走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

反省二点

2008年12月16日 21時26分10秒 | その他
 最近、自分の仕事にどこか気の緩みみたいなものを感じていて反省しきりであります。

 その一つ目は、ある会議の出席依頼を他部署の方にお願いをしました。
 毎年、何人かにお願いをしていたので、その人たちのリストを見たときには何も違和感を持ちませんでした。

 しかし、そのリストの欄外に、ある人が欠席した場合には、この人にお願いするという内容が追記されていたのです。
 当然、その方からお叱りの電話をいただきました。
 あわてて、そのリストを見返しました。
内心、「うわぁ!!やってしまった。」という思いでした。
つい見落としてしまっていました。
毎年のことなので、油断をしてしまいました。

 すぐに担当者を呼び、その資料についてメール便で送ったかどうか確認したところ、いつものことなので庁内のメール便で送付したとのこと。
その担当者にとっては、毎年のことなので何もワルびれた様子はなく、先方がなぜ怒っているかさえわからなかったようです。

 こちらからお願いをしているにもかかわらず、相手の気持ちや立場に立っていない。
はっきりいって私の指導力不足であります。
 そのリストの作り方、また例外的なことに対する配慮、毎年のことだからと気を抜いた自分の責任であります。
 後日、直接、謝りに参りました。

 一言、「自分がされたらどう思うんや」
 そのとおりであります。
 誠に申し訳ございませんでした。
 深々と頭を下げ帰ってまいりました。
 まだまだであります。


 二つ目は、底冷えのする寒い日の会議でのできごとです。
 この日のメンバーは、組織外の有識者の方々ばかりです。
会議開始前に来られた方からお茶が出ました。

 「え!!」とつい絶句しました。
担当者は、ペットボトルのお茶を茶碗についでお客様に出すよう指示をしていたのです。
しかも、そのお茶は冷蔵庫で冷やしたものでした。
慌てました。
すぐにお茶を下げるように指示し、さらに熱いお茶に切り替えるように指示しました。
お茶の葉がないという返事が返ってきたので、そのペットボトルのお茶を沸かすよう指示しました。
おそらく、担当者たちはそんなまずいお茶を出す方が、お客様に失礼ではないかと思ったかもしれません。

 会議を単に形式的なイベントとして捉えていたのか、それとも会議に集中しすぎて心にゆとりがなかったのか、どちらにしても「お茶程度くらい」という認識だったと思います。
寒い中、私たちのために忙しい時間を割いて出席いただいたお客様に対して、本当に失礼なことをしてしまいました。

 お茶の世界に「一期一会」の精神があります。
 それは、華美なことによるおもてなしではなく、ありのままの姿で心からおもてなしをする精神だと思うのです。
 寒い中、部屋に入ってきたときに熱いお茶でもてなされるだけで、その会議は和やかなものになると思うのですが、そういう考えにいたらなかったのは、やはり私の指導力不足であります。

 私は、平素、気づいてもあまり細かいことは言わないようにしています。
心のどこかに、嫌われたくない上司になりたかったのかもしれません。
そういった不埒な考え方が、今回のようなことを引き起こしてしまったのであります。
平素の何気ないことに気を抜くようでは、大儀をなすことは不可能です。