走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

スバルという名の天使

2005年09月27日 22時55分27秒 | その他
今日、職場にとっても可愛い天使が来てくれました。
名前は「すばる」ちゃん。
松山青年会議所(以下、「MJC」といいます。)の福祉委員会のメンバーが訪ねてきてくれたのですが、彼等にくっついてきちゃいました。
今、MJC の福祉委員会のテーマは、障害者の人たちの就労機会の創出と拡大であります。
過去に、さまざまなMJC の人たちとお付き合いさせていただきましたが、どの人たちよりも熱く、フットワークよく行動をされ、いつも驚かされてしまいます。
そのメンバーのひとり、Sさんの娘さんがスバルちゃんです。
Sさんには、三つ子さんがおられ、三人とも障害者ですと聞いたことがありました。でも、それを聞くまで、Sさんの明るさに、そのような環境があるとは微塵も感じられませんでした。
そのSさんが、「今日は連れがおります。」と言われ回りを見渡したのですが、見つけられずキョロキョロしていたら、小さな電動車いすで、ウィ~ンと登場してくれました。
そして、大きな声で「S・すばるです。」、「5歳です。」と自己紹介をしてくれました。それは本当に屈託のない笑顔と澄んだ声でした。
スバルちゃんは、この電動車いすを巧みに乗りこなすことができるようで、かなりのスピードとターンまでやってのけるそうです。
夢は、「愛媛大学に行き、お天気お姉さんになる。」ことだそうです。
「おじさんも、応援してね。」と言われ、何を応援したらいいのか、戸惑ってしまいましたが、「スバルちゃん、君ならきっとなれるよ。」と心で叫んでしまいました。
Sさんが、真顔で「普通の学校に通わせたいんですよね。」という言葉が、耳に残りました。
私たちの普通のことが、ある人たちにとっては普通じゃないことが、この社会にはまだまだたくさんあるようです。
自分の利益は、地域社会の中にいる人たちすべてを幸福にすること。改めて、初心にかえりました。

ヨシダソースの吉田社長

2005年09月27日 01時56分27秒 | その他
昨日、バリバリバリューというテレビ番組を見ていたら、アメリカでソース事業で成功された吉田社長が出演されておられました。
吉田社長は東京オリンピックを見て、アメリカ選手が次々に金メダルをとるのに驚き、自分の理想をアメリカに求め、裸一貫でアメリカに渡ったそうです。当然、食べるのにも困る毎日で、得意の空手を教えることで活路を見出されたそうです。
そして、弟子の子供たちに渡すプレゼントを買うお金がないため、母親から伝授されたソースを作ってプレゼントをしたところ、評判を呼び、とうとう起業をされたそうです。それがヨシダソース(http://www.yoshidasauce.com/)の誕生秘話です。
吉田社長は、まず自らがアメリカの商習慣になかった店頭(マネキン)販売を行い、売上を伸ばしていきながら、料理番組やCMでコテコテの関西系のパフォーマンスをおこなうことで、自身の顔と商品を売り込んだのだそうです。
そこで、司会者が吉田社長に、「なぜ、そんなに派手なパフォーマンスをされるのですか。」と聞くと、吉田社長は「日本では、出る杭は打たれるという諺がありますが、アメリカでは出ない杭は捨てられるなんです。ですから、目立たんと損ですわ。」と豪快に笑い飛ばされておられました。
これを聞きながら両国の文化性の違いを感じるとともに、私の名刺と重ね合わせて考えてみました。
私の名刺は非常に派手で、目立ちすぎるのですが、これには賛否両論あります。中傷誹謗も数知れず。でも、私は辞めるつもりがなく、「継続は金」と言いますが、わざわざ遠くから訪ねて来られるお客様も増えてまいりましたし、何よりも初対面のときのつかみが名刺一枚でできるようになりました。
そして、何よりも私の名刺のファンが増え始めていることを感じるたびに、日本の社会も少しづつ「出ない杭は捨てられる」ようになり始めているのかなあと、つい思う今日この頃です。