近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

天理市のフサギ古墳とは!

2011年03月06日 | 歴史
フサギ古墳は、天理市成願寺町フサギ塚の台地にあり、全長約110m・後方部一辺65m×60m・高さ9m・前方部の高さ5mほどを測り、前方部を西に向けた前方後方墳で、大和古墳群を構成している。





写真は、フサギ古墳全景及び遠景。現在は田圃や柿木畑にポッカリ浮かぶ。

この古墳が位置するオーヤマト古墳群の中の萱生(かよ)支群は、12基の前方後円墳と混在して、5基の前方後方墳から構成される、特異な古墳群として知られる。

本古墳は前方後方墳であるだけに、注目すべき古墳。

フサギ塚古墳は前方後方墳としての大きさは県内で5番目、全国でも7番目の大きさを誇る。

大和神社の参道入り口と上ッ道を挟んで対峙しているが、くびれ部から前方部にかけて大きく破壊されていると云う。

1987年に前方部の一部が発掘調査され、墳丘の盛土が確認された。

しかし古墳の築造時期を示すような遺物は出土していないらしいが、4世紀中頃築造とされる。

ただ前方後方墳という墳形からして、古墳時代中期以前の築造は間違いなく、、かって刀剣類が出土したと言い伝えられている。




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