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過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

平安時代食の工夫に胸打たれる(前編)

2024-12-14 07:30:00 | 日いづる国の伝統食
★飛び込み記事です★
いくつか、記憶に残る外ごはんがあります。2024年のうちに書き留めたい!
この記事は、2024年10月に、『歴史公園えさし藤原の郷』(岩手県奥州市)で食した『平安時代食』です。


美しい!奥州藤原氏のお膳を、歴史考証に基づいた再現食を、体験学習しました。


えさし藤原の郷は、歴史テーマパークを呼称されていますが、平安時代の建造物を正しく再現して、テレビや映画の撮影に供されている施設として、観光客の人気とのこと(ニッコリ)。今年の大河ドラマでも使われたとのこと。奥行きのある空間、遮るものの無い空に、うなづきます。


歴史再現の場に、供されていた、藤原秀衡の祝膳です。よく見れば、この写真と、最初の写真は、ほぼ重なります!
金を算出し、豊かであって、歴史に光を残した、奥州藤原氏の祝膳を、説明記録に基づいて、ご紹介します。13の器があります。


▪️調味料『塩、醤(ひしお)』
平安時代の食は、素材の味を食すもの。調味料は後付けで、お好みでつけるスタイルとのこと。
その調味料は三つ、塩、ひしお、米酢です。いわゆる天日干しの塩は、甘さを含んでいて、醤は丸みがあって。
この調味料も、藤原の郷製でしたが、販売は無し。美味しかったので、残念!


▪️一の皿:鴨の醬焼き、鮭の笹焼き、枝豆、栗、大根、大葉
素朴に見えるけれど、奥州市で採れた秋から冬の旬のご馳走であると、感動しました。醤を塗された鴨は甘いし、鮭の脂はまるい。奥州藤原氏の祝膳の豊かさに想いをはせました。
[学び]
・平安時代の肉の調理は、焼き物、煮物、醬漬けにしたしし醤、などが記録に残されているそう。しし醤は、塩辛の原型にあたる調理法で、平安時代からあるとの話に、ワクワクしました。
・魚のうち大きいもの(鮭、鯛)は、内臓を取り、干して、保存食とするのが常で。特別な食は、生魚を香り野菜で巻いて焼いて供されたそう。


▪️二の皿:鮑と大根の酒蒸し
写真の中心にある一皿です。
今に伝わる、鮑の酒蒸しでした。薄く切り、醤を乗せると、うん!美味
当時から、これを手に入れた藤原氏の力を感じます。

▪️三の皿:むなぎ白蒸
写真、上方左奥の白い淡雪かんのような見た目が、この料理です。



外してみました(笑)。ふわふわの淡雪のようなものは、豆腐とメレンゲの蒸し物と思います。鰻の白焼揚げに重ねています。
これに類する調理が、平安時代に考えたとは!
[学び]
豆類は蒸した後、発酵させて食する『穀醤(からびしお)』が、すでにあったとのこと。今の納豆の始まりをみるような調理です。

私が驚いたのは、原始の調理法である、焼く、煮る、干す、に加えて、蒸す、が頻繁に使われていることです。蒸し器を作り、火を差配する技術が使われていることです。
権力者の祝膳ならではと、思いますが、庶民にはいつ広まったか、興味深く思いました。

記事は続きます。お付き合いください。


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京料理のお取り寄せ

2024-10-21 11:22:00 | 日いづる国の伝統食
やっと秋らしくなりました!


外食に出ずに、のんびり食してもらうために。美濃吉の宅配をお願いしました。東京に美濃吉食品なる工場があり、そこから1時間単位の指定時刻で、専用スタッフが配達してくれました。
可愛らしい風呂敷に、お箸やお手拭きも揃って、届きました。


こちらは、ご飯抜きの強肴的な盛り込みです。お魚の幽庵焼きや、卵焼き、野菜の煮方が、京の会席料理の味に沿って仕上がって居ました。



お品書きで数えると25品。ほぼ2人前に分けられる数で整えられていて。重宝しました。
23区内からの配達を使ったお取り寄せは、食のおもてなしの、選択肢を広げてくれる!とわかって、良い体験になりました。


