走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

議会前の勉強会

2009年09月15日 22時13分48秒 | 激励
 9月議会が開会している。
当課もどうやら質問が出そうである。
今日は、そのための準備で追われた。

 通常、答弁はリーダー以上が書くのが普通かもしれない。
でも、当課では担当者に書かせることにしている。

 特に新規事業の時などは、意識してそうさせている。
担当者にとってはたまったものじゃない。
でも、この点については厳しく申し付ける。

 仕事は、最初から最後まで携わって初めて達成感を味わえるものだと思っている。
 また、仕事は楽しいことばかりじゃない。
むしろ、つらく、苦しいことの方がはるかに多い。
だからこそ、達成した時の喜びは半端じゃない。

 技術的なことは一切教えない。
自分で、過去の答弁をひっくり返し、自分なりにその事業をどう捉えていくか、そしてそれをどう表現するか、すべて自分で決めさす。
私はというと、それらが上がってくるまで待つ。
苦しみもがいていても知らん顔である。
こういうときの私は、冷たい。

 答弁を書くときに、単に作文だけだと思って書くと、かなり厳しい追求をされることになる。
まだスタートしていない事業をあたかも始まっている現実のように頭に描いていないと相手にしっかりと伝わらない。
そして、時間軸をどんどん先に延ばしていき、その事業の着地点まで描かせる。
すると不思議なことに、事業推進中に起こりそうな課題や問題点が見えてくる。

 本人にとっては、試練である。

 企画は少し勉強すれば描ける。
でも、それを形にするには、予算化し、それを形にしていくためには、さまざまな人たちに関与してもらわなければならないから、それなりの人的ネットワークや団体を知っておかないと(形には)できない。

 地域社会の中で何か形にしようとする時、どんな人たちや組織が登場するか、これが浮かばないと致命的である。
なぜなら、その登場人物が大なり小なり得したり損したりするからである。
ほとんどが妥協の産物であるが、少しでも夢や希望がなければ動かない。
そこで、総合調整能力が必要となる。

 かなりのエネルギーとパワーを必要とする。
 だから、諦める人が多い。

 しなくても、評価なんか変わらないと自分に言い聞かせる。
 むしろ、することで失敗する方が割をくう。
 だから、手を出さない。

 こんな中途半端な部下はつくりたくない。
 どんな障害に出くわしても乗り越えられる部下を一人でも多く育てたい。

 今日の文書は自分でもまとまりがないと思う。
 疲れとるなあ...