<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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わが家の場合、年末に大掃除をして奇麗に清められた自宅で厳かに新年を迎える、なんてことはまったくなく、年末から年始にかけての連休を利用して日頃出来ない片づけをすることがほぼ恒例になっている。

3年ほど前、まだ独身だったわたしは堆く積まれた雑誌や書籍の中の谷間で新年を迎えたことがあり、嫁さんをもらった今も大差ない伝統を誇っている。

今年は家具の不足が懸念されていたなかからチェストやラックを追加すべく新年早々大阪市大正区にあるIKEAを訪れた。
安くて丈夫な家具を購入するためであった。

昨年大阪に誕生したIKEAは連日大混雑を極めていた。
なんばから出ているシャトルバスはいつも満員。
休日には駐車場も一杯になり車を簡単に乗りつけるということができなかった。
さすがに年も改まると「見るだけ」のお客は減っており、以前ほど混雑している様子は見られなかった。

とはいえそこは世界最大の家具小売チェーン。
他のお店と比べると混雑していたことは間違いない。

嫁さんと一緒に家具を品定めして、あれやこれやと決定して倉庫ゾーンまで来たところ、以前はなかった筈の「アウトレット品」コーナーができていた。
売れ残り、訳あり商品を展示即売するコーナーだった。
ちょうどテレビ用のラックが欲しいとチェックしていたのだったが、欲しかった製品そのものがアウトレット品として出品されていた。

「これ、どこが問題なんですか?」
とコーナーの店員さんに訊ねると、
「裏板が一枚欠けているんです。それとここに傷。」

傷があるとはいえあまり気になるようなものではない。
それに裏板の欠けている部分はビデオデッキを入れるところなので裏板の無い方がむしろ配線しやすく便利が良い。
価格も通常品と比較して10000円も割安だったので買い求めることに決めた。

問題は家までの配送なのであった。

ご存知の通り、IKEAの製品はノックダウン方式(組み立て式)でお客が自分で家まで持って帰るのが原則。
アウトレット品とて同じこと。
自分で自分の車に載せて持って帰らなければならない。

購入した製品の寸法は幅約1.2m、高さ約1.6m、奥行き40cmであった。

「ギリギリ、車に乗るんちゃうの?」
という予測。

で、購入してからとても普通のバンには乗らないことが判明。
大変なことになった。

「これ、解体してくれるんですか?」
「工具をお貸ししますから、お客様で解体をお願いします。」

冷たい対応なのであった。
もちろんセルフのお店だから暖かい笑顔で「お客様で」と冷たい対応をされたのであった。

「じゃあ、貸してください」

と貸してくれたのがドライバーやペンチなどの「アナログ工具」。
私はてっきり電動工具ぐらい貸してくれるのではと思ったのだったが、非常に甘い予想であった。
サービスカウンター近くのカーペットの上にラックを寝ころがして、いざ解体。
解体の指導もしてくれず、自分で順番を考えながらの作業となる。

「大変でしょう?」

とアウトレットコーナーで対応してくれたスタッフが明るい笑顔で詰めたい対応。
ちょっとは手伝っていただきたいくらいなのに、それは私の我がままか。
ちなみに解体した部材の梱包もセルフ。
タダで貰える梱包材は無い。

そんなこんなで解体時間約1時間。
10000円の価格差には解体労働の費用も含まれていたのだった。

ということで、IKEAでアウトレット品購入。
次回は十分注意したいと思ったのであった。

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