滋賀県長浜市の先に余呉湖という美しい湖があります。地域の伝統食である『熟鮓』、発酵食を大事にすすめる徳山鮓は、私が尊敬する一軒です。春の食をいただきます。

▪️鹿の胡麻和えと蕨(わらび)、菜の花、蕪、菊菜
余呉湖をかたどったお皿に盛り付けられる。湖まわりの林の枝をきり、春の菜をおひたし、出汁浸しにして盛り込む。
美しい。野にある生き物が、人の手を得て、身体を養う食に、形を変えて供されることを、しみじみ思います。
鹿肉の細切りの、コク深い胡麻和えは、常に私の気に入りの逸品です(ニッコリ)。冬の最後の贈り物と、春の菜とのコントラストに、目も舌も喜びを感じます。

全体の構成を尋ねながら、合わせるお酒を相談します(ニッコリ)。滋賀の酒、七本槍をベースに据えながらも、ワインを合わせるのも楽しいものです。
この日の最初は、シャルドネ100%の泡を。すっきりと綺麗に、胡麻和えにも若菜にも、調和してくれました。やるな!
さぁ、滋賀の春をいただきます。
▪️徳山鮓(とくやまずし)、滋賀県長浜市余呉町川並
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