goo blog サービス終了のお知らせ 

宇宙エンタメ前哨基地

<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム

頑張れ!兵庫県の井戸知事。次はないから安心してね。

2021-04-17 15:29:57 | 時事
団扇で口を隠すとコロナウィルスの飛沫感染防止に役立つ。
そんな説を勝手に作って広めようとしたのが兵庫県知事・井戸敏三さん76歳、自治省出身。
扇で口元を隠して「ホホホ」と笑うアメリカ映画に出てくる芸者を想像したのが笑えるのだが、この団扇に700万円の血税を使ったその感覚は嗤えないのだ。
兵庫県の県庁所在地・神戸市の衛生担当者からは、
「そんなことを勝手にされて蔓延することになったらどうするんだ!」
とテレビを使って批判され、県民からは無駄遣いと批判をくらい食事用団扇はどうやらお蔵入りしそうな雰囲気だ。

で、この井戸さん。

コロナが始まってから「ダメ知事」の代表として取り上げられることも多かった。
兵庫県民からは、
「兵庫県は大阪府に合併させてください」
というネット上の意見を頻繁に見るようにもなった。
以前は、
「尼崎市は大阪府でいい」
というように工業地帯や町工場が入り組んだゴミゴミした地域は大阪府へという大阪をバカにしたようなコメントが目立ったものだが、吉村知事を頂点とする行政の人々の頑張りでそのイメージは一変した。

ということで井戸さん。
兵庫県民に選挙の大切さを痛感させた、その業績は間違いない。
で、次はないから安心してね。

グレタ像、360万円なり

2021-04-01 15:42:29 | 時事
あの学校にも行かずに「環境が悪い!」と常に怒りを顕にしているグレタ・トゥンベリー。
縁もゆかりもないのにこの娘の銅像を建てた酔狂な大学が英国に現れた。
ウィンチェスター大学。
ウィンチェスターといえばジョン・ウェインが映画の中で持っていたライフル銃を思い出すが、この場合は英国の地名なのだ。
キング・アーサーにゆかりのある歴史の街なのだが、何を思ってグレタ像を建立したのか。

この意味不明のグレタ像建立にかかった費用が約360万円。

大学というところは少なくとも日本の場合、お金をいかに工面するのか終始汲々としているというイメージがある。
とりわけ国立大学は大変だ。
私が知りうる限り、旧7帝大でさえ予算獲得に苦労している。
よってどこの馬の骨か、中国の回し者かわからないような者を銅像にしようなどという発想が出てくるわけがない。
今回のニュースを知るに及び、海外の大学はもしかすると予算が有り余っている上、コロナで頭がおかしくなっているのではないかと疑ってしまったのだ。

こんな銅像、どこかの国の少女像と同じように不愉快で無意味なものに感じるのは私だけだろうか。

黄砂、PM2.5、コロナの中国

2021-03-29 20:49:35 | 時事
「窓を濡らさずにワイパーを動かさないでくださいね」
と言ったのは今朝のNHKのラジオニュース。

黄砂を払わずにワイパーを動かすと自動車のフロントガラスに傷がつくというのだ。
私は傷をつけたことはないけども、車の上に黄砂が積もってそこに雨が降ってシミになるのが大いに迷惑ではある。

それにしても中国の迷惑なこと。

黄砂にPM2.5。
挙句の果てはコロナウィルス。
ミャンマーでは国民を撃ちまくっている国軍を支援。

でも、何も言わない我が国の外務省。
どうなっとるんじゃい!

