走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

粟井ふれあいマーケット

2008年01月20日 19時30分05秒 | その他
★★★ やっと見れました

 粟井公民館では、オンリーワン事業を上手に活用してふれあいマーケットを月に一回(毎月第三日曜日粟井公民館駐車場で開催)開催しております。
何度か見に行く予定にしていたのですが、その他の用務が入って実現できませんでしたが、何とか今日実現しました。
 今日はあいにくの雨でしたので、公民館の中での開催でしたが、思ったより多くの人たちが参加しておりましたのでびっくりしてしまいました。

 もともと粟井公民館は、オンリーワン事業費をあまり使わずに自主事業でやってくれています。
樋野公民館長とお話していて、よく言われるのが「課長さん、お金があればそれなりのことはできます。しかし、大事なのはお金なしでどうやって工面しながらやるのか、もう一つ言ったら、どうやって儲けるのか、それが大事なんや。」
含蓄のあるお言葉ですし、それを行動に起こされています。


★☆☆ 進化するイベント

  同席していた天崎君曰く、「立ち上げた時と比べると出店数が増えてますよ。」ということでした。
なぜ増えているかというと、そこには見えないチエが凝縮されているような気がしました。

 まず一つ目の仕掛けが、子どもたちを上手に巻き込んでいるということです。
子どもたちにお店の経営を任せ、売上管理もさせています。
生産者から販売者まで流通の一連の流れを小さい時から体験をさせるということは本当に大事なことで、作るときから漫然と考えるのではなく、消費者の心をつかむためにはどうすればいいのかと考え始めると思うのです。

 教育とお金儲けを切り離そうという考えがありますが、世の中に出て困らない人に育てるためにはとても必要なことだと思います。

 二つ目の仕掛けが、子どもたちを金儲け主義にするのかという批判をかわすために、子どもたちの労働対価として現金ではなく「スマイル」という通貨を作って、それで支払っています。
子どもたちは、そのスマイル金を使って、食事やおやつを買うのです。
つまり、地域通貨のミニミニ版です。
その仕組みもよく出来ていて、地域通貨には原資が必要であり、その原資は一定量維持できるか、増える仕組みが必要です。
ここでは、売上利益が、その原資に回るようになっていて、子どもたちを育む原資になっているのです。
 きっと粟井公民館でふれあいマーケットに参加した子どもたちは、一流の生産者やビジネスマンになることでしょう。



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