小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

療法食を与える心得

2015-01-13 | 犬&猫との暮らし
今は、図書館に行かなくても、
ネットでさまざまな情報が入手できることは、
大変便利でありがたいことだと思う。
振り回されなければ、だけれども。

IBDの犬のエサの管理について調べていたら、
数々の特別療法食を世に送り出しているヒルズの
『ヒルズ・クリニック通信 Vol.6』に
「炎症性腸疾患(IBD)の食餌管理(犠牲的蛋白質の考え方)」
というタイトルの記述があることを知った。

その中の「成分調整食(療法食)」として、
獣医さんが飼い主へどう対応すべきなのかが、
次のように記載されている。

 一般的に食餌管理の効果の成否は
 飼い主教育の成否に大きく関連してきます。
 飼い主には、療法食の必要性を説明する際に、
 根気良くやらないと切り替えは成功しないことも話します。
 さらに、不適切なおやつ類も与えないように
 厳重に指導することも必要です。

そうなのね、根気が大切なのね。
私にはおよそ養われていないけれど「根気よく」か…。

そして、私も気にしていたおやつの件、
市販のおやつには、亜鉛などのミネラルの吸収を阻害する
添加物がけっこう使われているので、
一切やめようと思っていた。

これは犬のおやつに限らず、ヒトにも当てはまり、
現在、子どもを含めて味覚障害の人が増えていたり、
アレルギーや皮膚トラブルを抱える人が増えているのは、
タンパク質や亜鉛、ビタミン群などの摂取を脅かす
加工食品に頼った食生活に問題があると指摘されている。

酒井先生にカヤのおやつの相談をしたら、
「厳重な指導」というほどではなかったけれど、
新奇蛋白質を含むものとして、
ラム肉や馬肉、サーモン、タラなどを勧められた。

黒犬たちには、ニンジンやゴマを練りこんだ
クラッカーなどを手作りしていた時期もあったのだけど、
おやつだからといって、何もお菓子風にしなくていいのだ。

ということで、まずはラム肉やサーモンを買ってきて、
1、2日分の量に小分けして凍らせた。
以降、それを小さく切ってゆでたものを
トイレが上手にできたときなどの、カヤのご褒美にしている。
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ブナが逝って、丸2年

2015-01-13 | 犬&猫との暮らし
仏教の法要でいうと、今日はブナの3回忌。
連休中、房総に行っていた妹たちがまた、
バラやストック、水仙、スターチスなど、
たくさんの花を買って来てくれた。

甘い香りが漂う部屋の中で、3頭の写真に目をやる。
逢いたいなあ、ブナ、クリ。
もちろん先に逝ってしまったトチにも、逢いたい。

ブナは素直でビビリだったから、
「はいっ! ちゃんとこっちを見る!」ときつく言うと、
カメラ目線をくれたっけ。


「ちょっと、ちょっと、トチ、こっち向いてってばぁ!」
という時にも、ブナは「はぁ~い」って。


クリは体力がなかったから、すぐ疲れてへたばっちゃったね。

水たまりがあると、いつも「ダメだ」って言ってるのに、
必ずビシャビシャと入っていく。


「ブナーっ! ダメだって言ってるよ!」という声に
「あ~あ、叱られちゃった」って困ったように振り向いて、
「やっちゃったね」とうろたえるのは、いつもクリ。

私の寿命を5年短くする代わりに、
1カ月だけ3頭との暮らしを取り戻してあげる
と神様が言ったら、お願いしたい。

そして、1カ月経った最後の日に、
黒犬たちと一緒に、
煙のように消えてしまえたら、ステキなんだけどなあ。

あっ、ダメ、ダメ。カヤがいたんだっけ。
カヤを最期まで看てあげなくちゃね。

ブナとクリの闘病の日々があったから、
カヤの発症も、これからの闘いも、怖くない。
あの子たちがいなくなった痛みを想えば、
何も怖くない。
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