近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

京都市右京区の嵯峨野古墳群のうち甲塚古墳とは!

2009年08月06日 | 歴史
甲塚古墳は、直径約38m・高さ5.5mほどの円墳で、埋葬施設は巨石を用いて構築された、全長約14.4mの両袖型横穴式石室で、南西方向に開口していると云う。

嵯峨野一帯の古墳時代後期の円墳では、円山古墳に次ぐ規模で、この地域の秦氏・首長墓の系譜をひく古墳と考えられている。





写真は、植木屋の私有地に残っている甲塚古墳全景及び小さな社によって守られている墳墓。

写真のように、甲塚町植木屋の植木畑の中にある円墳で、いかにも植木屋らしい光景。一番高い所では周囲が70m位で、丸く高く兜の形をしているのでこんな名前がつけられたと云う。

奥の1番広いところに、写真のような小さな社が造られているが、これは後の人か造つたもので、太秦でも1番古い古墳ではないかといわれている。



写真は、甲塚古墳から出土した、両袖型の横穴式石室。

蛇塚古墳や天塚古墳など前方後円墳が主体の太秦地区に対して、甲塚古墳のある嵯峨野地区では、後期の円墳・方墳が主体となっているらしい。

写真の通り、石室が完存している。




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1 コメント

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初めまして!!&思い出 (まさはん)
2013-06-22 22:26:31
はじめまして!!岡山県岡山市に住む「コフニスト」のまさはんと申します。
その甲塚、には思い出があります。
それは今から調度30年前、1983年の夏休みでした。私は中学1年生でした、夏休みの宿題に「京都市・右京区にある3ヶ所の古墳を調べて、レポートしなさい」という社会科の宿題で甲塚を訪れました。その当時は柵は無かったような覚えがありますし、真っ暗な石室に恐る恐る入室した覚えがあります。
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