をしたからといって法治国家のわが国では命までとられることはない。
大切なことは、失敗しないことではなく、失敗を恐れて何もしなくなるということだ。



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