カレンダーをまた1枚めくって、早くも4月。今日は久々に自宅でゆったりした休日を過ごせる日。朝の散歩もたっぷりと時間を取って、のんびり河川敷を歩いた。
桜の名所・東京上野公園では、もう桜が開花したようだが、毎朝散歩に行く河川敷の桜はまだつぼみだった。
そういえば、2月に桜のつぼみを眺め、はっとして詩を書いたのでした。
冬の桜
葉を落とし
幹に力を蓄えて
冬をやり過ごし
二月ともなると
もう準備している
固く小さなつぼみを
寒風にさらして
きっと来る明日に
命をつなげようと
天を指す桜の枝、枝、枝
取り巻く環境の変化を
強くしなやかに受け入れて
一年にたった一度の晴れ舞台を
毎年必ず成功させる
その息吹の
確からしさに触れるとき
自然の営みの偉大さを
思い知らされる
冬の桜に
生命の在り方を教えたのは
いったい誰?