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宇宙エンタメ前哨基地

<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム

電車運賃、値上げラッシュ!

2022-05-03 13:38:33 | 時事
考えてみれば電車の運賃というのは、この30年間よく頑張っていたと思う。
値上げされることがほとんどなかったからだ。
JRを例にとると1987年の民営化後に値上げがあったのはたったの1回きり。
それも消費税率のアップに伴って実施されたアップ分だけの運賃増で、いたって良心的なものなのであった。

ボロっちい電車からキレイな電車になって、ほとんど全部が冷房完備になって、本数もそこそこ増えて便利に、となっているのに運賃は据え置き。
偉い!
と一言称賛に値するインフラビジネスでもあった。

それが一昨年からの新型コロナ禍で一変。
ドル箱だった首都圏、関西圏鉄道は乗車率が激減して軒並み赤字に。
働き方も変化してしまったので乗客数も元になかなか戻らない。
おまけに燃料費と電気代の上昇で収入は減るわ支出は増えるわでエライコッチャなのだ。
だから運賃を維持するのは難しいということで各社値上げ申請が話題だ。

中でも突出して値上げ幅の大きいのは先週発表された近鉄電車。
最大2割近くの上げ幅ということなので、近鉄電車に生活を依存している奈良県は大変だと思う。
奈良県知事は何を考えているのか、
「運賃値上げは許可しない」
と市民に味方したつもりで宣ってみたものの、その市民から、
「民間事業を権力で締め付けるとはけしからん!」
と予想外の反発を食らって現在のところだんまりを決め込んでいる。
そもそも運賃については国交省の管轄で地方自治体の認可仕事ではない。
次の選挙ではたぶんお年もあって新しい知事が選ばれるであろう。

ということで電車も値上げで増々物価高騰の要素が増えた。

国境の観光船

2022-04-25 09:09:22 | 時事

現在進行中で捜索活動が行われている知床の観光船。
なぜこういう観光が今、なのか。
誰も何も言わないので指摘しないほうがいいのかもしれない。

今回の観光船の事故はロシア国境まですぐそこで発生した。
そして今、ロシアが何をしようとしているのか。
日本人なら恐らく知らないものはいないと思う。

北海道沿岸でロシア海軍の艦船が動きを活発化させ、北方領土や樺太では陸軍の訓練が盛んになっている。
これはただの演習?
だれもそんなことは考えないだろう。
ロシアにとって我が国は19世紀以来の仮想敵国。
実際に20世紀初頭には戦争になってロシアが負けている。
今、日本にはその気がなくても向こうはなんでも自分たち優先で考える。

自衛隊の動きがまったく報道されず、FBでは自衛隊の軍事とは関係ない活動が頻繁にアップされるようになった。
国民を安心させるためか。はたまた何か国防に関する任務を遂行中なのか。

そんな中、時化の海に観光で繰り出し災害に遭遇。
地元船舶関係、海上保安庁、警察、そしてロシア侵攻の防備に備える自衛隊を繰り出し捜索活動。

観光の自由もあるだろう。
生活もかかっているかも知れない。
でも責任は誰とどこに?

素直に同情できない海難事故が今起こっている。

ジョンソン首相の交通手段

2022-04-11 08:43:59 | 時事
英国のジョンソン首相がキーフを電撃訪問。
ウクライナのゼレンスキー大統領と直接の対面を行い支援体制なのどを伝えた。

英国首相の行動力にも感銘だが、このニュースで最も気になったのはジョンソン首相はどういう手段でキーフを訪れたのかということ。
数週間前にチェコ、ポーランド、EUの首相が列車でキーフを訪問したが、そのときはまだロシアのキーフ攻撃前だったと思うのでインフラも維持されていたと思う。
しかし今回はどうやったのか。

英軍機でキーフに入るとロシアから丸見えなので適切ではないし、英国の軍用車で陸路入ったのか。
メジャーな国家の首相だけに万が一があっては事態は普通では済まない。

チェコの首相らと同じ鉄道なのか。
はたまた偽装したバスなどの手段なのか。
ヨーロッパでの英国のポジションを認識するニュースなのであった。

意外!国連人権委員会 理事国停止にミャンマーが賛成票

2022-04-10 17:14:12 | 時事
TVでも新聞でもあまり報道されていないけれども、先週末に決議された国連人権委員会の理事国からロシアを解任する決議にミャンマーが賛成票を投じていた。
中国はもちろん反対。
イランも反対。
タイやインドネシアは棄権。
なのにミャンマーは西側諸国に同調して賛成票を投じていたのだ。