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秋を楽しむ!栗ご飯

2024-10-02 12:12:00 | 日いづる国の伝統食


栗ご飯!食卓に秋がきました。


毎年、九月お彼岸の頃に、埼玉の農家さんがくださる、つやつやの栗たち。嬉しい、季節の贈り物です。


▪️ゆでて渋皮まで剥いた栗

[作る]
1)栗はたっぷりの水につけて、1時間ほどおく。(状態のわるい栗をのぞく。)
2)平鍋に重ならないよう栗を並べ、しっかり浸る量の水、塩 大さじ1を加えて、ことこと茹でる。30分ほど茹で、火を止めて、蓋をしたまま、室温まで冷ます。
3)鬼皮、渋皮をむく。
4)2合の浸水したお米を、通常より控えて水加減し、小さじ1の塩、大さじ1の日本酒を混ぜる。栗を重ならないよう広げて、お米に並べて炊飯する。
炊き上がったら、全体をさっくり混ぜ合わせて、蒸らす。


炊き立て、ゴージャスな一枚(笑)


今年の栗は当たり年?!
粒が大きい上に、ほくほくと、甘いです。
皆、お代わりモードでした。ご馳走様!


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7/1 祈ってくださる方に感謝

2024-07-01 22:52:00 | 日いづる国の伝統食


今年も、六月の晦日に、クロネコさんがインターフォンを鳴らして。一つの箱が届けられて。表書をみて、私は感謝します。

金沢の登志子さんが贈ってくださる願い。七月一日に氷室饅頭を食して、無病息災を願います。

母方の祖父が金沢にゆかりがあり、彼の地を知る大叔母の元に届ければ。色々忘れてしまったのに、懐かしい話をしてくれます。幸せな時を忘れない、幸せの形を、私も見せてもらいます(微笑)。



優しい甘さ、静かな品の良さを、私もいただいて、願います。
去年、いただいたのは、病院で。そこから一年、薄紙をはぐようなペースでしたが、息災にむけて歩いてこれました。護ってくださった感謝を、新たにして。また一年をと、願います。
登志子さん、ありがとうございました。ご縁に感謝です。
(素敵なblogはこちらです→登志子のキッチン


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薔薇で心を満たした後は、口福を(ニッコリ)

2024-06-06 15:40:00 | 日いづる国の伝統食


神代植物公園で、薔薇を楽しんだ後は、深大寺で蕎麦をたくるのが、我が家流。口福(笑)までセットです。
久しぶりの再会を喜んでくださる、昔からの蕎麦屋さんを、気に入りに決めています。
先ずは、板わさ、味噌田楽、にしん煮付けなど、昭和のあてをつまみます。(薄めの、蕎麦焼酎の蕎麦湯割りに、よくあいます。)


舞茸のてんぷら、厚焼き玉子で、ゆっくり胃を温めます。



最後にざる蕎麦をたくります。ちゃんとした蕎麦をたくると、姿勢が良くなる気持ちがします(ニッコリ)。蕎麦湯をお代わりして、気持ちも柔らかく治りました。
▪️深水庵、調布市深大寺元町5丁目


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魚醤、さつまいも、きのこの、ほの甘い懐かしいご飯

2024-06-01 20:32:00 | 日いづる国の伝統食



食べて応援!は続いています(ニッコリ)。oisixで、
■奥能登の魚醤使用 さつまいもの炊き込みごはんの素
を求めて、椎茸、えのきを足して、炊き込みご飯にしました。

うん!さつまいもの甘い香りに、コクのある醤油系の香りが食欲をそそります。
能登の魚醤「よしる」を使用していると、説明にありました。深いコクは、ここから来ているとわかりました。

説明によれば、「よしる」は、いわしと塩と米麹を漬け込み、ていねいに撹拌し、じっくり発酵させた風味豊かな品とのこと。になっています。
 鰯か!なるほと。これが、さつまいもの甘さを綺麗に引き立てる面白さでした。
キットの舞茸に、さらにきのこを足したのも、香りを増して、良かったです。

我が家に戴き物の魚醤があるので、さつまいも、きのこと、我が家でもやってみようと、思います。魚醤の活かし方を、学ぶことができました。
奥能登の復興がすすみ、旅にいけますよう、願いをこめて!


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木更津のアサリを楽しむ・あさり炊き込みご飯と潮汁(レシピ)

2024-04-30 07:52:00 | 日いづる国の伝統食
潮干狩りの翌日は!あさりっ(笑)

○あさり炊き込みご飯
○潮汁
○味玉
○九条葱のぬた
○ビクトリア・シードレス・グレープ(キャンディぷどう)
○加賀棒茶

アサリ調理に注力する献立です(笑)。


1)もらってきた、綺麗な海水に水替えして、ザルを挟んで数時間。元気な水吐きの音を聴きながら過ごして。
2)真水を使って、殻をこすり洗いし、さらにザルで塩吐きを促します。
3)2合のお米をといで、吸水させておきます。


