過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

哀しみを偲びに換えてくれた食 3

2017-06-11 18:51:00 | 外食でリフレッシュ!
気持ちが満たされ、心も静かに落ち着いたからか、お腹もほぼほぼ…になってきました。
以前はソムリエがいたので、お酒と何か少し?(ニッコリ)の相談が出来たのですが、いまは叶わず。熟考して、決めました。

■ペキンダック、一人二枚
おっとぉ…嬉しくパク食したからか、写真がなくて、びっくりです(笑)。
最初に、海老煎にのせた美しいダックの切片が、目前に案内されて。マントウかクレープかと尋ねられ、クレープとこたえました。
甘味噌、白髪葱と、ふうわりと春餅(しぇんぴん)にくるんで、届きました。

ざくりっと噛むと、ぶわっと拡がる鴨の脂の甘味、しゃくしゃくと消えていく一時の深い満足感でした。
この気持ちがあっていたか?(笑) もう一回、試すのです。

気持ちがしっかり満足して、締め括りにむかいました。



■マーラーカオ
甜点心から。ほの甘のしっとり&ふっくら蒸しパンを。
この素朴さが、変わらぬ人の暮らしのように思います。馬来西亜(マレーシア)のケーキ、異なる文化を取り入れて活かす……そんな風に生きなくちゃ(ニッコリ)。



■杏仁豆腐、果実ソース
ひんやりに励まされる方もいます(ニッコリ)。

嘆く、哀しい気持ちを、語り合ったり食したり、音色に背をおされて、偲ぶ気持ちに、欠片を受けて頑張ろうと思う気持ちに昇華させてくれた時間、レストランでした。
真っ当な食は、人を正気にする……は、幾度も聞かされた言葉ですが、今宵も正しかったのです。自分も、一汁一菜から、真っ当な食を刻んでいきたいと、改めて思ったのでした。

■萬珍樓點心舗、横浜中華街


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哀しみを偲びに換えてくれた食 2:点心と音色

2017-06-11 10:28:09 | 外食でリフレッシュ!
こちらは点心飲茶のレストランです。プーアール茶と、十年紹興酒にレモンをぎゅっと搾りこみ、香港や台北スタイルで食しています。

点心を注文して、ゆっくり待つ時間は、朋の話をする時間です(ニッコリ)。

ピアノの生演奏、そのテイストは上海バンスキング調が嬉しい。
ピアノ引きがアマポーラをひいてくれる。人生は輝きに満ちた時があり、時は過ぎても、その輝きは失われないっと吟う…。



■叉焼きしめん包み

ムチムチの、とるんとるんの、きしめん包みは、私の二大気に入りです(笑)。
広東料理の腸粉の流れにある料理で、浸水し砕いた米に、でんぷん質を加えて、布状に蒸しあげたのが、乳白色の包みの調理法の基本と思います。
しっとり、中の具材に、ときめきをプラスする素敵さ(ニッコリ)。



■帆立と肉焼売
みっちり肉餡に、干し帆立貝柱の旨味が香る。旨さが前にでる豊かなひと口(笑)。



■萬泉水餃子
萬珍樓の大事な水餃子。ずっと繰り返し作られる、しみじみ美味しいシュイチャウ。何年たっても、きっと思い出す味。私の二大気に入りです(笑)。


二胡と揚琴の生演奏は、中国の曲と日本の曲を交互にひいてくれていて。
歌い上げる二胡と、波のような規則性と静かに拡がる永続性を重ねる揚琴(中国の打弦楽器、36鉄琴とも)。
心に染みる音色は、初めて聴く曲にも聞き惚れる力をもっていて。

そうだ、繰り返し繰り返し、人と出会い、人を送り、人は社会を作って、皆、頑張ってきたのだな。
時代の求めるものが変わり、人の浮き沈みはあっても、人はささやかな暮らしを一生懸命やりきる、ものだな。

心を動かす人だからこそ哀しいが、出会えた幸せは失われない。自分のなかに、移された灯火に誠実でいよう。それが活かすということだから。
哀しみは偲ぶに昇華し、私達を護り、律する力になる。
人の想い、願いは、こうして受け継いでいかなくては! そう静かに決したのは、この食卓ででした。(微笑)



■海老の湯葉巻き揚げ
サクサクッ。噛むと、口中でハラリッとこぼれ、海老の旨さが立ち上がる。
海老煎餅のパシパシ感と、対比すると、食感の違いが楽しくなって。

一つの食材に、違う表情をもたせる。
あるアプローチが受け入れられなくとも、別なアプローチを探そう。そんなウットオシイ(笑)ことを考えながら、点心を食しているお客が、何人いるのかっと、可笑しくなりました(笑)。

笑うこと、心の灯火に恥じずに生きること。偲ぶ気持ちを、自分に活かすこと。そんな想いを育ててくれた食でした。感謝。


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哀しみを偲びに換えてくれた食 1 (萬珍樓點心舗)

2017-06-11 09:47:49 | 外食でリフレッシュ!
このところ、残念な知らせが相次いで……65、61と若すぎるお別れに、無念だろうっと言葉がありません。
人に課せられた絶対は、死であると解って仕事をしていますが、それでも続くと応えます……。
心の朋にして先達を送る時の寂しさ。そこから教えを忘れずに立ち上がって、小さくとも前へっと自分を奮い立たせるには、力が必要だと、思う年齢になりました。(微笑)

昨日は送る会の後に、精進おとしに 萬珍樓點心舗 に席をとりました。静かな賑わいに満ちた店内なら、ゆっくり話もできようものです(微笑)。



■くらげ酢
■白切鶏

もくもくっと楽しく噛むくらげ。太く、甘味と酸味のバランスがよいくらげを噛んでいると、美味しいっとしみじみします。



むっちりな鶏に、こちらの美味しい葱だれをまぶす。ひんやりが、自分に溶けていくと、ホォッとため息がでます。

同じ名前の料理は、あちこちにあっても、ここのは一線を画す(微笑)。
私達が早すぎると惜しむ方も、また、出会って共に時を過ごせて幸せだった、と、改めて胸に拡がる想い…。



■レタスのXO醤炒め

いい干し帆立の香り。最初のパリバリの旨さ、しっとりしてからはXO醤が穏やかに絡む香りの楽しさ。
炒め物には、いくつもの美味しさのポイントがあること。
きっと、我等が朋にも、いくつもの場所で、それぞれに居てほしかった、と願う人が居て。私達は、それぞれで欠片を胸にだいて、自分の灯火に加えていかなくてはならない…と思いもしました。

■萬珍樓點心舗、横浜中華街


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