<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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板東英二が脱税をしていて、悪質だからテレビに出すのは禁止だよ。

という記事がここのところ芸能欄を騒がせているけれども、脱税はだめでも談合は良いというのが、芸能マスメディアの倫理なのだろうか。
というのも、板東英二は脱税で国をちょろまかしたわけだが、みのもんたは談合で横浜市に損害をかけた過去があり、その時に一部の週刊誌を除いてほとんどだれも、
「みのもんた、テレビ・ラジオから追放!」
なんて叫ぶことがなかったのだ。

だから、この世界、つまり芸能界のルールでは脱税は悪だが談合はOK、という倫理があるのかもしれない。

それにしても形式ばかりの良し悪し論議には辟易とするものがある。
板東英二が脱税をしていて罰せられる。
これは当然のことであり、いかに元中日ドラゴンズの選手であったとしても阪神タイガースファンの私には関係のない話でもあり、優遇する必要はまったくない。
税務署を怒らせると恐ろしいことは、かのアル・カポネも身をもって知っているくらいだ。

ところが、ここの妙ちくりんなパワーバランスが存在して、名古屋のテレビタレントは☓だが、首都圏のタレントは○なんて理論が、もし万が一まかり通っていたりしたら、それはそれで正義に反する。
板東英二罰するのであれば、水道メーターの談合で摘発された会社の社長たる(当時)みのもんたが罰せられても当然ではないかと思えるのだが、現実は違うようだ。


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