近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

奈良桜井市の纒向遺跡で、重要建物を囲んだ溝跡見つかる!

2012年02月23日 | 歴史
最新の発掘調査による新発見を、引続き紹介します。

邪馬台国の最有力候補地とされる奈良県桜井市の纒向遺跡で、卑弥呼(248年ごろ没)と同時代の大型建物跡など中枢部を囲んだ可能性がある溝跡が見つかり、同市教委が平成24年2月16日発表した。

中枢部周辺では建物跡などは見つからず、大きなスペースが確保されていたことも判明。市教委は「建物が重要なものだったことを示している」としている。







写真は、桜井市の纒向遺跡の中心部のうち今回発見された溝跡の位置、矢印されているところが、現在の発掘調査現場及び今回発見された溝跡。

市教委によると、溝跡は東西約6m・幅約60cmで、09年に確認した3世紀前半の大型建物跡(南北19.2m・東西12.4m)を含む計4棟の建物群から南約40mの位置で見つかった。

出土した土器から、3世紀の中ごろから後半に埋められたことも分かり、建物群と同時期に存在していたとみられる。

大型建物は同時代では最大級のもので、他の3棟と一直線に配置されていた。

配置は飛鳥時代の宮殿と共通するもので、建物群は纒向遺跡の中枢部とされている。

発掘調査は、4棟の建物群の南側で行われたが、溝跡までの約40mの間には、同時代の建物跡などの遺構はなかったと云う。




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