民主主義 vs 独裁主義

2021-03-14 08:57:13 | 時事
冷戦が終わった、と言われていから早いもんで今年のクリスマスがきたら30年が経過する。
今から30年前のクリスマスの日にソビエト連邦が終焉を迎えたのだ。

このソ連崩壊の少し前に湾岸戦争と天安門事件があった。
今になって思えば中東の中世的きな臭さと中国の覇権主義がその姿を見せ始めた兆候だった。
ソ連崩壊が一段落ついたら、9.11世界同時テロとアラブの春があった。
やがれサダムもカダフィも処刑された中東は力による均衡が崩れ始めた。
習近平や金正恩、プーチンは処刑されずに生き残り、金はともかくその影響力は次第に増している。
とりわけ中国はせっせと銭稼ぎの方法を切磋琢磨して人口の多さも手伝い日本を抜いて世界第二位の経済大国にのし上がった。

力によるバランスを失った中等と、銭を溜め込んだ中国がここにきて本性を剥き出しにし始めている。
独裁主義による世界統一だ。
中東はともかく中国はその本性を剥き出しにしてコロナ禍をきっかけに思惑実行に移り始めている。
まるで「鷹の爪団」を地で行っているような展開でやっていることは歴史教科書に出てくるような19世紀的帝国主義だがその中身は笑えないことが多いのは世界中の人が知っているところだ。

この中国や中東に見られる独裁主義に民主主義よりも優れている点があることが図らずもコロナ禍で判明。
人権抑圧、情報統制がパンデミックの制圧に有効であることが明らかになっている。
冷戦で勝利を収めた民主主義はパンデミックで独裁主義に敗れるのか。
その瀬戸際にきているというのが顕になっているのがミャンマーの情勢だ。

クーデターを犯した国軍の背景には中国が存在があることは明らかで、それに抵抗する国民側にはその他多くの国々が付いているが何もできないというのが現状である。
国軍がこのような行動に走ったのはこれが初めてではない。
しかしこれまでと違うのは国民のほとんどがこの10年間に民主主義を享受し、国が急速に発展し始めたことを肌で感じていたことが大きく異る。

なんでも今回は政府側にも国軍につかずに反旗を翻している者が多いという。
国鉄に至っては組織を上げて軍に抵抗しているということがSNSで伝わってくる。

冷戦時代の東西対立の象徴がベトナム戦争だったとすると、ミャンマーのクーデータによる民衆vs国軍の図式は、今世界にける民主主義と独裁主義の対立の象徴と言えるのかも知れない。
もしそうであるのなら世界は総出をあげて民衆を支える必要があることは明らか。

役人と民間人の飲み会で揉めている日本のできごとなど、いかにくだらないことか。
十分に考える必要がありそうだ。



和歌山北部の群発地震

2021-02-16 06:26:29 | 時事
土曜日の夜、東北地方をM7を超える地震が襲った。
幸いなことに震源がかなり深いところだったので津波が起こらず2011年のような事態には至らなかった。
しかしながら瞬発的な揺れは前回を上回っていたのか大規模な土砂崩れが複数箇所で発生。
新幹線などのインフラ設備も大きな被害を受けており被害は甚大だ。

私も仙台を中心に知人や仕事でお世話になっている方々が多くいるのでいささか心配だが、怪我をしたというようなことを聞いていないのでまずは安心というところか。

安心できないのは、和歌山県北部で発生し続けている群発地震。

昨日、自宅で設計業務をしていたら家が「メキッ」と音を立て、続いてガラス窓や障子がガチャガチャ音を立てて比較的大きく揺れた。
「お、地震や」

とっさに東北地方で大きな余震があってここまで揺れたかと思いテレビのスイッチを付けた。
NHKは国会中継をしていて何事もない様子。
東北の地震じゃないようだ。
と思っていたらニュース速報で和歌山県北部で地震。

気象庁のサイトを見てみると和歌山県北部で震度4の地震発生。
大阪府南部は震度3とある。
その後私の住んでいるエリアは震度1だったらしいが、そんなことないやろという揺れなのであった。
ちなみに伊丹市内にいたカミさんは「何も感じへんかった」とのこと。

気象庁のサイトを見てみるとその時の地震以上にびっくりしたのがここ数日というもの和歌山県北部では数十分から数時間おきに頻繁に地震が発生していること。
私の感じた地震の30分あとにも地震があり、今朝までにも数回揺れている。