これはどういうことを意味するのか。
国内でロシアや中国の上を行く人権弾圧を実行中で、西側諸国からの経済制裁も受けている。
仏教の精神からするとウクライナでロシアが働いている悪行は目を背けるわけにはいかないというわけか。
自身の悪行は別として、とりあえず「うちは人権侵害してませんよ」というポーズなのか。

国連のWEBサイトを見て、意外さにビックリした今回の決議なのであった。

住むのは都心か郊外か

2022-04-08 08:50:52 | 時事
マンションという名の集合住宅に住むのか。
それとも夢の一戸建てに住むのか。

都心の高層マンションが売れていると耳にして耐震性や火災などの防災対策、経年劣化による大規模修繕など、課題が気になっている。
そもそもどのようなスタイルの家に住むのかはライフスタイルとその考え方に密接に関係しているので、そのこともしっかり考える必要があると感じる事が多い。

例えば転勤族。
銀行や保険会社、商社に勤務する人は家族ともども転勤が繰り返されて一定値に住み続けることは少ないだろう。
これは職種が固定を良しとしない正確をもっていることもある。
だから1戸建てがいいのかマンションかとうことを考える前に持ち家がいいのか賃貸がいいのか、というところも考える必要がある。

持ち家にするとどうしても管理の問題が生じる。

ずっとそこに住み続けるのであれば持ち家は総合的に見て経済的だ。
私も今は実家の中古マンション購入する際、不動産業者と銀行からアドバイスをもらったのは、
「家賃は消えてしまいますけど、ローンは金利部分を除いて資産として残ります。家賃感覚で払っても貯金みたいに残りますから」
というものだった。

「上手いこと言うな〜、商売やな」

と思った。
でも実際にローンを終わって気がついてみると必要なのは税金と管理費・修繕積立金だけなので家賃より格安だ。
しかももしここを出るとなったら売却することもできるし、賃貸で他者に貸すこともできる。
賃貸はこうはいかない。
無理をして買った効果がここにあった。

転勤が多くて賃貸となると持ち家と比べて住む場所を自由に選ぶことができる。
もちろん家賃の多価もあるけれども、あっちに住んで次はこっち、ということが比較的容易だ。
私の祖父は堺の大店のボンボンだった。
なんと言っても母より上の叔父・叔母には乳母がいたという家柄なのだったのだ。
それが大恐慌で破産。
そんなこんなで母が生まれたころから借家暮らしを余儀なくされたが、祖父は天性明るい人だったのか転居が大好きで堺市内(旧市街)のあっちこっちを住みわたった。
だから母は市内で転校をなんどか繰り返した。

ある日、母は小学校から帰ると自宅がものけの空。
誰もいないばかりではなく家具、家財もない。
「え〜〜〜〜〜〜」
っと、呆然としていると、祖父がやってきて、
「お〜い、○○(母の名前)。引っ越したから今日から家は別の場所や」
と。
これには小学生の母も呆れて暫く何も言えなかったという。
祖父は破産して1丁四方あった自宅兼会社を失ってから堺市内の半径2km付近で3度引っ越しをした。

このように自由に展開できるのが賃貸のいいところだろう。

都心に住むのはまさにこういうポイントにあるだろう。
職場に近く通勤が苦痛にならない。
戸建ては高すぎて手が出ないので集合住宅。それでも買えないので賃貸で。
となる。
でも、結婚して子供ができたらお金もかかる子供の教育もある。
健康に育てたい。
だったら通勤が少しぐらい我慢して郊外の駅チカマンションかバス・自転車で15分ほどの1戸建てということになる。

「仙台は子育てにいいところです」
と言ったのは京都から転勤したS君だった。
「福岡は趣味にあうからいいですよ」
と言ったのは東京から転勤したサイクリング好きのHさん。

結局は不動産でびっくりするより、生き方を考える。
住むのは高層マンションか戸建てではなく、都心か郊外かでもなく生き方なのだろう。

エネルギー安全保障はロシアで開発?

2022-04-05 08:05:47 | 時事
先週の日本経済新聞で「エネルギー安全保障のためにサハリンでの開発はやめません」と言ったのはロシア人でも三井物産でも三菱商事でもなく岸田総理。
大丈夫かな?この人。

エネルギー「安全保障」でロシアと開発が安全を担保しないことは中学生でもわかるという内容だ。
ドイツを見よ。
フランスを見よ。
エネルギーをロシアに依存して、
「もう原子力なんていらないよ」
「うちは再生エネルギー先進国」
なんて自慢していたが、有事になると現実を突きつけられてアタフタ。
日本の購入分のLNGをまわしてちょうだいという事態に発展して、我々のガス料金も上がりつつある迷惑な事態だ。

それにしても日本の商社の言い分の凄いこと。
成功したら何も言わずに利益は懐に。
失敗したら四の五のごねる。
挙句の果ては「国に助けて」の下準備は都合良すぎないか。



