<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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一昨日、都内のビジネスホテルで熟睡していたら、突然非常照明が点灯した。

蒸し暑さも手伝って目が覚めるとエアコンは止まっているし室内の電灯は点灯しない。
テレビも駄目でパソコンはノートだから問題ないけど充電できない。

「ついに来た。その時が来たのだ」
と私は思った。
目がパッチリと見開いたのは言うまでもない。

首都圏の電力不足でいつ東京電力の発電容量を消費容量が超過してブラックアウトが発生するのかと、この夏はこの話題で持ちきり。
電車も公共施設も、会社もどこもかしこも節電節電。
天井の蛍光灯は半分くらいは消灯し、看板ももちろん消灯。
暑くても「エアコン設定温度下げてんか」と言うことができない雰囲気が首都圏には溢れている。

そんなこんなで都内で宿泊していたものだから部屋の非常用照明点灯は間違いなく一大事。
昼間の停電を心配していたら、実際は夜中に停電したということか。
時間は午前3時になるところであった。

私は真っ暗闇になった東京の町並みを見るためカーテンを開けた。
すると、なんと、どこもかしこも変化なし。
街灯は煌々と灯っており、信号も普通。
マンションの階段の蛍光灯もついていて、なんら停電になっていない。

要は私の部屋だけがブレーカーか電気系統の関係で停電になり、非常灯が点灯したというわけだったのだ。

「申し訳ありません。7階だけが調子悪くて」

とはフロントのお姉さん。
調子悪い階に宿泊した私も不運だったが、宿泊させたホテルもホテル。
あえて名前を書かないのは、久しく訪れていないヤンゴンのホテルを思い出し、懐かしく感じたからなのであった。
停電もおつなもの。
私の部屋だけであれば。文句をいうこともなかろうて。

すわ、停電か!
結果は地域限定、スポット的な停電事件なのであった。

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