東北地方の地震も心配だが、和歌山北部の群発地震は地元に限りなく近いので非常に気になっている。
和歌山県と大阪府の間にまたがる和泉山脈は中央構造線の一部でもある。

大型地震発生に要注意が必要だ。

どうなる?私鉄の運賃よりも気になるもの

2021-02-08 07:17:10 | 時事
近鉄電車が「値上げするかも」と報道されていたのは昨年の秋。
コロナで利用者が減ってしまい鉄道事業が現在の安価な運賃ではやっていくのが難しいというのがその背景だった。

先週末に関西各私鉄の経営状況が発表されたが各路線とも厳しい内容だ。
とりわけ阪急・阪神電鉄は赤字額が大きくびっくり。
この路線は関西でも最も人口が多く、かつ世帯収入も多い人達が住むエリアを走っており阪神はともかく阪急が赤字なんて信じられない状況だ。
なんでも鉄道事業だけではなく、百貨店、スーパー、阪神タイガースなどの関連事業がコロナで軒並み大きな減収。
その影響をもろに被っているのだという。

このままの状態がいつまで続くか不透明だが、コロナが終わってもリモートワークの普及などで利用者が以前より少ないとなると運賃値上げもありうるだろう。

それよりも何よりも阪神タイガースの選手年俸はどうなるのか。
なにかとホントかどうかわからないがケチンボで有名な球団だけに運賃にもましてタイガースの行く末が案じられる。

クーデーター

2021-02-01 17:06:58 | 時事
以前訪れたミャンマーの写真を見て、
「早く旅に出たいな」
思っていたのはつい先週のこと。

そのミャンマーでクーデターが発生した。

もともと東南アジアの国はクーデーターが頻繁に発生する。
ミャンマーのお隣のタイはクーデターが一時期名物になっていて、何年かおきに必ずクーデターが発生して政権が変わっていた。
しかし元首である国王がしっかりしていて、かつ国民から圧倒的な支持もあり国を挙げて混乱するということはなかった。
確かタイは今もクーデーター政権のままだ。

そのお隣ミャンマーは少し違う。
国王がいない。
国王は日本が明治維新を達成したまさに同じ年にイギリスに捕縛されてインドに流された。
以後、第二次世界大戦が終わるまでミャンマーはインドの一部としてイギリスの植民地なのであった。
だから今は大統領が国家元首ではある。

そのミャンマーの民主化が始まったのはちょうど10年ほどまえ。
アウン・サン・スー・チー率いる国民民主連盟が主導して民主化を引っ張ってきたがここにきて壁にぶち当たったようだ。
総選挙での国軍系政党の惨敗や、民主化が進むにつれてきっと軍の側に不満が溜まってきていたのだろう。

急激な変化は歪を生む。
ミャンマーの民主化もここに来てロヒンギャ問題なども相まって複雑になりつつあった。
来るべくしてきた大きな山。

ミャンマーがどう乗り切るのか。
中国がちょっかいをだしてくるのか。
暫し注目に値する出来事なのだ。

午後7時のオーダーストップ

2021-01-28 16:43:59 | 時事
「残業したら晩御飯は自炊かコンビニ弁当」

昨年東京へ単身赴任で転勤したという元同僚がため息交じりにつぶやいたのは先週のこと。
なんでも一人暮らしなので夕食は外食をしたいが、少しでも残業があると自宅の近くの駅にたどり着くのが7時を過ぎてしまい外食の機会を逸してしまうという。
「自炊はしんどい」
と私同様に自分で料理をすることなどなかったオッサンの一人暮らしにはかなりきついものがあるようだ。

ある日の夕方。
得意先との急な打ち合わせで、南海電車の某駅で下車。
駅前の居酒屋さんの前を通りかかると、
「ラストオーダー7時。8時まで営業しています。是非、お立ち寄りください」
みたいなことが書かれていて、思わず、
「頑張れ!」
とつぶやいてしまった。
時刻は午後6時前。
打ち合わせが6時からだったので終わってから立ち寄るには、かなり難しい。
7時を過ぎるのは明白だからビール一杯を飲むこともできない。
その隣の立呑屋さんでは仕事帰りと思われる女性が二人、丸テーブルでぽつんと飲んでいた。
午後7時のオーダーストップまでの1時間。少しくリラックスタイムということなのだろうか。