「わらしべ長者」を知らない「新しい資本主義」

2022-04-02 16:46:23 | 時事
「新しい資本主義」を掲げて首相になった岸田さん。
ロシアのウクライナ侵攻のどさぐさで、意味もわからず説明も不十分だった「新しい資本主義」が有耶無耶になっている。
もしかするとホッとしていたりして、

「国民が忘れてくれたらいいのにね」

と思っているところかもしれない。
が、新しいもクソッタレも関係ない時代が100年ほど逆戻りして「武力で現状変更が当然」というところが隣国に出てきてしまった。
こういう時は発想力と行動力がリーダーに求められるのだが、果たしてなんでもかんでも「皆さんにお聞きして」の評論家では期待できそうになさそうだ。

正直「誰がこんなヤツ、首相に選んだんだ?」と言いたい人は多いことと思う。

この「こんなヤツ」が率いる愚策の一つにガソリン助成金がある。
石油元売りに税金から支出した金で援助してガソリンの小売価格を下げようというアイデアだ。
この政策を耳にしたとき、最初に頭に浮かんだのは、
「石油元売が着服する」
と、
「誰か石油元売りからリベート取っとるに違いない」
という考えだった。
どちらも証拠がないのでなんとも言えないが、思ったほど安くないガソリン価格を考えるとあながち間違いではないのかもしれないと思うこともある。

そもそもガソリンを下げたところで喜ぶ法人はタクシー会社かバイク便といったところ。
物流を担うトラック輸送、JR貨物、ヒコーキ、船舶はガソリンを使わない。
それに温室を多用する農業でもガソリンは使わない。
だからガソリン助成金は物価に反映されないし、法人はガソリン価格をも上回る軽油や航空機燃料に頭を悩ますことになる。

燃料高騰で助成金なら、どうし燃料を使用する法人に対して使った軽油など燃料の量に応じて控除をするようにしないのか。
きっと法人は大歓迎するし、運賃をできるだけ据え置くことにもつながるので物価上昇を食い止める一つの要素にもなる。

「そんなこと言って、ガソリンが高くなったら通勤や買い物、旅行に困るじゃないか」

と言う人も出てくるだろう。

でもガソリンが高くなると人々は自家用車や社用車とは違う交通手段を選ぶようになる。
日本は世界に秀でたる公共交通網が整った国だ。
とりわけ首都圏、関西圏はおおよそ鉄道が通っている。
それも「1時間に1本」というようなローカル線ではなく「10分に1本」だとか忙しいのになると「2分ごとに1本」というようなエレベーター顔負けの密度で走っている鉄道がある。
その鉄道駅を起点にしたバス網も助成金を受けながらもほぼ整っており臨海工業地帯の海際とか、限界村落といった超不便なところを除きたどり着くことが可能だ。
コロナが始まってから公共交通網は利用者が激減して運賃収入で困っているところでもある。
ガソリン車を利用せず、公共交通利用者が増えることはインフラ経営にメリットがある。

またどうしても自動車に乗りたい人は燃費を追い求めるだろう。
高いガソリンを購入するくらいならEVやハイブリッド、高効率内燃機関の新車を買い求める。
畢竟、普及しているようでしていないEVの普及。
ハイブリッドや高効率内燃機関により燃料消費量が激減して地球温暖化ガス排出削減にもつながるというもの。

こういう「一つ政策をとったらいくつにも広がる」という方法をなぜ、あの人とそのスタッフは思いつかないのだろう。
5000円配りたい、などと言っている場合ではないのである。

「新しい資本主義」を唱える人は「わらしべ長者」をまずは知るべきだ。

高層マンション vs 郊外の一戸建て

2022-03-24 09:11:36 | 時事
1戸1億円以上もする都内の高層マンションが売れているというニュースを目にして「地震の時が大変なのに」「火災になったらどうすんねん」ということ以外にもう一つ。

なんで1億も金を出すのに一戸建てを買わないのか、という疑問だ。

都内で一戸建てを買うのは無理かもしれないが郊外であれば1億出せばそこそこの邸宅を購入することができる。
大阪であれば大阪市内でも1億出せば1戸建てを買うことができる。
それでも高層マンションを買うのは何の魅力があるのだろうか。

投資のため?
それとも「ほら見てご覧、これが東京の夜景だよ」と言いたいがため?
はたまた「今日は終電逃しちゃったんだけど、家はすぐそこだから大丈夫!」
と飲みすぎ対策?

