
■ほうとう
最初に合わせ出汁をしっかり取って置き、地の味噌を複数あわせて、そこに南瓜が溶け込むような、昔ながらのスタイルの、ほうとうです。手打ちの麺はムッチリして噛み応えがある。
皆で囲炉裏を囲んで、取り分けて、ふーふーしただろうって、思う気配が嬉しいです。

こんな感じで、取り分けるお椀と共に運ばれてきます。

■塩麹仕立てのほうとう
ここ四年ほど見かける、さっぱりした優しい風味のほうとうです。
昔ながらのほうとうが、解け合う旨さであるならば、こちらは具材の違いも味わう特徴があると、私は感じています。
この塩麹も、おかみさんが作りねかせている。その端境期だった去年はなかったわ…なんて、繰り言をいって甘えてみる(笑)。

平茸、舞茸、椎茸、えのき、私は名を知らぬ美味しい地の茸、ほくほく甘い南瓜、人参、じゃがいも、葱、蒲鉾、油揚、四角豆、白菜、…。
里芋のときも、絹さやの時も、ありました。
だからこそ、折々の季節の恵みと思う、ほうとう。(ニッコリ)
いつも、溢れる混雑のお店が、別館で会食があるからと、珍しく空いていて。おかみさん達の来し方、 店を商うこととこの先など、静かに話をきかせて貰って。
再訪をしっかり思って、後にしました。
様々な地を訪れて、よく戻ってきたと言って貰える幸せ。その地名を聞くたびに、懐かしく浮かぶ笑顔のある幸せ。
旅は非日常だけど、人の生きざまに繋がっていると、思います。
■七福 (山梨県甲州市塩山熊野)
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