近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 “沖縄の常識”・“八重山そば”は!その1

2008年06月08日 | 歴史
八重山諸島は、玄関口の石垣島を中心に西表島・与那国島・竹富島など9の有人島から成っているが、周囲は透明度の高い海、島々は熱帯のジャングルに覆われ、自然・文化共個性豊か!

日本全国の訪れてみたい離島ランキング調査では、石垣島がトップ・西表島が第二位と中高年層の人気が高いらしい。

総人口は約53,000人、年間観光客が約77万人も訪れるほど、島々の魅力に惹かれるらしい。訪問客は、石垣島を拠点として八重山諸島との間を往復する。
住民・観光客とも年々増え続けている。

一口に沖縄といっても、沖縄本島と八重山諸島とでは、言葉や食生活に違いがあり、例えば“ようこそ”とは、現地方言で沖縄本島は“メンソーレ”、八重山では“オーリートーリ”と云うように、同じ沖縄の人でも言葉が通じなくなったりする。





写真は、石垣島の島こしょう・ヒバーチ植物及び独特の唐辛子・ヒバーチ。

沖縄そばを例にあげると、本島では平麺が中心だが、八重山では細めの丸麺を好むし、そばに加える香辛料は、本島は“コーレーグース”、八重山では“ヒバーチ”を使うと云うように違いがある。沖縄の人たちでも戸惑うほど、いろいろな文化が共存していると云える。

1960年にアメリカ本国から農産物の援助が始まり、アメリカで余剰になった小麦粉や米などが大量に沖縄に持ちこまれた。それまで高級品であった小麦粉が普及し始めたので、戦争で男性を失った沖縄では、女性たちが現金収入のため、そば食堂を開店させたと云う。それで今でもそば屋では、おばぁさん達がやっている。

ここでは石垣島で食べられている、八重山そばを紹介する。







写真は上から、石垣島“モリーナ”店の八重山そば350円也、同“岩”店の岩そば570円也及び同“新垣食堂”の牛そば500円也。

“石垣そば”とも呼ばれているが、細くて丸い特徴のある麺で、鰹出汁しのきいたスープに、細切りにされた豚肉とかまぼこがトッピングされている。

細切りは離島根性の現われでしょうか、見かけよりも食べやすさで差別化しようと、細い麺・細切りされた豚肉・カマボコは量的にも多く見える。

石垣牛を豚肉と共に、細切りにしてトッピングしているが、石垣牛の生産地という土地柄とは云え、どんな味わいであろうか?どちらが本命?







写真は上から、石垣島“キミ食堂”の味噌スープの八重山野菜そば500円也、“トニーそば”店の豆腐入り八重山そば300円也及び“明石食堂”の八重山そば500円也。

沖縄そばとは違い、丸みを帯びた細麺に、ツルツルとした喉越しのよさが特徴で、豚骨と鶏ガラベースで、珍しい味噌つゆにも本島と差別化しようとする努力が感じ取れる。

八重山そばのスープは、あっさりした味のスープが多く、忘れられないらしい。







写真は上から、石垣島“あんまー食堂”のイカ墨そばはイカ・こんにゃく・豚肉・椎茸入り600円也、創業50年“のりば食堂”のウコン入りの黄色がかった八重山そば及び“島胡椒”店の“長命草”練りこみ八重山そば。

いずれも、イカ墨・ウコン・長命草など長寿をイメージした、八重山そばで、離島ならではの優しい願いが込められていると思う。

いずれも豚肉の形状は八重山そばらしく短冊状で、丸みを帯びた細麺。
全般に観光地らしい華やかさはなく、優しさに包まれているような感じが強い。


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