生活することと将来を考えると私なら1戸建てを選びたい。

まず、一戸建ては自分の土地建物。
改造するのも修理するのも自己責任。
でも自己責任だけに誰はばからずに対処できる。
「大規模修繕に同意が必要」
なんて分譲マンションのようなめんどくささはない。
大災害で被害を受けても基本自分で対応することができる。

芦屋に住んでいる知人は阪神大震災に被災した時、一番最初に取った行動が「住んでいるマンションの管理組合に弁護士をつけること」
だったそうで、これから住民同士で揉める可能性が高いので、絶対に法律家の関与は必要との判断だったという。

1戸建てならそんな面倒も必要ない。

1億も出せば庭付きであろう。
休日は庭で土いじりも可能だし、布団の天日干し、洗濯、焼き肉その他遠慮なく自宅ですることが可能だ。

通勤時間に1時間以上かかることもあるかも知れない。
しかし時代はオンライン勤務が増えている。
週に何度かオフィスに出ればいい人なら、なおさら中心部に住む必要はないわけで、自然があって空気がキレイでほのぼのできる場所が良いんじゃないかと思うのだが。

違うのかな〜。

地震大国・高層マンション 買って大丈夫?

2022-03-23 07:59:39 | 時事
首都圏の高層マンションの売れ行きがいいそうだ。
平均価格が1億円以上という高直にも関わらず人気なのだという。
どういう人達が購入しているのか大いに関心のあるところだ。
こういう人たちは「高層」というところに心配は無いのか。
大いに知りたいと思っている。

まず、先日も大型地震が発生したが日本は地震大国。
震度4以上の地震が頻発し、その都度建物は揺れることになる。
耐震、免震、色んな地震対策技術があるのかも知れないが、それでも震度5以上の地震が数回襲ってくると鉄骨の強度や鉄骨を止めているリベットやボルトの強度及び対応力は確実に落ちてくるだろう。
そういう建物の基礎的な部分に影響が出るということは不動産としての価値も地震発生ごとにドンドン下がって最終的には一般的な建物と比べて価格下落が早いんじゃないかと素人目には考えてしまう。

また実際に地震が発生したら。
高層マンションはエレベータがあって生活できるという前提がある。
しかし地震とともに停電になるわ、エレベータの点検は必要になるわ、で畢竟階段の上がり下がりを余儀なくされる。
阪神淡路大震災の時に友達の一人が武庫川団地(西宮市)の高層階に住んでいてエレベータが止まって何日も階段で水を始めとする生活必需品を持って上がったということを聞くと、
「こりゃ、住むには覚悟がいるな」
と思ったものである。

さらに地震でなくても下層階で火災があったらそこから上はどうなるのか、とか上層階で火災があったら下はずぶ濡れで再起不能じゃないか、なんて考えると増々「住むにはどうかな」と思うことになる。

高層マンションが売れている。
買うのはよーく考えてからにしたほうが良いと思うニュースなのであった。

あ、その前に億単位の財産なって無いのでそもそも私には買えませ〜〜ん。

世界最大の航空機アントノフ225破壊される

2022-03-05 05:48:28 | 時事



「うちの会社がアントノフをチャーターしたんです。明日、関空に来ますよ」
と友達に教えてもらい、「チャンス!」とばかりに仕事をサボって見に行ってから早10年近く。

その時見たのはアントノフ124で、世界最大の225ではなかったものの、B747-800もA380もビックリのその巨体はものすごく印象的だった。
第一滑走路の北の展望デッキでカメラを構えていたにも関わらず、離陸は第2滑走路から。
かなり遠目の眺めになってしまったが、それでも大きく、もっさりと離陸していく様は他の航空機にはないモッサリ感があってなかなか素敵だった。
B787やホンダジェットのように「飛行機は洗練されると鳥のような美しいデザインになる」という法則があるように思うのだが、アントノフのそれは真逆。
今になって思うと、我々の価値観が通用しないロシアの飛行機という、まさにそれなのであったのだろう。

このアントノフ124の上位機にアントノフ225という機種がある。
というか、今になっては「という機種があった」になってしまった。
世界最大の輸送機で東日本大震災でもフランス政府がチャーターして救援物資を仙台へ運んでくれた実績のある愛しい飛行機で、一昨年にはコロナ関連の医療物資を積んで数度日本に飛来してもいるのだ。

このアントノフ225が先週、ロシアの攻撃にあってウクライナの空港で大破。
その飛行機の人生(?)を閉じることとなった。

アントノフ225は1機作られただけで2機目は実現せず。
従ってもうその姿を見ることはできない。
自らを作り上げた国の攻撃で破壊されることになるとは、もしアントノフ225に意識があったとしても想像することはできなかっただろう。

ロシアにとっても自らが生み出した史上最大の航空機を自らが破壊することになるとは。
もしかすると、これは運命の暗示なのか。

数多くの悲しくかつ憤りを感じるニュースの一つなのであった。

※冒頭の写真は関空から出発するアントノフ124。