4)ご飯に加えるためのアサリを、蒸し煮して殻を外していきます。
26cmのフライパンに、2カップの水、半カップの日本酒、小さじ1の塩、大さじ1の醤油をあわせて、アサリを平らに並べて、蓋をして、強火に。
パンパンと開く音がやんだら、アサリを液切りして取り出し、殻をはずし、剥き身にします。作業中、剥き身には、蒸し汁をかけて、味を含ませておきます。


5)生姜を半かけ、ごく微塵切りにします。
6)といでおいた白米を、ざるで水切りし、炊飯器の内釜にいれます。アサリ蒸し汁を、ザルを通して加えます。醤油大さじ1を追加し、蒸し汁が足りない分は、水を足します。生姜を加えます。
アサリ剥き身の半量を、お米の上に広げて、通常炊飯します。


炊き上がり!幸せな香り。


まだまだ!贅沢します(笑)
7)アサリ剥き身の残りを加えて、さっくり混ぜて、蒸らします。
炊き込んだアサリは、ご飯を美味しく仕上げ、後から加えたアサリは、ふっくらした身の美味しさを味わうためです。


さぁ、アサリたっぷり。美味しく召し上がれ!豊かな香り、うまうまで笑顔、間違いなしです。


最初に分けた、あさりの1/4は、潮汁にします。
ご飯を蒸らす間に手早く仕上げます。

水に昆布を30分以上、つけておき、日本酒ひと回し、白だし大さじ1を加えて、アサリを加えます。
加熱すると、泡やあくが立ちます。昆布を鍋からのぞき、あくをひいて。アサリの口が開いたら、出来上がり。もし必要なら味見して塩を。



深い旨味が広がります。潮汁には命を延ばす力を感じます。



幸せな元気ご飯となりました。木更津の恵みに感謝!


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潮干狩りの後は、房総で魚を食す

2024-04-29 14:14:00 | 日いづる国の伝統食


潮干狩りから陸にあがり、アサリには海水、人間には真水でさっぱりしてから。房総を南に向かいます。50kmほど先、保田漁協直営の『ばんや』で、遅い昼食を。

この日は活け〆の真鯛が、お刺身になるというので、ワクワクお願いします。量り売りで1300円なりの、ピカピカのお刺身になってくれました。


かま焼きは二つに割って、こんがり焼いてくれました。


房総の鯵は美味で、これも落とせず。リピート率たかし(笑)。
鯵のたたき、刺身、なめろうの3点盛りです。


かくして、賑やかなテーブルに。ご飯と海苔汁をつけて、お魚三昧! 気持ち良い風も吹いて、いい休日でした。


私のチビの頃からの大好物。お醤油をまぶしつけた白身魚で、ご飯をちょびっと巻いて食すのです。



この日は、分厚い鯵刺もオン・ザ・ライス(笑)。数口のご飯とはいえ、日本人の自分を意識するのは、こんな時です(微笑)。
▪️保田漁協直営店、ばんや


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懐かしい見た目ながら、ぷりぷりに旨し!

2024-04-27 20:00:00 | 日いづる国の伝統食


鯛の尾頭付きをデフォルメした、おめでたい模様! 蒲鉾です。
私がちびの頃、父が教え子の結婚式に招かれた折の引き出物にも、もっと大きな、生真面目な形をした蒲鉾があったことを、何十年かぶりに、思い出しました(微笑)。

くっきりした見た目ながら、天然色素だけ。嘘のない、ぷりぷりの蒲鉾でした。嬉しいっ!



実は蒲鉾ラバーのワタクシ。先日の新潟、富山の物産館で、一山買い込んでまいりました(笑)。蒸し暑くなりかけの時、ひんやり&むっちりの蒲鉾は、何をしなくても、嬉しいスタータになるのです。
食べて美味しかった品を、ご紹介しますね。お楽しみに。


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土佐の鰹みそ (おかず味噌)

2024-04-05 15:56:00 | 日いづる国の伝統食


▪️土佐の鰹味噌

各地の伝統食品をいただくのが、好きです。
本当は、その土地の空の下、空気を感じながら、その土地の水や食材(もちろん、お酒も!)を味わいながらが、一番です。
が、物産展やお取り寄せも、活用します。

今回は鰹の生節を生かした、おかず味噌です。確かに、鰹の香りが味噌に重なりました! 胡瓜につけて食すと、うん!イケます。香りよく、そそりました。日本酒と合わせて、舐め味噌にするの有りです。

途中で、もっと合うのは、白飯だと、気づきました(笑)。暖かいご飯によし、焼きお結びにしたら、さらに似合いそうです。近日中に!

発酵食品を取り入れる、おかず味噌。今年は更に、各地を巡ってみたいと、思っています。


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