11月下旬の連休に犬たちと出かけた先は、茨城県那珂川河畔の馬頭という温泉郷がある場所で、知り合いの造形作家のプレハブの倉庫で寝泊まりしたのですが、その庭にタープを張り、のんびり過ごしていました。囲いはありませんが、犬たちは放し飼い。
外でくつろいでいると何やら小バエみたいな虫がさかんに飛んでいて、犬たちにもたかっていました。潰すと血が滲む。ということは吸血虫? 形からすると、どうもブヨみたい。寒くなったのにまだ飛び回っていたのです。
ブヨはアブやハエに似た体長2~7mmの虫で、メスの成虫が血を吸います。刺された直後は痛みもなく気づかないことも多いのですが、痒みがだんだん強くなり赤く腫れて、熱を出す人もいるくらい厄介なヤツなのです。
そういえば、カヌーのツーリング中、男友達が足を刺され、くるぶしがなくなるくらい腫れてしまったことがありました。私も刺されたことがあると思いますが、腫れるということはなかったと記憶しています。
でもって、犬たちにたかっていたので、彼らのお腹などを確認してやると、なんとかなり激しく刺されていたのでした。でも、痒そうにはしていませんでした。ブヨは刺すというより、噛みつく、食いちぎるという感じなんですね。あららと思っていると、妹が「おでこにブヨが!」と言いながら、私の眉毛の上辺りをパチンと叩いたのです。ブヨめ、なんで、こんなところを刺すか。
帰宅後、犬たちのお腹を見てみると、もうすっかり赤味も退いていましたが、私のおでこはというと、きっちり噛みつかれた痕が残り、その後10日余りずっと痒かった。未だに痕が残っています。恐るべし、冬のブヨ。
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