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東京五輪組織委員会会長の森元首相の失言問題。
ついに本人の退任記者会見で決着を見るようだが、後任がなかなか決まりそうにないし、あの人がやればあの人が文句をつける、という状態なのでどうなることやら。
正直言って文句は言ってもいいけど、少々行き過ぎじゃなかったのか、と言いたくなる。
森元首相の発言を非難している人の中にはややこしい人々が少なくない。
二重国籍の疑いを晴らしもせずに国会議員をしているあの人や、「天皇なんかいらない、気持ち悪い存在だ」と堂々といっていた国会議員のあの人がいるくらいなので、どっちのほうが大きな問題なのか冷静に考えてみたほうがいいように思う。

しかも、このくだらない失言問題を煽るマスコミ。
どのチャンネルにあわせても同じニュースが流れ、お決まりの街中インタビューで「許せません」などと通行人に言わせる始末。
責任はもたないけどマッチポンプ式に自身でどんどん煽って視聴率を稼ごうとするその根性が元首相の発言よりも不愉快である。

考えてみると今回の東京五輪はスタジアムの設計ボツで始まりマラソンコースの札幌開催とかトライアスロンの水泳コースが臭くてだめだとか、コロナだとか失言だとか。
オリンピックの競技とはまったく関係のないところばかりに注目が集まっているように思わないでもない。

開催するのかしないのか。
もう2兆円も使われていると言われているのに、メインのスポーツではなく失言で盛り上がる東京五輪。
これっていったいなんなのよ。


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