緊急事態は延長の見込みという。
まだまだ気楽に飲めそうにないのが辛い午後7時のオーダーストップなのだ。

無意味の塊:非常事態宣言

2021-01-14 10:24:18 | 時事
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
漫才師ツービートの往年の持ちネタ。
決まった規則でも集団で無視すればちっとも怖くないというやつで、現在の北野武の数々の発言のスタート地点と言っても良い名文句でもある。

この「赤信号」の部分を「非常事態宣言」に、「渡れば」を「破れば」に置き換えると現在の状況になる。

罰則規定がなにもない非常事態宣言はコロナ禍が1年も経過して「あたりまえ」の状況になってくると、正直なんの効果もないんじゃないかと思われてならない。
前回の春の宣言は志村けんや岡江久美子が亡くなってそれなりに緊迫感があったし、非常事態、そのものが目新しく恐ろしく、多くの人や企業がそれに倣えをしていた。
ところが夏を経て、秋を経て、Go to TravelやGo to Eatを経験してしまうと、重症化するのはごく一部の人で、多くは重症化しないし、無症状もある。
それに毎年大勢が亡くなるというインフルエンザと比較しても、その致死性は著しく低い。
少なくとも日本では。
ということになってしまっている。

今回の非常事態宣言。
出す前に有効な罰則規定や命令を出さなければほとんど無意味になっているのではないだろうか。
少なくとも電車の中でマスクをしていないと罰金を取られる程度のことはあって然るべき。
助成金を出す代わりに休業要請に従わないと開業許可を取り消す、ぐらいの手段は必要なんじゃないか。

ゆるーい社会が重大事態を無意味にしている。
悲しいかな逆の社会体制・中国が封じ込めに一見成功しているのは、こういう違いがあるのだろう。

懐かしのプミポン国王

2020-12-14 01:19:48 | 時事
タイへ初めて訪れた時、多くの家に国王の写真が掲げられていたのが印象的であった。
バスの車窓から。
運河を行く観光ボートから。
商店のあちこちに。
という具合に。
どこかの国のように強制的に将軍様の写真を掲げるということはなく、みんな敬愛の気持ちから掲げていたのが印象的なのであった。

今も古い家に出かけると昭和天皇のお写真を掲げているお宅がないとも限らないが日本ではあまり見なくなった光景なのであった。

タイといえば王室。
前国王のプミポン国王は国民から慕われ、国王自身もタイ国の民主化を自ら主導して国名もシャムからタイに変えたような方なのであった。
その力は君臨すれども統治せず。
凄く親しかった日本の皇室のそれをモデルにしていたとも言われ、ともかくタイ国が第二次世界大戦前に日本と共に唯二のアジアにおける独立国家であったその基礎をなしていたというのは間違いない。

病に伏せる直前まで国内を行幸して国民を叱咤激励。
軍と警察がタイ名物のクーデターなどで戦闘状態になった時は双方を呼び出し争いを終結させ、その手腕は国民からの絶対的信頼を思っていたのだった。

この優秀な王様にして子育ては恐らく失敗したのかもしれない。

プミポン国王亡き後即位した現ワチラーロンコーン王は国を父ほど愛さず好き勝手。
国民の顰蹙を買っている。
とりわけ若い世代の国民からの信頼を著しく失っており、今後の動向が心配されるところだ。

そもそも即位前から評判が良くなかった現国王。
できれば国民からは次女のシリントーン王女が王位を継承してもらいたいという要望が強かったのだという。
シリントーン王女は前王のように国を思うお気持ちが強く、とりわけ教育への関心が高いという。
相貌も現国王よりも前国王に良く似ている。
度々来日もされ、千葉県知事・森田健作のファンでもあるという。

ということで、タイのデモのニュースを見るにつけ、プミポン国王が懐かしくなってくる。
日本人という外国人から見てもそう思うのだからタイの人たちの思いは切実だ、と思う。