おはようございます。一晩中、音をたてて雨が降った東京です。普段の冬とは全く違う気象に、恐れを感じています。
関東以北の雪の無さを見るにつけ、春のお米の水は? 夏の水は?と不安になるのです。私達に出来ることがある間に、間に合いますように。
「出汁セレモニー」を終えて、大名椀が運ばれてきました。
出汁セレモニーとは、私の密かな命名です(笑)。三種類の鰹節をその場でかいて。それぞれをお客様に楽しんでもらって。その日の出汁をひき、まず、出汁を味わってもらう。その後、厨房に下げて、塩加減し、椀を仕上げて供するのです。
出汁を汁にするのは、塩の力だと、くっきり理解する一時です。(ニッコリ)
自分にむけて、そうっと蓋をとり、胸一杯に、その香りを楽しみました。
蓋をおき、しげしげと椀に魅入ります。まことに華だと、京味の西さんの言葉を思い返します(ニッコリ)。
■椀:聖護院大根、蟹
美味しいおつゆを意識させる、静かな椀だね。紅白を主にして、盛り込みにすがしさと香りをあしらう。
いつか、辿り着きたい椀の姿。しみじみと味わいました(微笑)。
★仕事が立て込んでいて、なかなか時間と気持ちがとれず。のんびり記事ですが、ゆるりとお付き合いください。