近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 “沖縄の常識”・“八重山そば”は!その2

2008年06月09日 | 歴史
八重山そばは、島によって其々個性があるが、ここでは竹富島の八重山そばを取上げてみる。

竹富島は石垣島から船で10分ぐらいの所にあり、周囲が約9キロ、面積5.4平方キロメートルの小さな島。竹富島は観光と雑穀など僅かな農業から成り、人口は350人ほど。



写真は、竹富島の街並保存地区。

竹富島は、サンゴ石を積んだ石垣や赤瓦の屋根とシーサー、冬でも鮮やかに咲き誇っている花々など、いかにも沖縄らしい鄙びた街並みで、その集落は“国の町並み保存地区”に選定されていると云う。

と云うことで、八重山諸島の中でも人気があり、観光客数は年々増え続け、2005年は41万人で、八重山訪問客の半分以上は竹富島を訪れていることになる。
昭和22年頃の記録では、人口が2,200人ほどであったらしく、過疎化が進んでいる様子が窺える。

居住民の減少傾向に反し、観光客は増え続き、住環境の整備などにより、地元居住者を増やすことが課題。
住民約350人に対して、一日単純平均観光客約1,100人と約3倍にもなり、近い将来十分なサービスを提供できなくなるかも・・・・・。





写真は、竹富島“竹の子”店の八重山そば400円及び同竹の子店の八重山そーきそば。

“竹の子”は竹富島で一番有名な食堂で、人気メニューは八重山そばと言われているが、売り切れ次第閉店するらしく、訪問客は我先にと12時頃には行列ができると云う。

開業31年の“竹の子”店の特徴は、八重山そばらしく形が丸い細麺と細切り肉で、豚骨+鰹だしで鰹の風味が上品であっさりしたスープに、島名産の香辛料“ピヤーシ”で味を整えた、風味豊かに仕上げた竹富島の定番そば。

“医食同源”の考えが活かされ、地味で控えめな食材・盛付けは、健康嗜好が感じ取れる。







写真は、竹富島“やらぼ”店の車エビ入り野菜そば1200円也、アーサー・モズク入り八重山かまぼこ及び八重山かまぼこで巻いた、もち米・黒米おにぎり。

日頃簡素な食生活の中にも、祝い事や行事の時は、様々な工夫をこらし、美味しいごちそうを作り、イベントを盛り上げるらしい。

写真のように、“やらぼ”食堂は、素朴な島の味が人気で、季節限定のメニューとして、竹富島産車エビのスープで贅沢な“エビ入り野菜そば”がメニューに載る。時価相当とはいえ、直近では1,200円と食事代としては異例なほど高いが、旬な季節を祝い、感謝する。

八重山カマボコにはアーサー・モズクが練りこまれ、いかにもヘルシーで、島外に出荷されるほど人気が高いと云う。2年連続で農林水産大臣賞を受賞した。

カマボコにはアオブダイが使われ、魚の味がしっかりとついた、さつま揚げに近いらしい。

もち米と黒米を八重山かまぼこで巻いた、“にぎりかまぼこ”は、いかにも祝い事か行事に振舞われる、特別な食べ物に見える。


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